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ワンルームマンション投資の罠 連載遍② 営業トーーク

https://note.com/uents_2020/n/n5260501dfc29

連載遍②です!宜しくお願いします。僕がワンルームマンション投資でドツボにはまったお話の続きです。では参りましょう。


営業マンとは都内のホテルのロビーで会った。
どんなゴリゴリの営業マンぽい人がくるのかと心配になった。
来たのはなんとも人の良さそうな感じの人

コロナ渦で飲み会もないし時間はある。話聞くだけ聞いて、最後は普通に断ればいいやと。

資産形成の話を初日はしてくれた。
老後の資金をためておかないといけない。みんな気づいていないが社会保険料だって天引きで年間約70万も払っている。
日本はインフレを目指している。貯金を持っていても目減りしていくだけですよ。不動産はインフレリスクに強い。
しかも大阪の不動産は大注目で、資産価値も落ちにくい。

など、たしかに凄いタメになる話だった。

僕の会社の名前を出すと大手メーカーだったこともあり、知っていた。
さらには、商談に行ったこともあると言っていた。具体的に人の名前まで出てきてびっくり。

どんどん信用してしまっていた。これがロクに計算しないことに繋がってしまった。

ローン完済までのシュミレーションも出してくれた。
35年ローンで27歳から始めれば62歳でローンも完済できる。
そこからは年金代わりになります!とのこと。

いまこそ動くときと言われた。
とはいえ、そんないい話みんななぜやらないのか・・・

「このコロナ渦で手を打っていけるのは強い。金融リテラシーが高い方しかこの情報は入ってこない。」
「投資用のローンが組めるのは日本の人口で7%だけ。属性の高い医者や大手企業勤務者など。さらにクレジットカードなどの支払い遅延がない人など条件が限られているんですとのこと。(あークレジットの支払い遅延1,2回くらいしときゃよかったな。)」
「だから貴重なんですと。話が回ってくる時点で勝ちみたいなものなんですよ。」

うまいこというー。手玉にとられているとも知らず。なるほどー!と僕はなっていった。
※近年、医者界隈では新築ワンルームマンション投資は、儲からない話というのが定説になっており、年収500万円くらいの人に相手がシフトしている様子。

いや、でもローンって結局借金でしょ?
1Rに2,000万円借金てやばいっしょ。

ご安心ください。と営業マン。


なにっ!簡単に打ち返してきた!

「銀行もローンというのは厳しく査定しておりまして、物件なども精査した上なのです。即ち、返せる見込みの高い物件なのです。当然、ローンが出る時点で堅いのです。」
そ、そ、そうなん!え、めっちゃええやんけこれ。となった。
※よく考えれば不動産が抵当権にあるので、最悪不動産をぶん取れば銀行はいいのです。

「そんな堅い投資がなんと、な、ななんと10万円の自己資金で始められますよ!」

「給付金が出たので、実質タダで不動産が手に入るようなもんですよ」
※バカヤロウ、むしろとんでもないリスクへの一歩だわ。

そして初日はマンションの具体的な話はされずに終わった。
思い返せば、ここでバイアスが一気にかかっていた。大丈夫そうじゃんと思っていた。が、まだ疑いはある、ネットで色々調べたが聞こえの良い情報ばかりが目につき益々信用していっていた。時をもどしてくれ・・・

もうここで完全に引き込まれていた。誰でもできないならたしかに、おいしい話が回ってきてもいいはずだな・・・馬鹿か俺は・・・もう話を相手から持ってきている時点で美味しくはないのである。


※注意書き
重ね重ねではありますが、不動産投資そのものは賢くやれば、魅力的で他人資本を活かした素晴らしい投資です。本記事はそんな不動産投資の失敗の一例の紹介でございますので、悪しからず。

ちょっとでもおもしろいと思われた方は宜しければスキをくださればと思います。記事を書くやる気になりますので、自作以降の記事のおもしろさでお返しさせて頂きます。

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