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まちのテクスチャー

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「まちを読む」をテーマに、多様な視点のゲストを招いてお届けするデジタルZINE「まちのテクスチャー」。 今回のZINEのテーマは、コロナ禍を経た今、私たちはどんな「まちの読み解き… もっと読む
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記事一覧

From our Editors ── 今この瞬間も誰かが街をつくっている

【まちの読み方 1】 “街の気配”に想いを馳せる 朝吹真理子さんがエッセイで綴ってくれた「…

Book Guide 3 ── 「まち」の、”まだ分配されていない”未来

『みんなが手話で話した島』 ノーラ・エレン・グロース 著 / 佐野正信 訳〈早川書房〉 20世…

ウーリツァの娘 ── 津久井五月

 ユリア・ウリツカヤ。  通りの真ん中に立って、わたしのもう一つの名を、小さく唱えてみる…

Book Guide 2 ── 「まち」は、オルタナティブを求めている

『第三次産業革命: 原発後の次代へ、経済・政治・教育をどう変えていくか』 ジェレミー・リフ…

道がおぼえていること ── 朝吹真理子

 じぶんは忘れていても、道のほうが覚えていてくれることがたくさんある。通っていた小学校の…

Book Guide 1 ── 「まち」を、読み替える

『既にそこにあるもの』 大竹伸朗 著〈筑摩書房〉 始めから美を追求しては決して表れず、多分…

番匠カンナ/鈴木綜真/竹村泰紀 ── 都市を見つめる変化の兆し

01 都市の隙間への巣食い、あるいは救い ── 番匠カンナ(バーチャル建築家)ギャル雑誌『egg』の編集長は、もう聖地はなくなったと言った。都市がより快適により洗練されるほど、熱は都市空間を求めなくなった。代わりに匿名掲示板、動画サイト、SNSが路上になり、現実の地名はカルチャーの表舞台から消えた。 この半壊した雑居ビルは、反計画とも呼べる空間の質を提供する。ここにある理想の隙間は、人間の熱を受け入れるのに十分な無遠慮さを備えている。だがここに行き着くのは容易ではない。もっと

和田夏実/牧原依里/西脇将伍 ── 手話が街を”ハック”する

(7つの質問)手話の身体感覚で「まちを読む」試み Q.1 手話をしながらの街歩きを通して、気づ…

平野紗季子 ── 勝どきはケンタウロス

(7つの質問) 街とお店の「そこにしかない物語」 Q.1 勝どきの街歩きをご一緒させていただき…

井上 聡 ── 沖縄・読谷村で拾った“スポークン・ワーズ”

“この沖縄そばをぜひ、みんなに食べてもらいたくて(笑)” 「この沖縄そばをぜひ、みんなに…

井上 聡 ── 沖縄・読谷村の“まれびと”

(7つの質問)「まちを読む」ことは「人を読む」こと Q.1 読谷村へ移住した理由、心惹かれた点…

From our Editors ── 二つとない地図を描く

止まることなんて想像もしていなかった「まちの機能」が停止した2020年3月 ──。COVID-19のパ…