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【北海道暮らし直後に始まった鼻ツン事件】


わたしが北海道生活を始めたのは2021年12月中旬。

北海道には縁もゆかりもない。知人も1人もいない。北海道の冬も知らない。

真の北海道を見たくて、あえて12月という真冬の北海道にのこのことやって来た。

が、北海道に来て早々にこんなことが起こるとは思わなかった。


北海道に入って3日目あたりだっただろうか。夜、寝るときに鼻がツーンとして痛い。フェリーなど長旅の末辿り着いた北海道だ。疲労が溜まっていてもおかしくない。その日はそんなことを考えながら気付けば寝ていた。


翌日も寝ようとすると、どうも鼻のツーンとした痛みが気になる。プールで鼻に水が入ってツーンとして痛い、あの感覚に近い。


そのまた翌日、日中も鼻に違和感。夜は、ツーンの痛みが強すぎて寝付けないまでに発展。何か大病か?ここでやっとスマホで検索を始めた。


鼻がツーン、痛い

と検索をすること数分。

これだ。これしかない。確信できる「鼻がツーン、痛い」の理由を見つけた。


ドライノーズ。


気温が下がって空気が乾燥してくる季節から見られ、鼻の中の粘膜が乾き、痛み、かゆみ、息苦しさなどが出る症状だそうだ。

要するに湿度の低い環境で過ごすと出る症状らしい。

色々調べてると、北海道は湿度が低いので北海道在住者で同じ症状の方も見受けられた。


そういえば、洗濯物。室内で干してから2〜3時間で乾く。湿度計を確認すると20%を切っている。


これはとんでもない環境下に私の鼻はおかれてる。


原因が判明してからは夜寝る直前に洗濯して枕元近くに干し、日中はお鍋2つをストーブに置き、とにかく湿度上げに勤しんだ。


(一時滞在先のため、加湿器を用意することができず、加湿器なしで湿度上げに勤しんだ。)


湿度上げの努力の甲斐あってか、鼻の痛みは徐々に治まっていった。

それからは現在に至るまで一度も発症していない。


この症状はもちろん個人差があり、夫は何も発症していない。おそらく、私の場合はいきなり湿度が低い環境に行ったことでびっくりして症状が出たのだろう。そして慣れたからか症状は2度と出てこない。

ところが、毎年のようにしょっちゅう鼻ツン症状に悩まれてる人もいるようだ。なんと可哀想なこと。

症状とは無縁に終わる人もいると思うが、もし湿度の低い環境に行くのであれば、ぜひ覚えておいてほしい。
鼻ツンのことを。

2021年~2022年冬の北海道を
乗り越えた体験より



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