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私が療育する理由について

とある方(同じ立場の人)から、最近、どうしてそこまで(梅子さんのために)するのですか❓という質問を頂いた。

結論は、暴力からくる家庭崩壊を防ぐためだった。

私が小学生の頃、叔父の激しい家庭内暴力から突然、家を失い、叔父は精神病院へ長期入院。(高齢になった現在も入院中)
そんな経験から、梅子さんに障害があるとわかり、療育開始から危機感を持ちながら真剣勝負で挑んできた。

・暴力からくる叔父に対する長年の憎しみ
・ある日突然、家を失った悲しみ
・理解できない数々の奇行
・叔父に対する周り(家族)の諦め感
・年老いてなお苦しんでいた祖母の小さく丸くなった背中を見てショックだった

こんな経験から梅子さんに真剣勝負で育てないと、次に崩壊するのは私の家庭だと思った。

私の中で背水の陣だったから出来たことかもしれない。

しかし、暴力から希望は生まれないのが分かったし、人を憎み続けることは正直、しんどかった。

理解できないと思った奇行も本当は、叔父の分かって欲しいというSOSなのかもしれない…と思う所もあった。

とはいえ、許せたのか…と聞かれたらそこはまだよく分からない…

そこまで私も人としては強くないので😅

でも、何故、梅子さんに適切な療育を与えてきたのか…については、暴力からくる家庭崩壊を防ぐためが理由。

障害のある子供を育てるのに、諦めの中、暮らしていくには限界がある。
可愛いだけでは一緒に過ごすことができない。

障害があるからこそ、希望を持って一緒に生きていきたい。

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