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「瞑想」はどんな時にするの?に答えます。

こんにちは。宇賀神です。下記記事の続きです。「② 瞑想って何?」について書いていきます。

「瞑想」という言葉の出会い

瞑想という言葉を僕が認識し始めたのが、2017年冬のこと。

心理学を学ぶ中でよく聞くようになった言葉が「瞑想」でした。「瞑想ってめちゃいいよ〜」「瞑想は心と身体と向き合うことになる」「活躍している人、成長している人はみんな瞑想している」など、色んな意見を聞き始めたことから、瞑想に関する本と読み漁り、瞑想ワークショップへもいくつか参加するようにになりました。

そこで感じたのは、「瞑想」という言葉の捉え方はさまざまであるということでした。一番多いのが「今ここに集中すること。ジャッジ(判断)しないこと」という印象です。

本格的に学び始めたのが、「禅」の考え方を応用した瞑想でした。(その過程は上記記事で書いています。)『禅健康法』の第一人者である藤井隆英さんが主催する「禅ボディマインドマネジメント基礎講座」に参加したことがきっかけです。

藤井さんのサイトは下記です。

「瞑想」の象形文字的意味

瞑想という文字を、漢字の成り立ちからみていきます。

■『冥』
「暗い、光がない、かすか、道理にくらい、幼い、遠い、奥深い、計り知れない、神仏の作用、奥深いところ、天」などの意味
「冥」を分解すると、「わかんむり」+「日」+「六」
・「わかんむり」には「覆う」という意味があります。暗いということを表しています。
・「六日」は、本来「一六日」つまり「十六日」で、「一」は消えています。
月が一六(十六)日ごろから欠けはじめ、暗くなることを表しています。
※偏である「目」は文字通り五感器官の目です。


■『想』
「思う、こいねがい思う、おしはからう、おもいめぐらす、考える」などの意味
「想」は、「相」+「心」から成っています。
・「相」の意味は、「見る、会う、交わり合う、観察する、助ける、治める」などです。
・さらに、「相」は「木」と「目」から成っています。詳しく、正しく見るには高いところから見る必要があり、木が高いところを表しているわけです。
・「心」には、「心臓、知情意、たましい、おもい、考え、真心、中心、かなめ」などの意味があります。

「瞑想」の僕的捉え方

象形文字的意味から捉えると、瞑想とは、「今ここの自分の内側にある要(真理・感情・思考・感覚)を、俯瞰的に観続けていくこと」であると僕は考えています。

以前動画でもお話ししていますので、動画やながら聴きが得意な方はこちらご覧ください🔽

https://www.facebook.com/100011951054697/videos/988405688234457

瞑想の意味は、「目的によって変わってくる」とも考えています。

例えば、🟡大手企業などが取り入れている瞑想🟡と、僕が講師として伝えている🟢「禅」の考え方を応用した瞑想🟢は、全くと言っていいほど目的が違うものになります。

🟡:効率よく仕事をこなす。社会適応。自分を整える。集中力を高める。チーム力向上。観察力や分析力を上げる。高める・築く。Doing(する)。

🟢:本来の自分で在る。尊重と尊厳。洞察力を高める。根本の安らかさを探り続ける。待ち・信じ・寄り添い・見守る。Being(ある)。

※上記はほんの一例となります。

僕がどんな目的で物事を行うか、ということを深く考えたことがありませんでした。僕が禅の考え方を藤井さんより学んだ時。初めて「なんのために」の部分を、瞑想から考えるようになりました。

禅の考え方は、🟢の要素であるという事が、「禅療法士講座」で学ぶ中で腑に落ちました。僕が瞑想をどんな視点で伝えているか?は、🟢の要素となります。

(禅療法士講座の詳細は下記です)

瞑想はどんな時にするの?

上記を踏まえて、僕が「瞑想」をどんな時にするのかを綴っていきます。

一言で言ってしまえば「いつでも」です。もっと厳密に言えば、いつでもどこでも瞑想はできるもの、と考えています。例えば、ご飯食べている時、服を着替えている時、仕事している時、休憩中、くつろいでいる時、寝る前、いつでもできます。

瞑想のやり方については、多岐にわたります。今その時の状況(体調、天候、場所、誰といるか等)によって、どんな瞑想をするかも変わってきます。(そんな瞑想の方法を講師として伝えています)

僕は元々、瞑想とは、じっと座ってやるのもと思っていました。(お寺でじっと座って、ちょっとでも動いたらお坊さんが木の板でペシっと叩くイメージ)

でも今は、それは単なるイメージであることが分かります。

上記で書いた通り、僕にとっての瞑想は、「今ここの自分の内側にある要(真理・感情・思考・感覚)を、俯瞰的に観続けていく」具体的な方法です。

自分の身体の内側で起こっていることに気づき、受け入れ、認めていく。それが僕が一番苦手としていることです。

気付いたら1〜2時間経って、肩首がひどく凝ってしまう。誰かから言われたあのひとことにモヤモヤしたのに、その気持ちを無かったことにしてそっとしまい込む。目先の物事をこなしている時はなんともないのに、家に帰った瞬間にどっと疲れる。1ヶ月に1度必ず風邪をひく。など、あげたらキリがありません。

本当は元気に穏やかにいきたいのに、波風の振れ幅が極端に大きかったんです。そんな状態であることにも気づくことができていませんでした。

①今の自分の状態に気づく(思考・感情・身体感覚)

②自分の状態を「待ち・信じ・寄り添い・見守る」

③自分の心・身体・呼吸を労り・いつくしみ・感謝する

④結果的に心地よくなっていく。安楽な存在になる。今を問い続ける。

僕は、瞑想をするとき、上記4つのステップに分けています。禅療法士として瞑想誘導するときのポイントにもなります。

最後に

いかがだったでしょうか?この記事では、僕の「瞑想」についての捉え方について書いてみました。ご意見やご感想あれば、コメントいただけたらとっても嬉しいです☺️

この記事はまだまだ続きます。こんなことを書きます。

・「禅」とは?

・禅療法士ってなにするの?

・瞑想誘導で行っている流れ

※第1弾記事はこちら🔽


語句解説

■マインドフルネス(mindfulness):状態

仏教用語サンマ・サティ(漢語 : 正念)の英訳が語源。
サンマ・サティは、「常に落ち着いた心の状態」という意味。
マインドフルな状態とは、今ここの自分の内側(感覚・感性の現在地)を、
心地よいを味わいながら探り続けていくということ。

■瞑想(メディテーション):方法

マインドフルな状態であり続けるための具体的な方法の部分。
世界に300以上の瞑想法があり、「何のためにやるのか?」という目的によってその方法は様々である。
瞑想とは〇〇という答えは、その人によって変わってくる。

■bosatsuマインドフルネス

待つ・信じる・寄り添う・見守るを軸にしたマインドフルネス。
仏法・禅の考え方を根本とし、自分自身を問い続ける(洞察する)ことにより、
自分の内側の状態を、心地よさと共に探り続けていく実践。
結果的に、安楽な存在になっていく。

■禅セラピー

bosatsuマインドフルネスを、具体的なワークに落とし込んだもの。
仏法・坐禅の作法をベースとした、調身調息調心メソッド。
(藤井 隆英さん主宰 身心堂Zafuプロダクト)

■禅療法士とは?

詳細はこちらをご覧ください。

今日もご覧いただき、ありがとうございました。また書きます。

宇賀神

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