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動画×楽しい企画 | カレー屋キッチンカーをプロモーション編 | プレゼンストック |オーナーさんに提案してみよう | 売れるアイデアを考える為の一歩目note

今回はカレー屋キッチンカーを動画プロモーションする企画を考えようという内容です。

持ち帰りカレーもおしゃれなものが増えました

■イメージしてみる

コロナ禍で増えたキッチンカー。Googleの検索ワードで近年一気に頻出ワードになったそうです。今回はキッチンカーのオーナーに一体どんな企画を提案すれば契約になるのか考えてみようという内容のnoteになります。企画アイデアを考えておくと、いざというときにスピード感を持ってプレゼンに取り組めるので使えそうだったら是非ストックしてください。

■法律を調べてみよう


元々キッチンカーは法律で「キッチンカー車内での仕込み行為」が禁止されていましたが、2021年6月1日に施行された食品衛生法では新基準の設備要件を満たすことで保健所の許可が下りることになりました。その他にも地域ごとのルール、全国一律のルールなどがあります。万が一にも映してはいけない箇所が分かっているとお店の方も安心して撮影を任せてくれます。

■キッチンカーに求めるものとは


※PRTIMES 2021年4月5日記事より引用

10代以上の男女500名を対象 (PRTIMES 2021年4月5日記事より引用)

■キッチンカーの売上イメージを持つ


はじめるのは簡単だけど生き残るのは難しいと言われるキッチンカービジネス。オフィス街を主戦場とする場合、もちろん場所や条件によりますが、首都圏の場合は出店料がかかることを考えると750円~800円程の価格帯で1日に60~70食を売らなくてはいけないことが多い様です。間を取って775円×65食×27営業日=1,360,125円という計算になります。飲食店は原価:人件費:諸経費:利益=3:3:3:1 と言われていますが、キッチンカーということを考えて、利益が3割取れるとしたら利益は408,037円になります。良い結果を出してこの金額が利益だとしたらなかなか簡単ではないことが分かります。コロナ禍で追い風と言われても、オフィス出勤の方が減っていたのでは恩恵をそこまで受けられるものではありません。( 数値参照元 / withnews.jp キッチンカーの知られざる事情 )しかし損益分岐点を超えて販売が伸びた状態に関しては席数キャパシティは考えなくて良いので儲かる可能性は十分あると思います。料理の腕と同等かそれ以上に戦略に長けているオーナーさんが運営するキッチンカーは大成功している様です。

■映像でどんな貢献が出来るのか

ここからが我々動画クリエイターの出番です。ただ「動画を撮りますよ」では試しに1本作って終わってしまいます。お店の方の気持ちを考えると我々にも覚悟があることを伝える必要があります。お店のオーナーさんはどんな動画が欲しいのか。間違いなく売上が伸びる動画が欲しいはずです。オーナーさんがやりたくても手が回らなかったセールスプロモーションを提案することがベストだと思います。しかし、動画会社はコンサルではありませんので売上にコミットすることまでは約束しなくて良いです。売上アップはKGI、売上アップの要因を作るのはKPIです。我々はKPI達成にコミットすることを考えると良いです。(詳しくは下のバナーからどうぞ)
KPIの設定はヒアリングをしてからできる範囲で説明してお互いに納得するところを見つけましょう。ボリュームが出過ぎるのでここでは明記しない様にします。

■行動経済学を元にした「ザイアンス効果」と「リピート促進」


個人経営の場合、売上の中に広告宣伝費を含んでいるお店は多くはありません。オーナーさんは身銭を切って広告費を出すと想定しておいた方が感覚がズレないでしょう。提案をしに行く場合、新規顧客獲得の為の企画か、それともリピーターを増やす為の企画かを明確にしておくと伝わりやすくなります。

ザイアンス効果を考える

スマホでよく見る広告に親近感が湧くことがあります

オフィス街の場合、潜在顧客の母数が多いのであればキッチンカーを置く場所に人を集める動画を作ることを狙いに出来ます。その場合、地域を絞ったSNSやWEB広告を展開することで集客を狙うことが可能です。その際に効果的な考え方がザイアンス効果(単純接触効果)というものです。お店の名前や商品名をSNS等の広告で見ていた場合、全く知らない場合に比べ安心感と期待感を与えることが出来るというものです。最初は興味ないor嫌いだったものでも、回を重ねるごとで親近感が生まれ良い効果を生み出すことが可能です。人は能動的に情報を取集し始めた時に、自分の行動を肯定化する思考回路を持ちます。ただ「広告を出しましょう」と提案するのではなく、広告を出す意味を具体的に伝えることでオーナーさんの気持ちを掴みやすくなります。

・リピートを増やす仕掛けを考える
経済学では「人間は効率を重視して選択をする」という考え方があります。カレーは罪悪感を感じさせるほどのカロリーを身にまとっていますよね。人間が効率を考えるのであればカレーの高カロリーなイメージを変えることから考える必要がありそうです。
しかし行動経済学では「人間はほどよく利己的に選択をする」と考えられています。モデルや俳優もたまにはマックも食べるし家系ラーメンも食べます。我々も家で作った方が圧倒的に安いスムージーも買いますし、コンビニより高いお祭りの屋台の焼きそばも買います。500円の缶ビールだって買ってしまいますよね。要は曖昧で程よくルーズなのです。

自分だったらどんな時に高カロリーで罪悪感のあるカレーを食べたくなるかを中心に考えると良いです。そして定期的にカレーを食べたくなる動機付け、もしくは定期的にカレーを食べても良い理由づけをすることがポイントになります。お店で商品を待つ時に、サイネージで動画を展開することが効果的になるのではないでしょうか。

定期的に食べたくなる動機付け、もしくは定期的に食べても良い理由づけをする

今回は企画を考えるときの一歩目を書くnoteなのでこの辺にしておきます。もし興味がある人が多い様であればまた続きを書きたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。
少しでも役に立てたら嬉しいです。

内田


分かりやすい行動経済学の本、導入編でオススメです。


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株式会社ベネルートは2016年に東京にて創業、2019年に岡山県で法人化した制作会社です。ブランディングデザイン事業部とミュージックアート事業部から構成。


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