NTT都市開発 デザイン戦略室
新たな価値を生み出す街づくりについて考えるため、「デザイン」を軸に社会の変化を先読…
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記事をすべて見る すべて見る「都市と生活者のデザイン会議 WE + WELLBEING」④ 遠山正道氏と考える“社会的私欲”でつながるコミュニティの行方(後編)
憧れの追求が共感を呼び、コミュニティを育む 門脇 遠山さんご自身の人生のなかで、それぞれの場面ごとにコミュニティが分散的・分人的に存在している様子が浮かび上がってきました。それを必要に応じてつなげたり、自然につながったりすることで、新たな展開が生まれるわけですね。 遠山 そんな感じです。その意味で初めての個展は、私にとって33歳にして“初めての意思表示”だったと思います。三菱商事の社員でありながら絵の個展を開催するというのは、会社にあるどの文脈ともつながらない。当然、不安
「都市と生活者のデザイン会議 WE + WELLBEING」④ 遠山正道氏と考える“社会的私欲”でつながるコミュニティの行方(前編)
遠山正道さんに聞く、私欲が生み出す社会とのつながり YOMIKO 小林 遠山さんは株式会社スマイルズの代表として「Soup Stock Tokyo」をはじめとする数多くのプロジェクトを展開しながら、個人の活動として“社会的私欲”という概念を提唱するなど、独自の視点から社会と向き合ってこられました。本日はぜひ、ご自身の取り組みについてお話をお願い致します。 遠山 「“自分らしさ”と“他者・社会の幸せ”が共存するライフスタイルデザイン」……とてもいいテーマですね。このうち“自
「都市と生活者のデザイン会議 WE + WELLBEING」③ 龍崎翔子氏と考える“自分らしさ×利他”のデザインとは(後編)
徹底した利己の姿勢が、他者のメリットにつながる理由 門脇 これからの社会を考える上で、今やさまざまな場面で多様性というキーワードが挙げられています。龍崎さんご自身は、多様な他者が共存する方法についてどうお考えでしょうか。 龍崎 他者の生きづらさに想いを馳せる以前に、まず自分の生きづらさを把握することが大事だと思います。それが自分自身にとってより良い選択肢やソリューションにつながり、結果的に他者にもメリットをもたらしていく。つまり徹底して利己的であることが、究極的には社会