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NO pain,No gain

皆さんこんばんは!

投稿70日目になりました!

今回は僕自身最近になって初めて聞いた、「魔法のザクロ」という話から学んだ事をアウトプットしていきます。

この話は古代ユダヤから受け継がれている成功哲学集、「タルムード」の中で紹介されている話です。

ユダヤ人はアメリカの人口のわずか2%しかいませんが、世界の歴代ノーベル賞受賞者の20%の割合を占めていたり、優秀な人が非常に多くいます。現在でいえば、Facebook創業者のマークザッカーバーグや、映画監督のスティーブンスピルバーグなどがユダヤ人です。

この世界的にも優秀な人が多いユダヤ人にスポットを当てた本なども多くありますが、今回の話は初めて聞きました。

少し長文になりますが、まず「魔法のザクロ」がどんな話か記載します。

・魔法のザクロ


あるところに3人兄弟が住んでいました。兄弟はそれぞれ10年間各地で修行し、10年後に各自が見つけた最も不思議なものを持って帰り、再び集まる約束をしました。

1番上の兄は東へ行き、ある旅人から世界の隅々まで見えるガラスのコップを手に入れました。

2番目の兄は、西へ行き、どこへでもすぐに行ける空飛ぶ絨毯を手に入れました。

1番下の弟は南に行き、そこで不思議なザクロの木を見つけました。その木の何が不思議かというと、花はいっぱい付いているのに、実は一つしか生けってないのです。そのザクロの実を取ろうと手を伸ばすと、ポトっと自分の掌に落ちてきました。

「これは不思議な木だ」と思い、その木を持って帰ろうとしましたが、木が消えてしまいました。しかし実は消えずに残っていたので、このザクロの実こそ不思議だと思い、持ち帰る事にしました。

そして3人は再び集まりお互いに持ち帰った不思議なものを見せ合っていました。

1番上の兄が持って帰った世界の隅々まで見えるガラスのコップを見ていると、とある国のお姫様が重病で寝ている姿が見られました。そのお姫様の傍で、王様が「誰か助けてくれ!」と叫んでいます。

そこで2番目の兄が持ち帰った空飛ぶ絨毯で、3人は急いでお姫様のもとに駆けつけました。

そして到着すると、1番下の弟が持っていたザクロの実を半分に割り、その半分をお姫様に食べさせました。するとみるみる体調は良くなり、病気はすっかり治りました。

この様子を見ていた王様は感激し、「お前たち3人のおかげで姫が重病から回復した。3人の兄弟の誰とでも姫と結婚して良い。3人で話し合って決めなさい。」と言いました。

するとお姫様が、「私に1つだけ質問をさせて下さい」と言いました。

まず1番上の兄に質問をします。
「あなたはその世界の隅々まで見えるガラスのコップで私を見つけてくださいました。そのコップは今でも元のままですか?」

1番上の兄は、「はい、全く元のままです」と答えました。

次に2番目の兄に質問をします。
「あなたはその空飛ぶ絨毯を使って、いち早く私の元に駆けつけてくださいました。その絨毯は今でもそのままですか?」

2番目の兄は、「はい、全くそのままです。」と答えました。

最後に1番下の弟に質問します。
「あなたはそのザクロの実を私に食べさせて病気を治してくれました。そのザクロの実は今でも元のままですか?」

1番下の弟は、「いえ、お姫様に半分差し上げたので、今は半分しか残っていません」

するとお姫様は言いました。
「私は1番下の弟と結婚します。彼は私の為に大切なザクロの実を半分失ったのですから」

これが「魔法のザクロ」の大まかな話です。

この話から学べる教訓は、「NO pain,NO gain」つまり痛みなくして得るものなしという事です。何かを得ようと思えば、必ず何か失うものや痛みを伴うのです。

人は極力リスクを避けようとして、何も失わずに得る方法はないか模索しようとします。
「上手くいく保証があればチャレンジします」といった考えになってしまう人も多いのではないでしょうか。

しかしそれでは成功は得られません。必ず何かを失わないといけないと、この話は教えてくれています。

その失わなければならない事とは、現代でいうとお金や時間、人間関係など様々考えられます。

さらに大切なのは、得られるものより先に、失うものを手放さなければならないという事です。

失うものを先に手放してこそ成功が得られる事を考えると、やはりリスクを背負うということは成功するには必要不可欠な事です。

この話を聞いて、挑戦する事の大切さを改めて学ぶと同時に、自分が失っても良いものは何かと考える様になりました。

失う方が先だからといって、何でも手放すというのは、考えが浅いように感じます。

先に失う事は確かに怖いと感じる事もありますが、物事の原理原則の一つと割り切ると決断する勇気が出てくるのではないでしょうか。

今後もこのような参考になる話があれば、紹介していきたいと思います。

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