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留学エピローグ〜国に恋をするということ〜
良い意味で刺激的な毎日を送ってきた反動は大きかったと言えます。
明らかに言えるのは、帰国して1、2ヶ月の間、私はどこかおかしくなってしまったようでした。
帰国してしばらくの間は、すぐにやってくる真っ暗な夜に生活リズムが崩れたり(そして夜の22時には激しい眠気で意識を失ったように眠ってしまう)、冷え込む朝にベッドから重たい身体を起こせなかったり、精神面でも体調面でもイマイチな日々が1週間くらい続き
ニュージーランドプチ留学~世界を飛び回る中国人、シャオとの出会い(2/2)~
ほぼ初対面の人間に対して心を開きかけた私が馬鹿だった。
こうやって今までも多くの邦人がトラブルに巻き込まれてしまったんだろうな。
…私はたった今、たまたま飛行機で隣の席だった人から、ホテルに誘われてしまった。
「No!!! I want to stay here!!!」
Have a nice trip,bye〜と口早に言いながらその場をダッシュします。
一刻も早くここから逃げなければ。
急
ニュージーランドプチ留学~世界を飛び回る中国人、シャオとの出会い(1/2)~
…復路の飛行機で隣の席だった彼に対する第一印象は、正直なところ、あまり良くなかったのを覚えています。
(えぇ…もうすぐ離陸しちゃうのにまだ電話してる…)
飛行機が飛び立つ、離陸のギリギリまで誰かと通話してる。
何を言ってるのか全く聞き取れませんが、恐らく中国語だと思います。
大きめの声が威圧感を与えますし、その手に付けている巨大な宝玉のブレスレットはジャラジャラしてるし…
(この人の隣で11
ニュージーランドプチ留学~涙、涙のお別れオークランド~
オークランド滞在最後の土日は、
「せめて最後に一目、キウイバードをこの目で見たい!」
という私のわがままに付き合ってもらい、オークランド動物園のキウイバードに会いに行ったり、みんなでビーチに行ったりと、最後の最後までオークランドを堪能する日々となりました。
オークランド動物園では念願のキウイバードにも会う事が叶いました。
ちなみに友人は来訪2回目なのですが、「前回はこんなに間近で見られなかった
ニュージーランドプチ留学~滞在中に一番傷ついた事(おまけ:お土産編)~
いよいよ語学学校のラストレッスンの日がやってきました。
この日の朝は、ほんの少しだけ傷ついた出来事がありました。
ホテルの部屋から出た瞬間、清掃員の方と鉢合わせをして、いつもお部屋を綺麗にしてくれてありがとう、とお礼を伝えました。
相手はややびっくりした顔を見せましたが、その後微笑み、早口で何か私に伝えたのです。
…その言葉が、全く聞き取れなかった。
(今思い返せば、もうあなたは部屋を出るので
ニュージーランドプチ留学~コーンウォールパークの丘の上で~
「カボス、これ…昨日作ったの。良かったら食べて。」
授業が始まる前に、韓国人のクラスメイトが私に自作のチュロスをくれました。シナモンと砂糖がこれでもかというほどたっぷりまぶされていて、とても美味しそうです。
感謝の気持ちを伝え、早速今日のお昼ご飯にいただくよ!と伝えたところ、苦笑しながら他にも食べなよ…と言われてしまいました^^;
その日はライティングやスピーキングのテストがメインの授業だっ
ニュージーランドプチ留学~Newmarketでのお買い物~
「Sorry…out of the power…」
いつものように朝食チケットを貰いに行った時に、ホテルのフロントの人が申し訳なさそうに頭を下げます。
初めは何を言っているのか意味が分からなかったのですが、頭の中で理解できる範囲で単語を繋ぎ合わせると、どうやら工事による停電のためにいつも朝食を食べているカフェで朝ごはんが食べられないようでした。
それなら朝ごはん抜きでも別に良いや、と思いホテ
ニュージーランドプチ留学~ドキドキの初授業~
いよいよ初授業の日がやってきました。
この頃には、一人でお店に入って買い物をする事にも、鳥たちが我が物顔で店内をトコトコ歩いたり飛び回っている光景にも少しずつ慣れてきました。
とにかくオークランド市内は空港、カフェ、パブ、スーパーマーケット…ありとあらゆる屋内で鳥が飛んでいる(笑)日本ではあまり見かけない光景なので大変驚かされました。
クラスに入室した瞬間、どこへ座れば良いのか迷いました。特段
ニュージーランドプチ留学~初登校&美味しいマッスル貝~
ニュージーランドに入国してから、2回目の朝を迎えました。
昨日のホーリー祭の名残で顔には相変わらずうっすらと色粉の痕が残っていましたが、それでも今日はフロントで朝食チケットを受けとるミッションも、メニューのオーダーもうまく事が運んだのでほんの少しだけ自信がつきました。
語学学校オリエンテーション編
私の通う語学学校は、初日にはオリエンテーション(このため初日だけはいつもより30分早い登校となり
ニュージーランドプチ留学~インドの危険なお祭り~
初めての夜はぐっすり…というわけにもいかず、酷い時差ぼけから来る頭痛に苦しめられました。
真夜中の2時と4時、それぞれ1回ずつ激しい頭痛で目が覚めました。日本から持参した頭痛薬に感謝しつつ、水道水で薬を流し込みます。
ちなみにニュージーランドでは水道水をそのまま飲むことができますし、現地のスーパーマーケットやドラッグストアでもPanadolという解熱鎮痛薬が市販されています(カロナールと同じアセ
ニュージーランドプチ留学~マクドナルド襲撃事件~
例の香港マダムとの別れはあっさりしたもので、飛行機着陸後、彼女は風のように去っていきました。
私自身一睡もしていないのですが、不思議と眠気を感じることはなく、回転寿司のように沢山のスーツが流れるバゲージクレームで無事にスーツケースも引き取ることができました。
入国審査(これも自動ゲートです。パスポートを機械にかざし、顔認証するだけ)も終え、いよいよ一番緊張する税関へと足を運びます。
赤と緑、2
ニュージーランドプチ留学~香港マダムと謎の種~
渡航3日前から、私は夜になると毎日泣いていました。
授業の足を引っ張ったらどうしよう。
そもそも無事に現地まで辿り着けるのか。
トラブルに巻き込まれても誰も助けてくれない。ひとりぼっちで頑張るしか無い。
「明日なんて来なければ良いのに…」
色々な不安がぐっと押し寄せて、毎晩枕を涙で濡らしていました。
当日は泣き腫らした目で重い玄関の扉を開け、成田国際空港へと向かうバスをどんよりとした気持ちで
ニュージーランドプチ留学~事前準備~
「退職するんだったら、有休消化の期間で語学留学にでもおいでよ!」
…ニュージーランドに住んでいる友人の唐突な誘いに、当初の私は、鳩が豆鉄砲を食ったようにまばたきする事しかできませんでした。
私は英語が話せません。
学生時代は他の教科と比べると若干英語は得意だった、くらいのレベルですし、街中に流れる英語のアナウンスだって正確に聞き取れませんし、外国の方に突然道を聞かれてもうまく答える自信はありませ
転職活動編②~選ばれる・選ぶ立場で臨んだ面接試験~
筆記試験ラッシュを終え、面接を控えた頃には、暦の上ではようやく秋が訪れていたところですが、あの夏は例年にないほどの酷暑であった事を記憶しています。
面接を迎える前に、それまでずっと取得できなかった夏季休暇を取得し、実家のある田舎に帰省していました。
今、振り返ってみると、それまで怒涛の日々を過ごしていた私にとって、その時まで抱えた心の荷物をゆっくりと下ろせる日は無かったと思います。
恐らく私単
転職活動編①~雰囲気に呑まれた筆記試験~
仕事の閑散期突入とともに、筆記試験およびWebテストのための勉強を本格的に開始しました。
ちなみに、私の勉強のスタイルはこんな感じでした。
◎平日→通勤時間・昼休みを活用してYouTubeで公開されている試験対策動画を視聴し、夕食(ほとんど試験勉強期間中は自炊していません…スーパーのお惣菜がほとんど)を食べた後に市販の問題集の問題を1〜2時間程度解く。
◎休日→空いているファミレスやカフェで約