投資戦略フェアEXPO2024 前編
日経平均CFDがついに40000円を超えました。
空前の株高に沸く2024年の日本。
その投資セミナーも盛況の中、投資界を長年牽引・サポートしてきたパンローリング株式会社が放つ大イベントが【投資戦略フェアEXPO 2024】です。
昨年春の関東開催ではシリコンバレー銀行破綻の直後に開催され、クレディスイスショックを引き起こした原因のようにも語られる曰く付きのイベント。
関西大会とは相性がいいようですが、今回の関東大会は悪評を払拭できるでしょうか・・・・?
私は今回2つのセミナーを聴講しました。
一つは『令和のユセフトルコ』エミン・ユルマズさんによる「世界経済と市場の見通し」
そしてもう一つが『Mr.逆神』岐阜暴威さん、『白い肉壁』オレ的JINさん、『尻ぬぐいのスペシャリスト』KENさんによる「オレ的暴威軍の投資戦略」です。
原油でやられてる岐阜さんにドル円Sで口座が壊滅寸前のJINさん。
今まで万全の状態でセミナーに出た記憶がないこのお二人は今回も例に漏れず満身創痍の状態で出陣します。
そしてJINさんは「予想が当たりすぎて怖いから」と勝手に投資戦略フェア卒業宣言。
色々言いたいことはありますが、とりあえず彼の決定を尊重することにしましょう。
今回、会場となるのは都内。
文京区、東京ドームホテル裏の東京ドームシティプリズムホールで開催されます。
最寄りの水道橋駅からは徒歩3分の好アクセスです。
受付開始は9時30分。
少し過ぎるくらいにゆっくりつければいいやと思って準備をしていた所、思いのほか時間がかかってしまい駅からダッシュで向かうことに。
水道橋西口から伸びる後楽園ブリッジを進み、東方向にある階段を下っていくとプリズムホールの看板を発見しました。
まだ早い段階だったのか、会場周辺は思ったより人がいません。
投資戦略フェアEXPOは株クラの中でも特別視される一大イベント。若干肩透かしを食らいました。
しかし、会場の中に入ると流石に人が多く熱気を感じました。
いや、人の数よりなにより
「会場狭くね!?」
国内最大サイズのパシフィコ横浜ノースと比べたら酷とはいえ、やはり昨年の記憶がある身としてはプリズムホールはコンパクトすぎるなという印象を持ってしまいました。
会場の構図は入口に入ってからブースと講演会場が平行的に伸びています。
入口の間取りがキュッとなっているため、出入りが少し窮屈です。
最近千葉県沖の地震が多いため、大きく揺れた時の避難経路をまず探す予定でしたがこのMAPじゃ揺れてぺしゃんこになった時点で全員ジ・エンド。
会場で死んだら投資家としては本望なのかもしれませんが、史上最高値更新後の市況を見届けずに逝くのは無念です。
いきなり不満点に目がいってしまいましたがクレームをつけている余裕はありません。
エミン・ユルマズ講演が間近に迫っているのです。
講演ブースに行くとなんと立ち見席(!)まで設けられていました。そしてそこにも長い列が形成。
史上最高値更新のフィーバー、恐るべしです。
指定席が書かれたハガキを誘導員に見せると「そのまま入っていただいていいですよ~」との事。
2列目を指定されていたため、人を掻き分けながら番号の書かれた席に到着。
かなりタイトに席を用意したのか、演台までめちゃくちゃ近いです。
パソコンの最終チェックをしているスタッフたちの焦りようがこちらまでビンビンに伝わってきます。
予定の10時が来ましたが、来場者が入り切れていないようで開始されず。
結局3分ほどして講演がスタートしました。
まずは提供会社である松井証券より新NISAに関する商品の紹介。
一応松井証券にも口座を作っていますが、全くいじっていないためユーザーIDもパスワードもすぐには分かりません。ごめんなさい。
松井証券からのプレゼンが終わると、真っ赤なネクタイに口髭を蓄えたエミンユルマズさんがにこやかに登壇。
こんなに接近して見る事がなかったため、想像以上の口髭の濃さにびっくりしてしまいました。
「日経が10万円いったら東京ドーム講演、30万円いったら帝国ホテルで貸し切りパーティーをしたいですね」
軽快なターキッシュジョークで会場を和ませるエミンさん。
Xで下手糞と言われてブチ切れたり、『ザ・ポストプライム』『顔芸サムネのパイオニア』高橋ダンさんに変な絡み方していたような攻撃的一面は全く見られません。流石この辺りはプロです。
場が暖まったのを確認し、早速本題に移ろうとするエミンさんですがここでハプニングが・・・・。
「これ、ポインタにできますか?」
用意したチャートパターンを指し示すため、マウスカーソルをポインタの形にしたいエミンさん。
すぐにスタッフがやってきてパソコンを操作しますがなかなか上手くいきません。
開始が遅れたのも相まってグダグダな空気が流れます。
今年のEXPO、本当に大丈夫かな?
一生懸命頑張るスタッフを傍らで鼻水拭きながらジッと見つめるエミンさん。
いつ『キラー・エミン』モードになるか恐る恐る見つめていましたが、プロらしく冷静でい続けていました。
しばらくするとポインタ問題は解決。ようやく本題へ。
エミンさんが今回強調していたのは「自分の言う日経30万円時代到来が十分ありえるだけの上昇余地がどれほどあるか」という点でした。
まず、アメリカの市況についてはテック企業のみが上がっているためここがこけたら危ないと指摘するエミンさん。
一方、日本株はバリュー株が主導で上がっているため大崩れはないと説きます。
また日本は3回目のスーパーサイクル(64年刻み)に突入しており2050年までは上昇トレンドが続くというのです。
どれだけ本買わせたいんだよ!!
ただ、こういうのより頭に残ったのは「円安は国策です。国策には勝てません。」という言葉。
だから皆で投資しよう、とエミンさんは結んでいましたが私はこれから講演を聞くJINさんのドル円S大爆損っぷりを思い出してしまいました。
いたたまれない気持ちになりながら、エミンさんの講演は終了。
エミンさんの講演終了後、一度外に出てみると岐阜暴威さんの東京ドーム到着ポストを確認。
会場内はあまりの人口密度に電波が通りにくい状態になってました。
XをはじめとするSNSのチェックは外で行う方が確実です。
まだその辺ブラブラとうろついてるんじゃないか、と手あたり次第歩いてくる髪薄目な人を細やかにチェックしていきますがどれも岐阜さんではありませんでした。
それもそのはず、岐阜さんは心細かったのか早々に講演者控室にこもっていたのでした。見つけられる訳がありません。
ただし、『バイナリーキング』きんくまさんと『すとぜろきんにくん』すとぜろぺそにきは控室侵入に成功。
どうやら投資ライター高城泰さんに声をかけたらあっさりと控え室まで通してくれたそうです。セキュリティどうなってんだよ。
そんな事なぞつゆ知らず、私は外で岐阜さんを探しながらブラブラします。
東京ドームの方では人気グループ「BE:FIRST」のライブが開催予定で、大勢のファンがグッズ売り場に並んでいました。
プリズムホールでの人口密度を経験した後だと青空の下でワイワイしながらグッズを心待ちにしている人たちを若干羨ましく思いました。
ドーム周辺も一通り歩き、プリズムホール入口付近まで戻ってくると黒く丸々としたフォルムの人物を発見。
コロンビアのダウンジャケットに身を包んだ『天才米株トレーダー』『為替屠殺場』ことオレ的JINさんです。
お付きの男性(秘書?)と共に足早にプリズムホールへ入っていくJINさん。
全身真っ黒なせいで、見た目は足の生えた手榴弾。
とりあえず声だけかけようと背後に近づく私。
JINさんの後髪はテカテカと異様にツヤが出ています。エイリアンの溶解液でも喰らったのでしょうか。
ビビりながらも声をかけます。
「JINさんこんにちは」
するとJINさんは後ろを振り返ってるのか横向いているのか分からない角度で
「ああ、どうも・・・」
とお返事。
急に背後から人が迫ってきてたのでもしかしたら暗殺者かと警戒したのかもしれません。
今までにない緊張感があるJINさん。
そのままJINさんは受付に行き「今日の講演の出演者なんですが・・・」と案内を受けていました。
今回で投資戦略フェアEXPO卒業を明言しているJINさん。
有終の美を飾るためなのか遅刻しそうだったからなのか、かなり集中した様子です。
これで岐阜さんと漫才して終わりだったら大ブーイング必至です。
昨年は1列目で見れたJIN・岐阜・KENの講演でしたが今年は4列目。
ただ、演台と座席の近さはエミンさんの時に経験済みなのでむしろ多少離れている方が好都合です。
なんだかんだで人気の高いこの講演には、今年本格的ブレイクをしている全力リーマンさんも参加していました。
第1回逆神王を争ったこの二人が同じ空間に存在するなんてどんな地獄なんでしょうか。
本講演はJINさんが昨年からオススメするMOOMOO(ムームー)証券がスポンサーとなっています。
GMOクリック証券から本格的に損切りされたJINさんに救いの手を差し伸べたMOOMOO証券の漢気に拍手。
いよいよ開始時間になりましたが・・・・私の左側の席が2つ空いています。
前方を見ても空席があります。
たしか満員御礼という触れ込みだったんじゃ?
当日キャンセルの可能性を探りましたがそう考えても数が多いです。
その昔、我が読売巨人軍が東京ドームでどれだけ空席があろうと58000人満員御礼と公式アナウンスしてましたねぇ・・・。
つい色々と邪な考えが頭をよぎってる内に、MOOMOO証券からのツール紹介の後3人が登場する段取りで講演がスタートというアナウンスが流れます。
このあたりはエミンさんの講演と同じ段取りですね。
が
「予定を急遽変更しまして先に御三方に登場していただきます!」
グダグダじゃねーか!!
岐阜さんやJINさんが出る講演と考えたらこのグダグダ感は楽しいのでしょうが、エミンさんでもグダグダをやられてる身としてはいい加減にしろよと若干イラついてきます。
本当に急な変更だったのか、やや困惑しながらJINさん・岐阜さん・KENさんが登場。
とりあえず前方に配置された丸テーブルと椅子の近くへ三人が集まりますがなにをしていいのか分からず誰も座りません。
岐阜さんだけ水を持って登場しましたが、テーブルにも水が置かれてました。一人だけ二本ある状態です。
岐阜さんのポカなのか運営側の不手際なのか不明です。
「あの、なんの指示もないとなにしていいかわからないんで」
スタッフに半ギレで申し出るのはJINさん。
KENさんはなにかを探し、岐阜さんは微笑んで傍らに突っ立ってるだけです。
GMOトレアイTVでのJIN vs ひろゆき回で地蔵と化していた時と同じ状態です。
少ししてから会場スタッフがマイクを3本持ってきます。
受け取るとマイクのコードをコンセントに差しにいく3人。
なかなかこういう講演会も見れません。
やっとこさ講演スタート。
開始後、まず簡単にアンケートをとるKENさん。
FXメインの人と株メインでやってる人でそれぞれ挙手してほしいお願いされましたが、圧倒的に株メインの人が多かったです。
やはり日経最高値更新関係で来場したのでしょうか。
昨年の横浜開催と違い、今回は3人が順々に用意したプレゼン資料を読み上げていくというもの。
しゃべくり漫才化防止のためですかね。
トップバッターはJINさん。
後ろの席にも声が届いてるかきちんと確認してから講演を開始します。
「自分は投資が下手糞ですが株は勝ってるので3人の中で一番いい話が出来る自信があります」
身体に見合ったビッグマウスを炸裂させるJINさん。
JINさんが話すのは「ドル円の天井はいつくるのか」「逆イールドカーブに関する解説」「米国株上昇の分析」「正しい株の買い方講座」の4本。
あれ、思ったより多くね!?
正直これだけで1時間使っても何ら不思議なことはありません。
これをJINさんは一体何分くらいで話すつもりなのでしょうか。
もしかして・・・後に控える岐阜さんの資料が2スライドくらいしかないペラペラなやつなのでは。
私のあらぬ心配をよそにJINさんはスライドをスポンスポンと進めていきます。
初っ端から靴磨きの少年のエピソードを引き合いに出して「ここにいる人たちは全員靴磨きです!!」と先制パンチを出すJINさん。鍛え上げられた煽り芸を披露します。
その後はここ数年の動きと大口投資家の動向を総括しながらドル円の天井を論ずるJINさん。
自分のドル円Sポジションの惨状も語りながら、今月のアメリカCPIの数値によって天井を打つかもしれないと語ります。
続いて逆イールドカーブの説明をするJINさん。
逆イールドカーブが正常化する時は景気後退のはじまりだ、と会場を脅しておいてから満を持して自分の米国株投資手法を紹介します。
「日本株より米国株がいいです。日本株は難しいです。今日このあと出る井村さん(井村俊哉)だって今年のパフォーマンスマイナスなんで。」
DISらざるをえない男JIN。
たとえ本日一番の目玉講師にクソぶっかけてでも、自らの優位性を聴講者に染みつけさせていきます。
「決算がいいテック株を狙うのが一番稼げます。エヌビディアという株が特に凄くて僕はもう4分の3売却しちゃったんですが・・・・」
まだ4分の1は保有していると暗に自慢したい男、オレ的JIN。
なぜか岐阜さんはニヤニヤしながら聞いています。頭の中で皮算用でもしてるんですかね。
次に空売り比率が高い株を狙えと告げるJINさん。
MOOMOO証券さんでこういうデータが見れます、としっかりスポンサーに配慮した発言をするJINさん。
流石は一時代築いたアフィの王です。
JINさんは「エヌビディア」「スーパーマイクロコンピューター」「ウーバー」「クラウドストライク」「パランティア」といった代表的テック株のチャート紹介をしたあと、JINさん伝家の宝刀をが紹介されます。
そう、【Fear & Greed Index(恐怖貪欲指数)】です!
結局これかい!!
「みんなが地獄のように株を売ってる時にこそ、勇気を出して買う事が爆益への道なんです!」
ここまでしゃべくり倒して体力の限界がきたのか。
息切れが激しく声も絶え絶えになってしまったJINさんでした。(最前列にいた知り合い情報だと割と序盤から息切れしてたようです。)
これだけのボリュームを20分間で見事にまとめる、まさに完全燃焼プレゼンテーション。
本当にこれで投資戦略フェアEXPOラストになるのかと思うと少しだけ悲しくなります。
JINさんの渾身の解説が終了すると、代わるように黒パーカー(バーサーカーパーカー)を着た男が不敵な笑みを携えながら登壇します。
お待ちかねの岐阜暴威さんです。
俺には語る事は何もない。全裸で逆立ちしてチン毛を燃やすしかない。
そう公言していた岐阜さん。本当に脱いでしまうのでしょうか。
しかし破天荒な岐阜さんも今年40歳。
暴れることなく大人しくパソコンを操作し始めました。
どんな奇想天外な資料が出てくるのか、会場に緊張が走ります。
「岐阜暴威です。生涯収支はマイナスです!!」
よく通るハイトーンボイスで喋り始める岐阜さん。
すかさずJINさんがカメラをかまえて講演してますアピールをします。
タイトルは『長期投資と短期投資』。
長期投資?
岐阜さん、今まで長期投資やってきたことないのに語れることあるのか?
すると岐阜さんは長期投資の権化として自分のお母さんを紹介。
お母さんの資産運用を示して、いかに長期投資が素晴らしいかを説くと言い出しました。
そんなのありかよ。
「長期投資はストレス少ないし、国もNISAを推し進めているし資産形成にはベストです。今短期投資やってる人はもうやめましょう。」
聴講者が動揺しているのが分かりました。何言ってんだこいつ、と。
一層の事、お母さんを会場まで連れてこさせて喋らせろよと。
「まずこれがお母さんの資産です。2645万円あります。」
お母さん凄い。
入金メインで資産を無理矢理2000万円まで持っていった息子とは大違いです。
これにはKENさんやJINさんも「凄いですね」と絶句。一体我々はなにを見せられているのか。
1ドル=110円の頃に入ったというドル建ての死亡保険も含み益が50万円ほど乗っているらしく、お母さんのセンスには頭が下がります。
とにかく問題なのは、このことを息子がさも自分の功績のように語っている事。地方名士のドラ息子感が半端ないです。
とどめに株の配当が年間60万円入ってくるというエピソードを披露する岐阜さん。
「なにもしなくても60万円入るんですよ。みなさん羨ましくないですか?」
生き恥も裸も含み損も晒しながらYouTubeで必死に収益を稼いでいる岐阜さんの言葉からは、母親の配当収入に対するジェラシーを感じます。
続いてお母さんの資産推移グラフを出す岐阜さん。親孝行の気持ちでもあるのかかなり気合の入った作りようです。
岐阜父が逝去した後コンティニューコイン遺産で2023年に資産が直角的に伸びている部分があり、岐阜さんの資産推移(前述)もふと思い出してしまいました。
チャートを見すぎて不眠症になる岐阜さんと違って、3か月に一度の投資レポートを眺めるだけのお母さん。ストレスの差もはっきりとします。
その後、岐阜さん自身を説明するスライドに入りますが急に文字がでかくなります。そして内容がスカスカ。
自分を紹介するスライドなのに「やっぱりお母さんの投資真似した方がいいと思います」と再び孝行。
一杯一杯になってきたのか「JINさんも長期投資やってて儲けてますよね」とJINさんに援護を求めだす一幕も。
JINさんも「株は見てないけど為替は毎日見て爆損に苦しんでますね」といつもの寒いコメントで応答します。
その後「僕は逆指値に値段が近づいてくると一回外して様子見する悪い癖がある」と伝説のムービング逆指値芸を語ると会場は爆笑。
ビギナーの人にはそりゃ衝撃的でしょう。
気を良くした岐阜さんは半笑いのまま祈りの大切さや徳積み投資理論で畳みかけますがこちらはあんまりウケてませんでした。
しかし岐阜さんも悪いところばかりではありません。
「バフェットの言葉を借りるに、人生において身を滅ぼすのは『酒』『女』『レバレッジ』の3つなので気を付けてください。」
「値動きは予想できないがコストは計算できる。手数料の安いインデックスファンドを買ってください。」
「積立投資は値動きに一々惑わされずに淡々とやってください」
それっぽい名言も残します。
しかし最後の最後で「皆さんは長期投資で頑張ってください!僕は短期投資で頑張りますんで!!」と締まらない締め方をしてしまった岐阜さん。
すかさずJINさんから「結局短期投資していくの?」と激しいツッコミを喰らっていました。
2人が荒らした場を掃除するは唯一の良心KENさん。
「還元しない(配当の少ない)企業の株は上がりにくい地合いである」
「空売りで稼ぐのは至難の技だと心得よ」
「自分の理解できる銘柄のみを扱おう」
という3ポイントを短時間で的確にプレゼンしてくれました。
投資戦略、という点で言うと今回もKENさんが一番長く話してくれるのがベストな布陣だったかなと思いました。
なお、二つ目の空売りの話ではJINさんも岐阜さんも今日一番険しい顔をしてました。
KENさんのターンが終わると十数人ほど席を立ち始めます。
このあとはMOOMOO証券のツールの紹介があるのにみんな聞きたくないのかな、と疑問でしたが実は10分後くらいに始まる高城泰さんとバカラ村による講演への移動だったのです。
オレ的暴威軍の投資戦略が13時15分終了予定で、高城さん達の講演が丁度13時15分開始。
微妙なバッティングで両方聞く事を断念した人もいたのではないでしょうか。
しかし、スポンサーの商品が満足に行えないままに終了するのも後味が悪いもの。
ここで再びアフィ王JINさんが動きます。
マイクを握りしめると「まだ席立たない方がいいですよ!」「聞いてた方がいいですよ!」「役に立ちますんで!」と引き止めに走ります。
こうやってMOOMOO証券に恩を売る事で今後のタレント活動が有利になったことは間違いありません。世渡り上手だJINさん。
ただ、後日書きますがこの時に高城さん講演に向けて移動した億トレーダーのきんくまさんやシオンさんやロボロフスキーさんはJINさんの制止を振り切ったか、その時にはもう移動してたようです。
「だって遅れて座れなかったらまずいだろ」ときんくまさんが言ってました。
ごもっとも。
途中、ツールの補足解説で演台に向かうKENさん。
すると、空いた丸椅子を岐阜さんはいじりはじめます。
回旋塔か回転式ジャングルジムで遊ぶ子供のように無邪気に丸椅子をクルクル回す岐阜さん。
KENさんが解説を終え戻ってくると「おっと危ない」みたいな顔して丸椅子を整えます。
多分バレてますよ岐阜さん。
MOOMOO証券ツールの紹介も終わり講演は終了。
最後に3人によるオススメのパンロ本が紹介されていましたが、岐阜さんとKENさんは『ゾーン 最終章』をチョイスしていました。
KENさんはともかく岐阜さん絶対読んでないでしょ。
ちょっと思ってたのと違う盛り上がり方でしたが、見どころはきっちりあったからトータルではよかったかな。
ここで場内アナウンス。
「この御三方、なんとこの後にMOOMOO証券ブースに遊びに来てくれます!!」
「質問などありましたらどうぞ!!」
これはいかねばならない。
しかし時間はすっかり昼。場内の混雑もピークを迎えていました。
加えて、どうしてもお腹が空きました。
食べてからMOOMOO証券ブースに行くか、と思った私は一度プリズムホールから出てSCHMATZ(シュマッツ)でランチをとりました。
オーダーしたのはザワークラウトドッグにヴァイツェンビール。
昼から飲むのは格別ですね。
ビールを飲みながらXで岐阜さんのセミナーに対する嵐の様なツッコミ(言ってる事とやってることが違う、お母さんの話しかしてない、含み損をごまかした等々)にゲラゲラ笑っている内にあっという間に30分以上経過していました。
さて、岐阜さんとどんな挨拶を交わそうか。
JINさんも写真撮影に応じてくれるだろうか。
そもそもどんな質疑応答が繰り広げられているのだろうか。
ワクワクしながらプリズムホールに戻り、MOOMOO証券のブースに近づきます。
人がいません。
あれ?まだあの3人来てないのだろうか。
一体何をもったいぶってるんだ。
とりあえず近くのMOOMOO証券の人に尋ねます。
「すいません。岐阜さんやJINさんがブースに来るって聞いたんですが」
「ああ、もう終わりましたよ」
「えっ、終わりですか!?」
「はい、今後の予定もありません」
後半へ続く