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HSPと切っても切り離せない『自律神経失調症』の改善

最初に

以前の記事でHSPと自律神経を述べましたが
今回は具体的にどんな改善方法があるのか述べます。




【復習】HSPと自律神経失調症は関係がある?

HSPとは生まれつき周囲の環境の変化や刺激、他人の気持ちに敏感な気質を持っている人のことをいいます。
以下の項目に複数当てはまるのであれば、HSPの可能性が高いです。

  • 大きな音、眩しい光、強いにおいが苦手

  • 周りの些細な変化に気がつく

  • 空気を読むことが上手く、他人の機嫌に影響されやすい

  • 美術や音楽が好きで感動しやすい

  • 一人になれる時間や空間が好き

  • ストレスが溜まりやすく神経が疲れやすい

HSPは刺激にとても敏感なため、他の人よりもストレスを受けやすい傾向にあります。
ストレスによって常に緊張状態になっていると交感神経が活発に働きます。
この状態が長く続くと、やがて自律神経に影響が現れて不調をきたす可能性があるのです。
したがって、HSPの人は自律神経失調症になりやすいといえるでしょう。



自律神経失調症の治療方法

自律神経失調症の治療は、心と体の両面からアプローチすることが大切です。また食事や睡眠、運動などの生活習慣に問題がある場合は、医師の指導のもとに改善する必要もあります。 これを「全人的治療」といいますが、心療内科で行われるのが、まさにこの全人的治療です。 身体面からの治療は、不快な症状を取り除くための「薬物療法」が中心になります。 自律神経の働きをととのえる薬や、抑うつ状態や不安、不眠を解消する薬などが用いられます。

一方、精神面からの治療は、患者さんの不安や緊張をやわらげたり、ストレス耐性を高めたりする「心理療法」が行われます。 心理療法には、簡易精神療法や自律訓練法、認知行動療法交流分析など、さまざまな療法があります。



【心理療法】

心理療法とは、薬物を用いず、自律神経失調症の背後にひそんでいる心理面の問題に目を向け、ストレスを取り除いていく治療法です。 再発を防止するためにも重要な治療法といえます。 自律神経失調症には、不安感や悩み、人間関係などのトラブル、病気に対する恐怖心など、心理的な問題がかかわっていることがよくあります。

心理療法とは、医師と患者さんが力を合わせて、そこにある不安や緊張を解消していくことで心の重荷を取り去り、さらにストレス耐性を高めたり、心のバランスをよくしていく治療法です。 心理療法という大きなくくりの中には、約40もの種類があるといわれています。 多くの療法のうちどの方法を用いるかは、ケースバイケースです。 症状や心理的・社会的要因の程度、患者さん本人の性格やライフスタイルなどを考慮して、最適なものが選ばれます。
大切なことは、どの療法を受けるにせよ、患者さんと医師の間に強い信頼関係があるかということです。 病気を少しでも早く治すために、この点をしっかり理解しておきましょう。



【認知行動療法CBT】


ものごとの受けとめ方、考え方などを「認知」といいます。認知は一人ひとりの生き方を左右し、個性の基盤となっています。 もしこの認知に”ゆがみ”があると、誤った判断をしてしまったり、現実の状況に適応できなくなってしまい、やがて自律神経失調症が引き起こされてしまうことがあります。 実際、自律神経失調症の誘因となる不安や葛藤の背景には認知のゆがみがあるケースが少なくないのです。 認知行動療法は、「刺激を受けたときの認知に問題があると、体や行動面に悪影響を及ぼす」という考えが基本になっています。そこで、


認知のゆがみにつながったきっかけを明らかにする。

  1. 認知のゆがみを患者さん自身に気づいてもらう。

  2. 柔軟性をもった考え方に変えていく。 という手順で症状の改善を図り、現実社会に適応できる心と体を取り戻していきます。

たとえば、電車内で突然、動悸やめまい、息苦しさなどを感じ、激しい不安や恐怖におそわれた場合。 気分が悪くなったのは「電車に乗ったためだ」と思い込み、「私は電車に乗ると気分が悪くなる」「また発作が起きたら対処できない」と考え、電車に乗れなくなってしまう人がいます。 これはパニック障害と呼ばれる、自律神経失調症に関連した病気です。 体の変調を発作が起きたときの状況や場所に結びつけてしまい、その状況や場所そのものが不安の対象になったケースです。 この場合、医師は次のような段取りで治療を進めていきます。

  1. 始めに面接や心理テストを行って、認知のゆがみを把握する。

  2. 本当に電車に乗ったことに問題があるのか、疲れがたまっていたとか、自分では気づかず体調をくずしていたことはないかなど、いろいろな可能性を患者さん自身が考えられるように話し合う。

  3. 患者さんの理解と承諾を得て、始めは一駅だけ電車に乗ってもらい、問題が起こらないことを確認しながら徐々に距離を延ばし、電車に乗ったことそのものが変調の原因ではないことを、実体験として確認してもらう。

このほか、客観的に自分をみつめるために症状の現れ方を記録したり、日々の考え方について日記を付けてもらうこともあります。 これらの治療を積み重ねて認知のゆがみを修正し、考え方の選択肢を増やして、心理的に余裕をもった生活ができるようにしていくことが、目標となっています。 認知行動療法の特徴は、最初に思考パターンや、心・体に現れる症状、行動、強いストレスを受けた状況を明らかにしてから治療に入るので、症状が改善されていく様子が、患者さん自身にもはっきりわかる点にあります。 前述のパニック障害の患者さんの場合なら、「昨日は一駅分乗れた、今日は二駅分乗れた」というように、改善の度合いがはっきりとわかり、「電車に乗ったからといって、必ず起きるものではない」ことを、実感することができるわけです。




【自律神経を整える生活リズム】

現代の我々の生活は、交感神経系が優位になりやすい刺激にさらされた社会環境にあると言えます。
そのため、意識的に休養や睡眠を取ることで、交感神経と副交感神経のバランスを保つことを意識しましょう。

ただし、休みっぱなしもダメで、交感神経も適度に刺激してあげる必要があります。
睡眠、休養、食事、運動、そして現代においては勉強や労働も含めて、適度に休み、適度に体を動かすといったことを意識していく必要があります。



【自律神経を整える食生活】

過度な偏食は、自律神経以前に、体にとって良くない事は誰もが知っていることです。
そこで、基本は3食きっちり食べて、栄養バランスを考慮することになります。

そこにプラスして、自律神経系を整えるための栄養素にも意識を向けてみましょう。

自律神経を整えるには、様々な栄養をバランスよく摂ることが大切です。
特に積極的に摂取したい栄養・食品を紹介します。

トリプトファンが豊富なもの


気持ちをリラックスさせ、ストレスを抑制する効果がある脳内物質「セロトニン」の材料になる「トリプトファン」が多く含まれるバナナ、豆腐などの大豆食品、雑穀、鶏むね肉、乳製品を意識的に摂取するようにしましょう。

トリプトファンは必須アミノ酸のひとつで、体内では合成することができないため、食事から摂取するしかありません。


ビタミンB群が豊富なもの


ビタミンB12は自律神経の主成分であり、レバーや赤身肉、魚介類、卵、海苔などから摂ることができます。
また、脳内の糖質代謝を助けるビタミンB1が含まれる豚肉やほうれん草、落花生も摂るようにしましょう。

また、あまり望ましくはありませんが、サプリメントにより不足分を補充することも検討してもいいでしょう。



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