【読書メモ】『できるリーダーの仕事のルール[新版]』
▶今回の書評本:『できるリーダーの仕事のルール[新版]』
『できるリーダーの仕事のルール[新版]』
リチャード・テンプラー (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
▶3行まとめ
「チームをマネジメントする36のルール」は、自信を持ち、チームとして考え、現実的な目標を設定し、積極的に失敗をさせ、個人の違いを尊重し、部下のアイデアに耳を傾ける、そして褒めることが重要である。また、ミーティングを効率的に行い、部下の異論を押さえつけずに議論し、お互いの役割を理解し、基準を変えないことも大切である。
「自分をマネジメントする70のルール」は、ハードワーク、基本原則、楽しみ方、目標設定、時間の使い方、変化への適応、ストレスへの対処、健康管理などが挙げられる。成功するためには柔軟性や自己評価、コミュニケーション能力、リスクを取る勇気やクリエイティブになる力が必要である。また、自分がいる位置や会社のミッションステートメントや歴史などを知ることが大切であり、上司やチームにも理解を示すこと、価値を加える発言や提案をし、チームのために死ぬ気で戦い、社内政治に関わらず結果を出すことが必要である。
「起業した人のための10のルール」は、1.お金を借りない 2.ビジネスと生活のバランスを取る 3.最悪の事態に備える 4.ミッションとビジネスプランを持つ 5.自分の弱みを自覚する 6.あらゆる助けを求める 7.会社の文化を築く 8.全てのことに飛びつかない 9.決めたことを守る 10.仕事を任せる。
▶読書メモ
第1章 チームをマネジメントする36のルール
その仕事が社会にどう貢献するかを語る
・まず自分自身が、自分の仕事の価値を信じていなければならない自分としてではなくチームとして考えるようにさせる
・メンバーの使う主語が「私」より「私たち」の方が多かったら本物のチーム非現実的な目標から部下を守る
・目標はチームの(最高の)能力を発揮してできる範囲にするミーティングを効率的にする
・ミーティングの目的は4つしかない
①チームの結束を強める
②情報を伝える
③アイデアのブレインストーミング(と意思決定)
④情報を集める(と意思決定)ミーティング運営の方法を身につける
①できるだけ短くする
②本当に必要なのか?
③時間通りに始める
④日時は余裕を持って決める
⑤議題の最後で行動プラン(ToDo)を決める。
これがなければただの雑談
⑥議題以外の話をしない
⑦全てのミーティングには明確な目的がなければならない(一番大事)自分の後継者を育てる
自分の重要さを知る
・メンバー全員が手本にするから絶対に守るべき規則を決める
部下を辞めさせる覚悟を持つ
・向かない仕事で悪戦苦闘するよりも、本当に向いている仕事で輝いた方が本人にとっても良い部下にできるだけたくさん仕事を任せる
・自分は部下の監視からどんどん離れ、全体的な計画に集中する積極的に失敗させる
・中国の諺「聞いたことは一時間覚えている。見たことは一日覚えている。しかし自分で体験したことは一生忘れない」
・部下(≒2歳児)がジュースをこぼすたびに叱ってはいけない。むしろ褒める。「素晴らしい、よくやった。見事な進歩だ。」と励ます。そして台拭きを隠し持っていることも、後でジュースを拭いていることも、彼らにバレない様に気をつけること。期待し過ぎない
・彼らの限界を受け入れ、ありのままの姿を愛さなければならない。褒めて、励ます
・「事後」に褒める「よくやった」
・「事前」に褒める「大丈夫。君ならきっとうまくできる」
・チームに他人を褒める文化を定着させる
・良いチームとは、助け合いの精神があり、人助けが積極的に褒められるチームのこと人材をそろえる
・鍵になるのは、正しい人を選ぶ能力と、責任を与える能力ダイヤの原石を見つける
・マネジャーとしてトップに行きたいのなら、必要なのは優秀な人間を雇う能力だけ全責任を負う
・チームが失敗したらすべて自分の責任。成功したら手柄はすべてメンバーのもの成功は全てチームの功績にする
・チームの功績を認めるのも、失敗の責任を引き受けるのと同じぐらい勇気と自信が必要チームのために最高のリソースをそろえる
・マネジャーの仕事は、チームのために最高のリソースを用意すること成功を祝う
・大きな成功だけでなく小さな成功もお祝いする
・たとえ結果が伴わなくても、チームが努力したことに変わりはない。結果ではなく、私たちがした全ての正しいこと、努力、苦闘、決意、チームワーク、熱意、誠実な仕事を祝うあらゆる記録を取っておく
・一貫性のため。記録を振り返り、自分の言動に矛盾がないか確認する
・証拠を残すため。根拠のない言いがかりに対して正々堂々を反論できるチーム内の不和に敏感になる
・どちらか一方の味方をしているように見られてはいけない。ただ毅然とした態度で実測に事態の解決を目指すいい雰囲気を作る
・礼儀正しく、友好的に、親切に部下を気遣う
・ご褒美を与える、褒める、親切にする、信頼する、鼓舞する、導く、育てる、心から気遣う
・誰か正直な意見を言ってくれる人に、自分を評価してもらう信頼を態度で示す
・部下への信頼を態度で示す方法は、自分は身を引いて、彼らだけに任せること個人の違いを尊重する
・相手に合わせて接し方を変え、それぞれに合った仕事のやり方を認める部下のアイデアに耳を貸す
・彼らの意見を全て採用しなければならないということではない
・メンバーのアイデアを何らかの形で参考にしたことを伝えるのも大切部下のタイプに応じて接し方を変える
・部下の最高の力を引き出すには、こちらのスタイルを変えなければならない部下に「自分(部下自身)の方が分かっている」と思わせる
部下に対して
・意見を尋ねる
・見方とアイデアを提供してもらう
・経験したことのないほどの大きな責任を与える。人は難しい課題を与えても立派に応えてくれるものだ
・重要な事柄やニュースを彼らと話し合う
・フィードバックを求める
・「ただの社員」という態度で見下さない部下の異論を押さえつけない
・誰もが率直に意見を言うことができ、それでわだかまりが残らないのはいいチームの証である。
・ボスが常に議論に勝つ必要はなく、ボスだからといって全てにおいて正しいわけではないし、その必要もない。
・どちらが正しいかは関係なく、ただ相手に譲った方がいい場合もある。
・本当に重要なことであれば、ボスであるあなたの判断に従わせなければならない。そうでないなら、むしろ拘らない方がうまくいく。その違いを知ることが大切。お互いの役割を理解する
・マネジャーに必要なのは、メンバーの仕事の要点を理解することであり、実際に自分ができる必要はない。何を期待しているかを最初に伝える
・仕事の初日から、相手に何を期待するかはっきり伝えなければならない。基準を変えない
・部下に求める基準を明確にし、常にその基準を適用しなければならない。褒めて、やる気を引き出す
・部下が何かいいことをしたら、それを指摘して褒める。何度でも褒める。口頭で褒め、さらにメールで褒める。簡単なカードを送る、会社のニューズレターで記事にする。
・人を褒めるときはシンプルに褒める。何に感謝しているのかはっきりと伝える
・特別な働きや貢献をきちんと誉めていれば、部下が特別な働きをしてくれる回数が確実に増えていく愚かなシステムを正当化しない
・間違いなく馬鹿げているものを擁護・正当化しない新しいアイデアを歓迎する
・部下に責任を与えることを覚えれば、自分の時間も増えるはず。その時間を新しい時アイデアのために使ってみる。解決策を用意するよう求める
・上司に問題を訴えるときは、同時に解決策も提案しなければならないという決まりを作る。
第2章 自分をマネジメントする70のルール
ハードに働く
・マネジメントの大原則は、仕事のできる人間になること。誰よりもハードに働き、結果を出すことがカギになる。
・マネジメントの基本は以下の4つ。
・段取りがいい
・献身的である
・徹底して効率を上げる
・集中する
・仕事を片付けること、期日までに最高の結果を出すことが、与えられた使命。お手本になる
・マネジャーの行動のすべてが部下のお手本にならなければならない仕事を楽しむ
仕事を楽しむとは、
・うまくできた仕事に誇りを持つこと
・自分の仕事と役割を、広い視野で客観的に眺めるということ仕事のことで悩み過ぎない
・最終的には、仕事はただの仕事でしかない。あまり思いつめずに楽しめばいい。
・あなたがその仕事をしなくても、世界は問題なく回っていく。
・仕事をストレスにしないことと、仕事なんかどうでもいいと思うことは違う
・仕事に真剣に取り組み、仕事にプライドを持つことと、仕事だけが人生ではないという態度は両立できる。
・仕事で自分を不幸にしてはいけない自分がすべきことを知る
・最優先事項は? 最終的にどこを目指すか? ゴールは? 具体的に何をするか?自分が実際にしていることを知る
・自分が「すべきこと」ではなく「実際にしていること」を知らなければならない自分の時間を大切にする
・何をするにしても「これは価値のある時間の使い方だろうか?」と考えることを習慣にする。先のことを考える時間をとる
・優秀なマネジャーは、1週間に30分の時間を使って、将来のための具体的な計画を立てている。一貫性を大切にする
・すべての部下に同じように接し、すべての仕事を同じように扱う。
・ゴシップのネタになるようなことをしてはいけない。
・常に清廉潔白で非の打ち所がなく、正直で、頼りになり、信頼できる。自分自身の目標を決める
・去年の自分と比べてどうか
・5年前の自分と比べてどうか?
・自分の目標にどれくらい近づいたか?
・長期の計画を達成できる方向に進んでいるか?自分だけの計画を持つ
・自分の頭の中のことは、自分にしか分からない。自分の本心を知っているのは自分だけ。
・短期の目標と長期の目標の両方が必要
・自分の行きたい場所を明確にしてそこに到達するまでの道のりを考える
・個人的な計画であり、個人の夢、希望、野望を守るには、秘密にしておかなければならない。もし他人に知られたら、情熱の灯を消そうとする人が必ず出てくる。無駄なルールを廃止する
・「なぜ我々はこれをするのか?」「なぜこのやり方なのか?」と常に自問すること。失敗から学ぶ
・失敗したときにまずしなければならないのは、次は失敗しない方法を見つけ出すこと
・マネジャーであるとは、常に学び続けるということ自分のやり方に拘らない
・勝利の方程式は変わる
・常に目を光らせるべきは
・業界の最新のイノベーション
・新しいテクノロジー
・新しい業界用語
・売上の変化、市場トレンドの変化、離職率の変化、目標の変化、予算の変化
・優秀なマネジメントとは、素早く、しかも巧妙に変化に適応すること利益を上げることを忘れない
上層部にコネを作る
・コネより実力で評価すべきかもしれないが、コネのシステムは絶対に死ぬことはない。
・内輪の人間は同じ内輪の人間を身の回りに置きたがる。内輪なら信用できるから。必要な時には部下との間に壁を作る
・オープンドアポリシー=部下が相談しやすい環境をつくる
⇔ドアを閉めなければならないとき
・やらなければならない仕事があるとき
・人と会っているとき
・じゃまをしてほしくないとき
・自分はボスであり、部下と同じ立場ではないということを徹底させたいとき1人の時間は生産性と利益を上げるために使う
・すべきことをリスト化し、それぞれの締め切りを決める。すべて片付いたときには、この上ない達成感と充実感を味わえる。プランBだけでなくプランCも用意しておく
・時間はいつも足りないものであり、すべてが計画通りに進むと期待するのも、自分に限って忘れることはないと安心しているのも間違い
・何か問題が起こったらどうするか?ということは常に考えておくチャンスを最大限に活用する
・チャンスは、チャンスを大切にしている人、チャンスを積極的に探している人のところを狙って現れる
・努力するほど運にも恵まれるストレスを自覚する
・ストレスの兆候が現れたら、自分の状態を確認する
・これはストレスのせいなのか?
・ストレスの原因は何か?
・それに対してできることはあるか?
・また同じような状態にならないためにどうすればよいか?
・ストレスで健康を害してまでする価値のある仕事など、この世には存在しない自分の健康に責任を持つ
・早食いを止める
・良いものを食べる
・十分な睡眠をとる
・くよくよしない=笑う、楽しむ、仕事以外の趣味
・定期的に健康診断を受ける、数値測定をする
・快適で安全な環境で働く
・愛と思いやりのある人間関係を気付く
・危機の時に心の支えになるように、何らかの「信じるもの」を持つ
・運動する
・体重を管理する
・飲酒はほどほどにする
・タバコは吸わない仕事には喜びもあれば苦しみもあると心得る
・楽しいこともあればそうでないこともある。はじめからそう心の準備をしておけば、退屈な仕事にうんざりすることも、楽しい仕事に興奮しすぎることもなくなる変化に備える
・どんな状況であっても変化が起こったら柔軟に対応できる態度が求められる
・変化に備えているマネジャーなら、変化を味方につけてさらに飛躍することができる頭を上げる
木と森の両方を見る
時には潔く手放す
・優秀なマネジャー―は、自分の失敗を潔く認めることができる決断する
・ずっと怖がってフェンスの上に座っているよりも、失敗してもいいからとりあえず飛び降りた方がずっといい
・「もし間違っていたらどうしよう」と心配になり、決断そのものを止めてしまうのが問題
・リスクを取る勇気、間違える勇気も必要ミニマリズムを目指す
・最小限の行動で最大限の結果を出すどのように名を残したいか想像する
・○○の賞を贈られるようなマネジャー、史上最高のマネジャーとして後世に名を残したい、メンバーから慕われ、結果を出し、高い基準を確立したマネジャー、大きな成功を収め、誰もが「あの人の下で働きたい」と思うようなマネジャー原則を守る
・自分の許容範囲を決める明確な線引きが必要直感に従う
・「内なる声」に素直に耳を傾けることを自分の習慣にするしかないクリエイティブになる
・クリエイティブであるとは、問題解決の新しい方法を見つける能力があるということ。
・クリエイティブになりたいなら、意識のスイッチを切る方法を身につける。脳を黙らせ、より深い直感の層とつながる。直感の層には、普段なら思いつかないようなアイデアがたくさん眠っている。直感の層にアクセスできるのは、眠っているとき、瞑想しているとき、クリエイティブシンキングのテクニックを使ったとき。革新する
・真に優秀なマネジャーはリーダーでもある。
・チームのやる気を鼓舞し、熱狂をかき立てることができる。人を惹きつける。カリスマ性があり、ダイナミックでスタイリッシュ。いつでも動ける準備をしておく
・いつでも動ける準備をして、意外なチャンスに備えておく本来の目的を忘れない
・周囲の雑音に惑わされない。集中力を失わず、本来の目的から片時も目を離さない。「いなければ困る人間などいない」と覚えておく
・私たちの人生は、すべて自分の選択でできている
・ここにいることも自分で選んでいる。もし楽しくないのなら他の場所へ行くことを選ばなければならない家に帰る
・人間はベースキャンプに問題があると、他の場所でもうまくいかないライバルから学ぶ
・一週間の中で時間を決めてライバルの動向を研究することを習慣にする仕事に情熱を燃やす
・仕事で一番大切なのは、人々の人生、環境、社会に、本当の意味で貢献すること最悪の事態に備えて計画し、最善の結果を期待する
・緊急時のプランが必要自分が「会社側の人間」だと会社に思わせる
以下のことをする
・自社株を買う
・社内報を読む。自分が編集者になればなお良し
・社内イベントの準備を手伝う
・会社から何を手に入れるかではなく会社に何が貢献できるかに集中する
・会社の製品やサービスを実際に使う
・積極的に会社を褒める(会社の悪口を絶対に言わない)
・会社のミッションステートメントと哲学を知っておく
・会社の製品・サービスを熟知する
・会社の歴史を知る。創業、合併、買収など。加えて会社の長期の目標や重要人物(創業者など)についても知っておく
・会社の社会的位置づけと、コミュニティへの貢献を知る上司の悪口を言わない
・上司にほめるところがないのなら、何も言わなければいいチームの悪口を言わない
・チームは仕事を完成させる道具でもある。道具の手入れを怠った自分の責任。無能な上司に対処する
・道義的にも法的にも完全に間違っていることをやれと言われた場合、自分の懸念を上司に率直に(軽い会話の調子で)話す。ただし責めている印象を与えないように。
・上司の理不尽な命令は現実の一部である。上司を励ます
・自分の仕事は上司を支えること。励まし、安心させ、慰め、応援し、プレッシャーを取り除いてあげること。
・次のことは絶対に禁止。脅す、奪う、威嚇する、プレッシャーをかける、脅威を与える、見下す、異議を唱える、軽んじる、バカにする新鮮な目で物事を見直す
・自分が完全な部外者だとしたら、自分の仕事、部署、チームに対してどんな印象を持つかを考える。昇進に備える
・もし課長なら、すでに部長になったかのように行動し、部長になったかのように話す。その練習をトップに上り詰めるまで続ける。疑問があるなら、質問する
・一番賢い人は質問をする人下の人間にも上の人間にも理解を示す
・真に優秀なマネジャーであれば、下の人間の気持ちを上の人間に説明できるようになるし、下の人間にも上の人間の気持ちを説明し、納得してもらえるようになる。価値を加える発言をする
・創造的な解決策、斬新な提案、独創的なアプローチ、建設的なアイデアを提供する自分が正しいときは決して折れない
・攻撃的になる必要はない。ただ毅然としていればいい。社内政治に関わらない
・他人の足を引っ張ることなく結果を出している人を見つけ、その人とだけつき合うようにする。同僚をけなさない
・同僚や他の部署の人たちのことは、絶対に批判してはいけない。勝手な推測で、何かを言うのもダメ。知識を共有する
・自分が知っていることを相手に伝えれば、お互いに同じくらいの知識を持つことができる。高圧的な態度を取らない
・「恐怖」を使うのではなく「報酬」を使う
・マネジャーが親切で協力的で「この人のために働きたい」と思わせるような存在であれば、それがチーム内で当たり前の態度になる。部署間の抗争に巻き込まれない
・常に率直で、正直で、嘘のない態度を守っていれば、誰からも責められることはない。チームのために死ぬ気で戦う
・誰ががチームを批判したら、あなたはチームを弁護する。誰かがチームを利用しようとしたら、あなたはすぐに立ち上がってそれを阻止する。好かれることをより尊敬されることを目指す
・スタイリッシュで、信頼できて、まともな常識人で、権威がある、それがマネジャーのあるべき姿。得意なことに専念する
・自分が一番得意なもの、本当にうまくできることを選び、残りは他の人に任せる。常にフィードバックを求める
・フィードバックを求める目的は、
・自分の長所と短所を知る。
・自己評価と比較する
・失敗した状況から学び、次に活かす
・自分の管轄内で、何らかの行動を起こさなければならないような問題がある場所を見つける
・チームの仕事ぶりを知る
・彼らの言葉にすべてうなずき「ありがとう」と言って前に進めばいい。礼儀正しく接する
・顧客に対してやっていることを、会社の人に対してもやる顧客に敬意を払う
・顧客をだましてはいけない、嘘をついてもいけない、顧客はあなたにとって必要な存在であり、顧客との関係は大切な関係。顧客のために人肌脱ぐ
・顧客がいなければビジネスは成り立たない。働く意味もなければ、何かを作る意味もない。何か新しいものを創造する意味もない。顧客がいなければ、私たちのやることはすべて無駄ということ。環境を大切にする
・あなたは「他人や環境の害になるようなことはしない」という原則を守らならなければならない。正直でいる
・常に誠実でなければならない。不正をしない
・不正をするのは割に合わない。なぜならいつか必ず発覚するから。
・自分の取るべき道は、ボスに「それは間違っている」と理解してもらうため位最大限の努力をすること正しい相談相手を見つける
・おすすめの相談相手は、自分と同じくらいの地位のマネジャーで、他の部署で働いている人。リーダーシップを発揮する
・信頼できる
・頼りになる
・意志が強い
・誠実である
・肝が据わっている
・献身的である
・責任感がある会社のための外交官になる
・会社の良いところに集中し、会社に誇りを持ち、自分の会社を褒める
第3章 起業した人のための10のルール
お金を借りない
・外部のお金に頼るのは最後の手段ビジネスと生活のバランスを取る
最悪の事態に備える
・自分のビジネスの強みと弱みを知ること。特に弱みは入念に分析すること。ミッションとビジネスプランを持つ
・ミッションステートメントの実例
・ディズニー=人々を幸せにする
・ウォルマート=普通の人々にお金持ちと同じものを買うチャンスを与える
・3M=解決策のない問題を革新的な方法で解決する
・優れたミッションステートメントを書くには、自分のビジネスの核心を知らなければならない。これは意外と難しいが、絶対に欠かせないプロセスである。自分の弱みを自覚する
・自分の弱点を埋め合わせる方法を見つけることが大切あらゆる助けを求める
・お金をかけずに助けを手に入れる。
・大切なのは正しい人を選ぶこと。会社の文化を築く
・偶然に任せてはいけない。自分が望む文化を明確にイメージし、それが実現できるようにする全てのことに飛びつかない
・変化にワクワクするのは当然である。それが自分のビジネスを持つことの喜びでもある。しかし、変化に対して「イエス」と言うのは、変化に伴うすべての必要な手続きを考慮してから。決めたことをきちんと守る
・クリエイティブであるのは構わないが、一度決めたら、ある時点でもう他の可能性には扉を閉じなければならない。あとは決めたことに従って必要な行動を起こすだけ。そこから先は自分の決断を信じる。仕事を任せる
・自分は手を放し、あとは担当者にすべてを任せる。
・社長の仕事は大きな目標に集中すること、社運を賭けた決断をすること、全員が目指す場所を決めること。
▶感想
著者のリチャード・テンプラー氏は、旅行代理店、スーパーマーケットチェーン、レストランなど、幅広い分野で30年を超えるマネジャー経験を持つだけあって、非常に幅広いルールが書かれてありました。
書いてあることのうち、自分自身ができていないことも多くあり、これからの仕事人生の中で、意識的に行動してみようと思います。
以上です。
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