見出し画像

旅と私


いつから旅好きになったのだろうか。

記憶にないくらいの幼い頃から、父の転勤で転校5回、引越し回数は現在まで20回は超える。
それが「移動する」ことへの恐怖や煩わしさを取り除いてくれたのかもしれないが、今ではむしろ「移動しなければ、退屈になってしまう」くらいだ。
最初の職業として選んだのが客室乗務員だったのは、自然な流れだったのかもしれない。
移動することの楽しさ、面白さを知っていたのだ。

旅の醍醐味は、新しい場所、人、物に出会えることだ。
いつもとは違う空気、気候、景色を見ることができるのは、五感を刺激してくれる。
刺激を受けながらやがて第六感、つまりインスピレーションが湧いてくる。
そして、普段気づかないことに気づき、普段考えないことを考えさせてくれる。
日本では滅多に見かけない「物乞い」の老女に出会った時、普段考えることがない「貧困」について考えた。


旅に出ると、その日または翌朝には旅記事を書く。そうすることで、さらに旅の記憶を自らに刻み込む。
記録することで何年経ってもその記憶は鮮明に、いつでも取り出すことができ、何度でも旅を味わうことができる。
私にとってこんな楽しいことは、他にはない。

ここ最近も2ヶ月ぶりの海外旅行の下調べをしている。それが楽しくて楽しくて、つい夜更かしをしてしまう。
どんな下調べをしているのか、というと、今や旅の知識はYouTube、noteなどがメインだ。
特にYouTubeでは、いろんな旅の仕方をしている人がいて、その人の旅をなぞっていくだけでも面白い旅ができそうだ。そこに自分なりの「アレンジ」を加えて旅をしている。
旅の目的は、その都度違う。

家族と行くのであれば、一緒に楽しめるプランを組むし、一人で国内旅行ならば現地に到着してから行き先を決めることも多い。
長期間の海外旅行の際には、各都市で「どうしても行きたい場所」を絞り、事前にチケットを確保していく。

今回の旅の目的は、「リラックス&インスピレーション」だ。
小説の構想に役立つヒントや、今後の人生、生き方のヒントを得たいと思っている。
そんな場所に適しているのは、リゾートだな、と思って、数日の滞在ではあるが、できる限り居心地良く過ごせるようプランを考えている。


旅の予定が決まると、テンションが相当あがる。走り回りたいくらいだ。
人生、嬉しかったことはたくさんあるが、行ったことがない場所への旅は、予定を決めただけで喜びは最高潮になる。
もちろん、その後出発の時、到着した時、旅の毎日がその都度私に喜びをくれる。
昨年の世界一周、9カ国11都市の旅は、本当に喜びの連続だった。
ハプニングさえも今では良い思い出で、ハプニングがない旅なんて面白くない、と思うくらいだ。危険はできる限り避けるし、荷物は相当少なくして行く。
世界一周の旅に、機内持ち込みスーツケース一個とリュックとショルダーバッグだけで行った、というとすごく驚かれる。身軽さが旅には必須だ。
普段持っているもの全てを置いて、必要最低限の持ち物だけで旅に出る。
すると、その荷物だけで生きていけるんじゃないか、と思うことさえある。
それもなんだか嬉しい。

旅では「人」にもたくさん出会っていて、ほんの少しのやり取りから、じっくり話をした人など、あらゆる人たちに出会ってきた。もう2度と会えないだろう、まさに「一期一会」の出会いだが、それがまた楽しい。煩わしい人間関係とは無縁の、「通りすがりの人たち」との出会いも、旅に面白さと彩を加えてくれる。

https://note.com/uenohiromi03/n/n1bc8c46289fd?sub_rt=share_sb

今回の旅は、3泊4日。仕事の都合でこの程度の短い期間だが、精一杯楽しんでこよう。そして、旅の記録をまたこのnoteにアップしよう。
世界一周ファーストクラスの旅、については、ペンネームで書いています。

https://note.com/nagifreetraveler/m/m8e0405cb4f30

行ける時に行きたい場所へ。
私の旅への好奇心は、いつまでも尽きることはなさそうだ。



サポートありがとうございます!いただいたサポートは、次の良い記事を書くために使わせていただきます!