スターダスト☆レビューを聴いて、夫を好きだった理由を思い出したんだ。
結婚ホヤホヤの4年目にして、連日パートナーへの不満が垂れ流されている当noteですが、なぜ夫を選んだのかを思い出したんです。
はじめて出会えた気をつかわない相手だったから。
夫とは大学部活動の先輩後輩であり、ライバル・時には対抗する先輩と共に戦う仲間であった。
私がひとつ年上だったが、夫ら後輩のガッツに押され、まるで同期のようだった。恋愛相談だってしていた。
そして、私は夫とは違う後輩と付き合っていた。
だから夫は私の過去の恋愛のことも詳しく知っている。元彼とも仲が良い。嫌なくらいに。
夫も別の部の女性と同棲していた。私は今でも勝手に根に持っているけれど。男性は名前をつけて保存っていうじゃない。
社会人になってから再開して、お互いパートナーと別れたところだったので付き合った。それはまぁいいのだけれど。私にとって、人生ではじめて一緒にいて気をつかわなくていい相手だった。話す内容を事前に考えていかなくてもいいし、過去の恋愛を隠す必要もない。深く息が吸えた。部屋はちらかっていたし、営業成績はてんでダメ、平凡な夫だったけれど、普段の私でいられることが良かった。
今でも忘れられない元彼もいる。でも彼と一緒に生活していくのは無理なのかもしれない。すっぴんなんて見せられないし、ゲップなんて出せない。
話がそれた。
だから私は必要以上に・過激に・ヒステリックに夫に当たってしまったんだ。
なぜかって?
私のことを何でも知っている夫。「一番の」理解者である夫。彼が私を理解してくれなかったら、この世で誰が私を救ってくれるの?と絶望したんだ。(打っていて思う。他力本願だよなぁ)
出張で週半分は不在の夫。今晩ももれなくワンオペ。寝かしつけた後にthe coversのスターダスト☆レビュー特集を見ていた。
アラサーなのに好みが渋すぎとよく言われるけれど、スタレビは全然古くないよ。還暦少年だから。腰が低すぎるから。人間が素晴らしいから。
最後の演奏曲に『ちょうどいい幸せ』があった。
運命的な出会いのエピソードも
驚くような奇跡の愛もなく
あたり前のようにとなりには君
(中略)
きっと君も気づいてるかな
気にならないふたりの距離に
いつもいつも絶妙な定位置
忘れかけていた生活のことだった。
彼といる楽(らく)さに、彼との将来を見たんだった。
そして今愛する息子がふたり。
すぐには無理かもしれないけど、またあの頃を思い出して穏やかに暮らせますように。
令和2年7月2日 寝かしつけ後の刺身を堪能しながら
もしサポートいただけたらマヌカハニーを買って、息子に与えて小躍りさせたいと思います。私も台所の隅でこっそり。風邪にもきく気がするし、おすすめですよ。