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パワハラ側の意見「命を絶つくらいなら、辞めればいい」

1.それがパワハラ側の意見です

 今回はこの記事から抜粋していこうと思います。

2.人は追い込まれると、正常な判断ができない

 これらの考えに基づいて、同じように厳しく指導した部下が、立派に成長して活躍している事例もあるかもしれません。
 しかし、決定的なことを少なくとも2つ見落としています。

 まず、言葉や態度に対する受け取り方は人それぞれだということです。Aさんに通じたことが、Bさんにも同じように通じるとは限りません。

 人には個性があり、違いがあります。そこを踏まえずに、誰に対しても通り一遍の接し方を繰り返せば、うまく意思疎通が図れないケースも当然出てくるはずです。他の人がうまく育ったから、自分もそう育てられたから、だから同じように指導すればよいという考え方は、短絡的とさえ言えます。

 そして、もっと決定的で不幸な見落としがあります。それは、「人は一線を越えるまで追い込まれると、“心のエアポケット”にはまってしまう」ということです。一度、心のエアポケットにはまると、今まで普通にできていたことができなくなってしまいます。 

 学校で授業中、怖い先生から指されると極度な緊張状態に陥り、いつもなら簡単に分かりそうな問題にも答えられなくなってしまう。そのような経験をしたことがある人は少なくないはずです。

 上司から日々叱責され、緊張状態にさらされ続けて鬱を発症するような状態になったとき、新しい仕事を覚えるどころか、それまでできていたことさえできなくなり、同じようなミスを何度も繰り返し、そのミスによってさらに叱責される、という悪循環が心のエアポケットへと陥らせます。

 また、できないことを責めるのは上司だけではありません。できないことが分かっている自分は、自身を責めてしまいます。そして逃げ場が失われていきます。

 冒頭で紹介した記事で亡くなった男性は、突然丸刈りになった姿を見て心配する家族に、「俺が悪い」と伝えていたそうです。上司から責められ、自分でも自分を責め、さらに追い込まれていく中でますます普通にできていたことができなくなって、抜け出せなくなる――。

3.上司の仕事は「部下を追い込むこと」ではない

 職場において、上司の役割は部下を追い込むことではありません。部下を成功に導き、部下とともに最大の成果を出すことです。そのためには常に注意深く部下の状況を観察し、適切な配慮を施すことが必須です

 一方、部下の側からすると、一度心のエアポケットに落ちてしまうと自力で這い上がるのは難しくなります。真面目な人ほど現状に耐えて頑張ろうとし、心のエアポケットに陥りがちです。心のエアポケットに落ちたことに自力で気付くことは困難です。そうならないように、できる限り予防する必要があります。

 予防するには、定期的に休みを取るなど心身のメンテナンスをすること。それが職場においてもトータルで最も高い成果を出し続けることにつながります。今は働き方も多様な選択肢から選べるようになりつつあります。在宅勤務やワーケーションなど、職場との心身の距離を保ち、リセットしやすい働き方も心のエアポケットを回避する上で有効だと思います。

 パワハラのように、優越的な関係を背景とした言動が相手の心身に苦痛を与える場は、職場に限られているわけではありません。家庭内、学校、友人関係など、あらゆる生活シーンにおいても同様に起こり得ます。

 人が人を追い込むことによって、不幸な選択をしてしまう被害者も、させてしまう加害者も、どちらも生み出さないために――誰もが常日頃から、自分と周囲の人たちの心のエアポケットに注意を払っておく必要があるのです。

4.「空気を読め」という意味不明な言葉の存在

 以上までが記事の抜粋です。

私はこれ以外にも、上司や同僚からのいじめ・いやがらせも、職場などでの人間関係の悩みにもあると思います。
最近だと同調圧力という言葉で表面化しているかなと思いますが、しかしそれに対して有効な対処法などは、今は専門家の方も手探りで模索中だと思います。

なので上記のように、自分でこころのメンテナンスを取ることを心がけるか、これまで私が主張してきたように、早め早めに相談できる相手に悩みを打ち明け、たとえ悩みが解決しないとしても、自分の辛い気持ちを打ち明けるだけでもこころは少しは軽くなると思いますし、上記のようにいざ、自身が危うい精神状態にまでおちいってしまったら、その相談相手が気づくと思いますので、そうなる前に親でも伴侶でも恋人でも友達でも同僚でも誰でもいいですし、相談できる相手がいないなら、こころの相談窓口までご相談ください。

(追記:なお電話しても非常につながりにくいそうです。
調べてみましたら、各市町村などで、こころの相談の対応をしている場所もあるみたいなので、もし電話が繋がらなかったら、お住まいの市町村の福祉課に直接お電話するか、窓口までが伺われるといいと思います)

こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
(日時は各都道府県・政令都市によって違うので、以下の一覧から最寄りの相談窓口の対応時間をご確認ください)

また、最寄りの相談窓口の時間外でも、令和3年1月11日より、公益社団法人日本精神保健福祉士協会、一般社団法人日本精神科看護協会、一般社団法人日本公認心理師協会がこころの健康相談統一ダイヤルの夜間対応として、以下の日時で相談受付を開始しているそうです。
※日時 相談可能日:月曜日~金曜日
   相談可能時間:18時30分~22時30分(22時まで受付)

5.最後に

 令和3年1月11日から夜間の相談窓口を設置したということは、パワハラやいじめ以外にも、今のコロナ禍で精神的に悩んでいる方が非常に多く、やっと国(厚生労働省)が対応に動きだしたのだと思います。

なので精神的に苦しんでも全くおかしくない、それぐらい今は身体だけでなく精神まで病んでしまう方が非常に多いという事も事実なんだと思います。

私はネットで看護師の方の叫びのコメントを見ていると、もう日本が崩壊しているのではないかと思っています。

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