人を不当評価してないか?
昨日、図書館に返却したけど、先々週『はじめての論語』という本を借りて読んだ。
その中に時おり、「むむっ?😾」と引っかかる記述があった。
例えば、『論語』為政篇の中の
子曰く、由、汝に之れを知ることを誨えんか。之れを知るを之れを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知る也。
(先生は言われた。「由(子路の名)よ、お前に知るとはどういうことか教えようか。わかった事はわかったこと事とし、わからない事はわからないとする。これが知る事だ」。)
という章の解釈において、『はじめての論語』の著者は、最古参の子路が若い後輩たちの前で、知ったかぶりをしたのをたしなめた…とするが、『論語』では、孔子の発言の前後のシチュエーションを記さないので、どういう状況で「知るを誨えんか」と言ったか不明なのである。
もしかしたら、子路がもっと若い頃、例えば孔子に弟子入りしたばかりの頃の話かも知れないではないか?
同じ章の解釈を金谷治氏の『孔子』では、
「由よ」と孔子は親しみ深く呼びかける。「お前に知るということを教えようか」。恐らく愛すべき粗野な子路は、何かあいまいな判断をして失敗したのでもあろう。それをたしなめたものでもあるらしい。
❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️
この優しい解釈を見習って欲しいものである。
子路は、孔子に弟子入りする前は遊侠の徒であった事から、
武勇を好む→粗野である→思慮分別がない、勉強嫌い…と悪評がつくようになったと思われる😭。
勉強嫌いなら、孔子の弟子を三十数年もやってないだろうし、思慮分別が無ければ、孔子十哲の政事にはならないだろう。
子路については、この程度⁉️だが、もっと酷くついた悪評に泣く⁉️者達もいる😁
三国志で有名な曹操である😁。
『三国志演義』の普及で、すっかり大悪人にされてしまった。最近では少し評価され直してきたが、まだまだ悪役イメージに泣かされそうである😅。
周瑜も、実在はイケメンでいい武将なのに、演義のせいで、孔明に嫉妬する狭量の人になってしまった😭。
時代劇風にいうと、「ゲストAに、何かの勝負で負けて更に、懸想した女性もAにとられ、二重の恨みをはらさんとAを陥れようと画策するも失敗し、ヒーローに成敗される小悪党の家老B役」みたいな立ち位置にされてしまったのである。
後世の文学による評判恐るべし😅
見出し画像は、内容と全く無関係の、昨日の記事を投稿した後に吉香公園内の目加田家の庭で撮ったアヤメ❓。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?