映画『バービー』の方が『君たちはどう生きるか』より断然好きだった話
『バービー』の方が好きは少数派?
映画好きの娘に「この映画は、パパと一緒に見て」と言われていたので行ってきました。その娘はバービーではなく、ぽぽちゃんとディズニープリンセスで遊んで育ちました。
パパと一緒に見ないといけない理由が映画を見てわかりました。
『バービー』内容が説教じみてるとか、あの公式SNSの投稿はどうなの?とか批判があるのはわかっています。
でも私は好きでしたし、たくさんの人に見てもらいたい作品です。
かわいいマーゴットロビーをみたいという目的でも全然いいです。
なぜか私が行った回は劇場の観客の半分以上が外国人でした。
アメリカでは大ヒットしており、ピンクを着て見に行くらしいです。
関西ではバービーみたいな格好をしていた方が1人だけいました。
あらすじ
日本での評価
note内でのレビューは概ねこの映画に好意的でしたので安心しました。
filmarksでは3.9/5.0
yahoo映画では2.1/5.0
という結果です。
ここからネタバレ
昔は赤ちゃんの人形しかなかった
女性は赤ちゃんを産んで育てるという役割りでした。ままごとでも常にお母さん役をするので、赤ちゃんの人形だけでよかったらしいです。
1957年に女性が何にでもなれるという存在の象徴として、赤ちゃんの人形ではないバービーが作られました。
メッセージ性があり、それがリアル
素敵なセリフや「そうそう」と頷く場面が多かった作品でした。
•人間の世界でバービーが出会う、母と娘の関係がリアル
残念ながらセリフを覚えてないですが、思春期の娘をマテル社で働きなが ら育てているこのお母さん言った多くのセリフは共感しかなかったです。
•バービーを作っているマテル社のえらいさんが全部男
•男性がゴッドファーザーについて語りがち
•男性も男らしさを常に求められるつらさ
•バービー達が自分の価値を認める大切さを教えてくれる
グレタ・ガーウィグの作品
『レディバード (Ladybird)』と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 』の監督です。
この2作品とも大好きです。
女性像を描かせたら今一番の監督です。
アメリカの女性たちのリアクション
日本語字幕はないですが、アメリカの女性たちの『バービー』へのリアクションが見れます。
知らなかった情報が沢山でてきます。
動画をまとめると
•1957年に3ドルで最初のバービーは売られていた
•元々はドイツのセックスドールをお手本に作った
•体重計と一緒に売られていたダイエットバービーがあった
•算数が嫌い(女性は算数に弱いと言うステレオタイプ)というバービーがあった
•腕を回したら胸が大きくなるバービーがあった
•アフリカ系アメリカ人のバービーが作られた
•妊婦のバービーもいた(映画にも登場)
パンフレット買いました
パンフレットを読んで、バービー達やケン達を演じていた俳優さんたちも多様なバックグラウンドを持っている人を集めたことがわかりました。
監督や主役2人へのインタビューやスタッフさんのバービーランドやファッションへのこだわりが書かれていました。
この人知ってるけど、何に出てたか思い出せなかったコーナー
これがいつも起こります。終わった後すぐに調べてあーっとなります。
•お母さん役
『アグリーベティ』の人ベテイでした
•マテル社のスーツの男の人の中で1人だけスーツ着てない若い人の役は
『セックスエデュケーション』のアダムでした。
ケンは『ララランド』のライアンゴスリング
小さい頃バービーは持っていなかったのですが、ケンという彼氏がいた事は知っており、なんでバービーの彼氏が日本人?と思ってました。その後ケンという名前は英語でもあることを知りました。
ケン役はララランドのライアンゴスリング。
こんなにコメディができる人とは知りませんでした。ケンをするには歳をとりすぎてると言う批判があったらしいですが、そんなこと思いませんでしま
ケンのような男性らしい男性だけでなく、アランという中性的、ノンバイナリー?のようなキャラクターも登場します。
歌もよかった
ブルーノマーズとコラボしているマークロンソンが参加しています。
バービーの1人としてキャストとして出ているデュア・リパも曲を提供し、ビリーアイリッシュの曲はこの映画のテーマそのままです
こちらのDIGTRACKSさんの記事でサントラについては詳しく紹介されています
キノコ雲に関する公式SNS
この行為自体は反省すべきだと思いますが、あの炎上した映画だから行かないと思わないでほしいです。
『君たちはどう生きるか』の感想
元々ジブリ系があまり好みではないので、
『君たちはどう生きるか』は少数派だと思いますが、つまらなかったです。
理解ができていないのかもしれませんが、楽しめませんでした。
声優さんは素晴らしいかったと思います。
木村拓哉さん、柴咲コウさん、木村佳乃さんはすぐ声でわかりました。
他の方はわかりませんでした。
わからない方が演技が上手いってことでしょうか?
私は夏休みの映画として『バービー』と『ミッションインポッシブルデッドレコニング』をおすすめします!
映画レビューマガジンです
サポートしていただいたら、おいしい物を買って投稿します。