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何度も読んでしまう小説は、この3つです

以前わたしの好きな作家さん3人について記事に書きました。(こちらの記事です)

この記事の作家さんとは別に、何度も繰り返し読んでいる本やシリーズがあります。今回はその本のご紹介です。

1つめ 「神様のカルテ」シリーズ

はじめて読んだとき、すごいと思いました。わたしが感じる医療の現場でそこかしこにある、言葉にならないと思ってた思いが、言葉になってる本だから。

わたしは医療職の端くれです。日常で思うところがあります。端くれたるわたしが何を言うんだ。見えない重圧があります。風が吹けば吹き飛ぶようなわたしですが、それでも発言へのはばかりがあります。

現職のお医者さんである著者が思いを放ってる。隠さず、放ってる。すごいと思った理由です。多少の美しさとか理想も描かれてはあるけど、リアルそのもの。

医療職に向けた内輪トークじゃなくて。医療となじみのない多くの方の心を打つ物語にされてる。専門用語で逃げず、言葉にしてるんですよ。とってもすごいと思います。

うわあ。熱く書いちゃった。でもこれ以上削れない思いです。

わたしのおすすめは「神様のカルテ2」と「新章 神様のカルテ」。わたしの理想の男性像は、主人公の栗原一止です。いらん情報もお伝えします。


2つめ 旅猫リポート

有川ひろさんもよく読む作家さんのひとりです。図書館戦争ももちろん読んでます。

猫ちゃん目線で物語は展開していきます。なぜ犬じゃないのか。わたしは犬を飼ったことがあるのですが、だからこそ犬じゃなく猫なんだなと思います。ずっとそばにいるだけが愛じゃないを表現されてるから。

距離を問わず、相手に寄り添うこと。
一見すると相手の望みに逆らっているようで、奥の方にある、本人すら気づいてない望みを叶えようとすること。

気まぐれ、気ままの代名詞のような猫だからこそ、気高く相手を思うことができるんじゃないか。この本を読んで思います。

旅猫リポートの感想を泣きながら書いてます。全然涙が止まらない。愛のかたちを教えてくれる物語です。


3つめ 「薬屋のひとりごと」シリーズ

すみません。急に可愛いものを好きだと言い始めまして。可愛いも好きなんです。

このシリーズを読んだきっかけは、「薬」とあったから。わたしは薬剤師をしています。ざっくりあらすじを読んで、なんだか面白そうと思いました。そしたらまあ、ハマるわ、ハマるわ。面白いです。

主人公の猫猫(マオマオ)は薬師です。薬と名がつけば好奇心旺盛に探究します。たとえ毒だろうと、なんのその。好奇心が勝っちゃう強者です。

一方、情緒や感情には疎くあろう、ときには遮断してしまおうとすらします。性分と生い立ちゆえなんです。でもそんな猫猫。なんだかんだ言ってお人好し。いろんな事件へ巻き込み、巻き込まれで物語は進みます。

わたしは壬氏(じんし)との恋愛模様もツボです。シリーズ全てKindleへダウンロードしており、ストレス発散で読んだが最後、ずーっと読んでます。わたしには劇物のシリーズです。

皆さま、いかがだったでしょうか。繰り返しとなりますが、わたしは病院勤めの薬剤師です。これらの本を全て読んだことがある方がいらっしゃれば、「でしょうねー」とおっしゃるだろうラインナップのはず。

好きなものって、自分がすごく出ちゃいますね。すごいなー。感心してます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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