UeNiki

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alpha LLC 編集長。新しいチームの形を作りたい。勉強会StudyCoやってます。趣味は、寝るときに落語を聴くこと。好きな落語家は古今亭志ん朝。起業した友だち(@taroyama333)の応援記書いてます。コミュニティ・ブランディング。コルクラボ。

マガジン

  • Dr.起業家奮闘記

    • 10本
  • アルファ コミュニティ・ブランディング

    • 31本

    alpha LLCのマガジン。 ぼくらが、alphaとして活動している理由や、内部の仕組みを公開します。 新しいコミュニティ・ブランディングの形を探ります。 個人の価値を高めることでコミュニティの価値が高まり、コミュニティの価値を高めることで個人の価値が高まる仕組みを作りたい

  • 学習するスタートアップの仕組み

    • 3本

    複数同時起業をすすめる著者が、日々スタートアップの中で体験したことから学びと、組織としての学びをまとめていきます。 「学習が手段ではなく、学習そのものが目的である」

最近の記事

いつか昔の話をしよう

ぼくには夢がある。 それは、加藤登紀子の『時には昔の話を』に描かれているような青春を送るという夢だ。 時には昔の話をしようか 通いなれた なじみのあの店 マロニエの並木が 窓辺に見えてた コーヒーを一杯で一日 で始まる『時には昔の話を』は、ジブリ映画『紅の豚』の主題歌だ。 (以下の引用もすべて『時には昔の話を』より) バブル崩壊の翌年、そして『紅の豚』が公開された1992年の夏、ぼくは生まれた。 ---------------------------- その

    • チーム全員の『破天荒フェニックス』を描く

      ぼくは、alphaという会社を設立している。 メンバーは、 たろー、Pon、Tutunとぼくの4人だ。 みんな見た目は普通の20代半ばの青年だけど(たぶん 笑)、みんな少し変わっている。 たろーは、今年の7月に慶應大学大学病院を退職した。 Ponは一度ベンチャーに就職して退職後、せっかく入学した東大大学院を中退。 Tutunは既婚者なのに、10月1日付で順天堂大学病院を退職。 うえにきことぼくも、今年12月に退職予定だ 笑 それぞれが経営者として各自の事業に取

      • 『破天荒フェニックス』が描く企業再生のリアル

        ぼくが所属するコルクラボでは、発売前からサディが、田中さんや『破天荒フェニックス』のことを絶賛していて、読書会が開かれたりしていて盛り上がっていた。 (Tweet中のnoteはコルクラボのいでっちのnote) ぼくも実際読んでみて驚いた。 まさに企業再生のリアルが描かれていたからだ。 破天荒フェニックスで描かれている資金繰りの苦闘は、こうしている今も日本全国で起こっている。 バブル期の甘い融資によって、不良債権問題(早い話が借金返せない問題)が2000年代に一気

        • 【Pon】プロトタイプ・スタジオを創る〜第二部・「閉ざされた業界のバイアスを発見せよ」

          前回(第一部・「Ponとぼくの出会いと挫折」)、 「目の前の人のニーズ」に刺さるプロダクトを作れずに大失敗した話をした。 (↑PonのTwitterアカウント。本名は吉田拓。何度も言うけど爽やかなのは顔だけ 笑) こうなるはずという未来から逆算して、 必要な要素を落とし込んでプロダクトを作っても、 誰にもお金を払ってもらえない。 ユーザーが、"今すぐ"そのプロダクトを使わなきゃいけない必然性がないからだ。 --------------------------- 反省

        いつか昔の話をしよう

        • チーム全員の『破天荒フェニックス』を描く

        • 『破天荒フェニックス』が描く企業再生のリアル

        • 【Pon】プロトタイプ・スタジオを創る〜第二部・「閉ざされた業界のバイアスを発見せよ」

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        記事

          なぜフィクションは面白いのか

          フィクション、特に今回は、 現実にはあり得ない設定のフィクションがなぜ面白いのかについて考えたい。 世の中には、 どう考えても現実にはあり得ないコンテンツが溢れている。 魔法で空を飛べるとか、 ドラゴンが火をふくとか、 動物が喋るとか。 皆さんがどうかは知らないけれど、 少なくともぼくは、 腕が伸びる海賊なんてものに出会ったことはない。 ぼくら大人は、 喋るクマのぬいぐるみと冒険できることなんて夢見ちゃいない。 にも関わらず、 無茶な設定のフィクションたちはなぜ面白

          なぜフィクションは面白いのか

          藤沢武夫〜本田宗一郎を「世界のHonda」にした男

          あの人の話を聞いていると、未来について、はかりしれないものがつぎつぎに出てくる。それを実行に移していくレールを敷く役目を果たせば、本田の夢はそれに乗って突っ走って行くだろう、そう思ったのです。 (本田宗一郎著『本田宗一郎 夢を力に』) これは、藤沢武夫が、 かの本田宗一郎との出会いを語った言葉だ。 1954年。 敗戦の瓦礫の中から生まれた町工場を後に世界的大企業に育てる男たちの出会いである。 藤沢武夫は、 ホンダのNo.2として、実質的に経営のすべてを取り仕切った。

          藤沢武夫〜本田宗一郎を「世界のHonda」にした男

          なぜ人事は独立しているのか

          人事課を独立させている企業が多い。 ただのバックオフィスとして扱っている場合も多いようだ。 社員に求められる能力やスキルの要件が成長に合わせてダイナミックに変わっていくベンチャーでさえそうである。 (もちろん創業間もない頃は違うだろうけど) ぼくはこれにはかなりの疑問を持っている。 人事がその会社の業務に精通しなくて、 どうやって業務に最適な人材を採用できるというのだろう。 大学生の頃、面接なるものを受けてみたくて、 就活生のふりをして受けにいったことがある。 その

          なぜ人事は独立しているのか

          偏愛を愛する

          ぼくは、偏愛の持ち主?だとよく言われる。 いつからかは分からない。 物心ついた頃にはそうだった。 幼い頃、 母が寝る前に読んでくれる絵本が好きで、 すべての本の全文章を覚えてしまった。 幼稚園の時ジブリが好きになってからは、 小学校5年生ぐらいまで週10でジブリを見た。 (お気に入りのラピュタは週4!笑) 登場人物のセリフから動きまですべて覚えているので、 ベッドの中ではジブリを頭の中で再生しながら眠りについた。 だが、両親、特に面倒を見てくれた母は、 一部の物事

          偏愛を愛する

          組織人が外部コミュニティを持つべき理由

          組織は時として悲劇を起こす。 内部にいる人間は、 自分や仲間の居場所を守りたいだけ。 そのために、時として、 外部から見れば不正や犯罪と呼ばれることに手を染めてしまう。 本人たちは、悪いことをしているつもりはない。 だが、気がつけば、 自分たちのトップが犯罪者として扱われ、 眩いフラッシュの中、こうべを垂れる。 近年、日本を代表する組織・大企業によくある一幕だ。 これが悲劇でなくてなんだろう。 なぜ、彼らは、不正に手を染めてしまうのか。 それは、 自分の

          組織人が外部コミュニティを持つべき理由

          『NETFLIXの最強人事戦略』 感想

          この本は、NETFLIXがいかにして 「すばらしい仕事を短期間にやり遂げる、優れたチーム」を作ってきたを語った本だ。 正直、こんなにもブッとんだ本を久しぶりに読んだ。 ことごとく組織運営の常識からは外れている。 時間のない人は、第2章だけでも読んでほしい。 第2章は、 「マネージャーは自分のチームだけではなく会社全体がとりくむべき仕事と課題を、チームメンバーにオープンにはっきりと継続的に伝える」 ことの重要性を述べている。 著者のパティ(NETFLIX元最高人事責

          『NETFLIXの最強人事戦略』 感想

          【Pon】プロトタイプ・スタジオを創る〜第一部・「Ponとぼくの出会いと挫折」

          Ponとはコイツ。 ぼくらの会社、アルファの1人。 (爽やかなのは顔だけ) ------------------------- Ponとぼくとの出会いは、大学4年生の時だった。 後にぼくらが一緒にインターンすることになるVCが開いたイベント会場でのこと。 (ちなみにそのインターンで、アルファのtaroとtutunにも出会う) Ponは、 大学を卒業した後に一度働いていたベンチャーを辞めて、 ぼくと同じ大学の大学院(学科は違ったが)に入り直すのだという。 「なんで

          【Pon】プロトタイプ・スタジオを創る〜第一部・「Ponとぼくの出会いと挫折」

          自分が見られない未来を見るには

          人は、自分1人の人生しか生きられない。 パラレルワールドなんてものがあるのかは知らないが、 少なくとも、ぼくの認識できる未来は1つだ。 誰だって、 自分が見ることのできなかった未来を見たいのではないだろうか。 もしかしたら自分が辿ったかもしれない未来、 どう頑張っても自分には辿れなかった未来、 あるいは、自分が想像すらつかなかった未来。 そんな未来を見るためにはどうすればいいか。 答えは簡単。 「自分以上の能力を持った他人に投資をする」 投資をするのは、

          自分が見られない未来を見るには

          個人と組織の不一致をなくす〜「ここ」でしか感じられない自分を「ここ」では感じられる

          分人主義という考え方がある。 誰だって、自分の多面性を感じたことはあると思う。 親と暮らしてる自分、 恋人と過ごす自分、 友だちと遊ぶ自分、 会社で働く自分は、 どれも全部違うだろう。 これは、自分を偽ったり作ったりしているのではない。 どれも本当の自分で、 場面によって、 自分の中の異なる「分人」が立ち上がっているのだとする考え方が分人主義だ。 佐渡島庸平さんは、『ぼくらの仮説が世界をつくる』の中で、 ストーリーや人を好きになることも分人主義で説明している。

          個人と組織の不一致をなくす〜「ここ」でしか感じられない自分を「ここ」では感じられる

          私家版:私たちが教養を身につけなければならない理由

          自分個人のブログからの転載。 ----------------------------- 巷では、教養の重要さが叫ばれている。 これからの時代、ビジネスマンも教養がないと生きていけないそうだ。 だが、親も、学校の先生も、 ぼくが勉強しなければならない理由を教えてはくれなかった。 教えてはくれたかもしれないが、 ぼくが納得できるものは一つもなかった。 ぼく自身が考える、 「私たちが教養を身につけなければならない理由」は、単純だ。

          私家版:私たちが教養を身につけなければならない理由

          『「たった一人の熱狂」を伝播させるには』 企画書-チェック項目

          あなたが、世の中をよくするアイディアや考え方を持っている場合、 どうすれば、そのアイディアを社会に伝播させられるだろうか。 どうすれば、 たった一人の熱狂を、 一人だけの熱狂ではなくすことができるだろうか。 -------------------------------- 発売したばかりの本だが、『ベストセラーを書く技術』という本を読んでみた。 著者は、晴山陽一という英語学習本で有名な方らしい(ぼくは知らなかった 笑)。 その中で、本の中身を創る作業を先導する「執筆

          『「たった一人の熱狂」を伝播させるには』 企画書-チェック項目

          天才編集者・箕輪厚介の創る時代

          時代の寵児が生まれるとき、彼らより少し下の世代はどんな気持ちで見つめているのだろうか。 ホリエモンが時代の寵児になったとき、当時の20代はどんな気持ちだったのだろうか。 今、一人の天才編集者が、時代の頂点に登りつめようとしている様をぼくらは目の当たりにしている。 彼と10歳も違わない僕は、ワクワクするような、羨ましいような、それでいて、どこか冷めた気持ちで、時代の渦の中に立っている。 ----------------------------------------

          天才編集者・箕輪厚介の創る時代