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🌸桜🌸と申します 重度発達障害者の娘・梅子との暮らしを中心とした内容を書いていきたいと…

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🌸桜🌸と申します 重度発達障害者の娘・梅子との暮らしを中心とした内容を書いていきたいと思います。 ブログやTwitter・Instagramもしております。 ブログは主に梅子の療育内容を具体的に書いています。 https://linktr.ee/saku_raumeko

最近の記事

【書籍紹介】 施設虐待事件と「夜と霧」

最近、障害者施設での虐待事件が頻発し、親として不安が募ります。 将来、梅子さんが虐待被害を受けないかと心配になります。 私が亡くなった後、入所施設やGH(グループホーム)に入居してもらおうという考えが揺らいでしまいます。 このような時、私は療育センターの先生から紹介された「夜と霧」という本を思い出します。 この本から得た教訓は、「現在を最大限に生き、それを梅子さんの宝物とすること」です。 思い出は、梅子さんが縛られずに自由に、充実した生活を楽しむための貴重な財産だと思っ

    • 【重度発達障害】梅子さんの問題行動

      2023年6月より梅子さんの問題行動が悪化してきました。 その経緯と2023年9月現在、消滅してきたことについて書いていきたいと思います。 2023年6月 仕事中、他の利用者の口真似をするようになりました。 数人の利用者の人が仕事中、独り言を言うたび、梅子さんが大きな声のおうむ返しで答えていました。 職員さんは、いくら注意してもすぐに口真似を発してしまう彼女にお手上げ状態になりました。 その日、すぐに施設職員さんから電話がきて、状況を教えてくださいました。 そして、後日、梅

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      • 誤解される重度発達障害の梅子さん

        梅子さんが3歳の頃、発語がないことで当時、「自閉症」と診断を受けた。 この頃から彼女に対する誤解と偏見が私の中で始まったといっても過言ではない。 いっこうに言葉が出ない上に、名前を呼んでも振り向かない。 返事もしない。 3歳だと健常児は、理屈を言えるくらいまで発達しているのに、1日泣いてばかり。 目を離すとどこにいってしまうのか分からない。 トイレトレーニングも進まず、お箸も使えない。 友達と遊ぶことなどなく、一人で洗剤の容器を並べてばかり。 おもちゃで遊ぶことを見たことも

        • 【重度発達障害レポート】文字から言葉について

          前回、#33では「50音の平仮名積み木の課題学習について」書きました。 この中で重度発達障害の梅子さんにどうやって文字を教えたのかについて詳しく書きました。 次は、文字から言葉へどう繋いでいったのかについて解説していきたいと思います。 重度発達障害を抱える子供たちが「大きいものより小さいものをよく見る」というのは、特徴の一つです。 これは、視覚的な感受性や興味が小さな詳細に向けられることを意味します。 具体的には、小さな物事に対する強い関心や集中が見られ、それがしばしば特定

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        【書籍紹介】 施設虐待事件と「夜と霧」

          私が療育する理由について

          とある方(同じ立場の人)から、最近、どうしてそこまで(梅子さんのために)するのですか❓という質問を頂いた。 結論は、暴力からくる家庭崩壊を防ぐためだった。 私が小学生の頃、叔父の激しい家庭内暴力から突然、家を失い、叔父は精神病院へ長期入院。(高齢になった現在も入院中) そんな経験から、梅子さんに障害があるとわかり、療育開始から危機感を持ちながら真剣勝負で挑んできた。 ・暴力からくる叔父に対する長年の憎しみ ・ある日突然、家を失った悲しみ ・理解できない数々の奇行 ・叔父

          私が療育する理由について

          【重度発達障害レポート】50音の平仮名積み木の課題学習について

          前回は重度発達障害の梅子さんに、平仮名を教えるにあたり何が分かりづらいのかをご紹介させて頂きました。 今回は、50音の平仮名積み木を使って教えていく過程で何が重要なのかのポイントを2002年5月7日のレポートをもとに解説していきたいと思います。 50音の平仮名積み木を使った具体的な教え方は、ブログの方で解説しております。 よかったらご参考にしてください。 1.50音の平仮名積み木について 先生は、方法論だけでなく、その背後にある「哲学的要素(本質)」についても講義して

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          【重度発達障害レポート】50音の平仮名積み木の課題学習について

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          【重度発達障害レポート】平仮名の教え方について

          前回に引き続き、今回は、重度発達障害の梅子さんに文字を教える過程で起こっていることについて書いていきたいと思います。 重度発達障害の子供に平仮名を教えるのは非常に難しく、簡単にはいきません。 そのため、方法論(ブログで解説)と並行に、教えていく過程で梅子さんに何が起こっているのかを療育センターの先生の講義を通して解説していきたいと思います。 1.50音の平仮名について

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          【重度発達障害レポート】平仮名の教え方について

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          【重度発達障害レポート】 言葉・文字 

          私が初めてトモニ療育センターに通い出して提出したレポートを読み返してみました。(2002年5月7日) 理由は、私が梅子さんのことで見失っていることはないか? 今の向き合い方は正解なのか? もう一度、梅子さんを見つめ直すと共に、私の生き方も見つめ直したかったので昔に遡り、イチから勉強し直すことにしました。 まずは「言葉と文字」というのがテーマでした。 重度発達障害の梅子さんは当時、小学校2年。 言葉もなく、コミュニケーションさえ取れず問題行動ばかり起こす子供でした。 そんな

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          【重度発達障害レポート】 言葉・文字 

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          重度発達障害とミニマルライフ

          重度発達障害の梅子さんとよりよく暮らすため、物を減らしました。 そのおかげで梅子さんからなくし物もしなくなり、戸惑う様子がぐんっと減りました。 片付け後、梅子さんのような視覚から情報を得るタイプは乱雑な部屋では、混乱の元になるのだと改めて思いました。 何故、物が多いと混乱の元になったのか、それをどう解決したのかを療育センターでいただいたアドバイスから解決しました。 その話を下記で説明します。

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          重度発達障害とミニマルライフ

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          【ウォーレン・バフェット 名言集NO.3】

          ウォーレンバフェットが中学の頃、悪友との付き合いや万引きなどの犯罪に手を染めてました。 数学も英語も最悪の成績で、自立心、精励、礼儀どれもダメだったとのこと。 学校からも落第者としてレッテルを貼られた時、ご両親のおかげで踏みとどまりました。 当時、お金を稼ぐことが好きだったウォーレンバフェットは新聞配達を楽しくしていたそうです。 その時、父親から「こういう振る舞いを続けるなら、新聞配達をやめてもらおう。」と言われたそうです。 その一言がきっかけで改心したとのことでした。

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          【ウォーレン・バフェット 名言集NO.3】

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          【ウォーレン・バフェット 名言集 NO.2】

          11歳のウォーレンバフェットが姉から預かったお金と一緒に株を購入しました。 その時に学んだ3つの教訓が今も彼の教訓として生きています 1.買った時の株価ばかりに拘泥してはいけない 2. 株価の上下に一喜一憂し、慌てて小さな利益を得ようとしてはいけない。 3.他人のお金を使って投資してはいけない。 3つの教訓は、本だけ読んでいては得られなかったことでした。 この言葉に感銘を受けました。 療育にも関係すると感じました。 実際、梅子さんのようなIQ30しかない重度発達障害者に

          【ウォーレン・バフェット 名言集 NO.2】

          【ウォーレン・バフェット 名言集 NO.1】

          梅子さんが重度発達障害とわかって、すぐに考えたのは「世間の目」でした。 障害児を産んだことで偏見の目に晒される…と正直考えました。 きっと、障害児の親なら必ず通る道。 小学生になっても言葉を発することがなく、多動・パニックや癇癪・自傷。他傷など家であろうと外であろうとお構いなし。 そんな子供を連れていたら、社会の目は常に批判的であり、親は一方的に追い込まれてしまいました。 そんな経験を通して、ウォーレン・バフェットの言葉の中に「外側の得点表」より「内側の得点表」と示されて

          【ウォーレン・バフェット 名言集 NO.1】

          問題行動(泣いた赤鬼と梅子さん)

          重度発達障害の梅子さんは仕事を初めて今年7年目に突入。 今の仕事場に決まったとき、同期は1人もいなかった珍しい年。 (毎年5~7名くらいとってる) なぜか最重度の梅子さん1人だけ新入として入れた。 正直、今の施設に入りたい方はすごく多く倍率も高かったので、驚いていた。 周りはすべて経験豊富な先輩であり、梅子さんは仕事のやり方やコミュニケーションを学ぶために必死に取り組んでいた。 仕事を初めて3年くらい経過した頃、梅子さんの口害の問題行動が施設で起こった。 梅子さんの後から入

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          療育者に必要なものについて

          昔、療育センターに入会する条件として「マラソン」と「山登り」があった。 私は山登りはしていたが、マラソンはしていなかった。 交通ルールも分からない子供を街中に出すなんて危険で無謀と考えていたから。 しかし、先生からはやりなさい……と一言。 当時、この人から学びたいという思いと、後が私にはなかった事で意を決して、大泣きする梅子さんの手をひいて走った。 しかし、ある日、雨が降り始めた夕方、マラソンに行きたくない梅子さんと私がトラブルになった。

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          問題行動・衣類を破る

          昔、梅子さんが小学校高学年から高校くらいの間に起こした問題行動の1つに「衣類を破る」と言うのがあった。 何故破るのか… 暇・退屈・手持ち無沙汰が理由だったと思う。 破り方は、少しほつれた所から指を突っ込んでじょじょに大きくしていき、気づいたらボロボロになってる状態だった💦 今度は衣類が破れることに気づくと、洗濯物を取り込んでたたむ時も破り始めたり、学校の授業中も体操服(支援学校の日中は体操服で過ごす)を破ることが多くなり、体操服がブラックジャック化していった💦 衣類を破

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          お茶だけの朝食

          先日、いつものように早朝ウォーキングを終えて帰宅した梅子さん。 帰宅後、身支度してからリビングに入ってきた。 いつものようにスケジュールを確認してからお弁当🍱の確認。 そのお弁当🍱の確認が5分以上続いたので、私が「このまま続けるとご飯なしだよ。」と再三注意しても片付けられずにいた。 この行動の何日も前から、他の事でも指示が通らなかったことがあり、生活に支障がでてきていた。 互いにケジメがついていない状態だった。 そろそろだな…(´・ω・`) 私の中では、そう決めていた。

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