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世界を、自分の人生を変えたいなら、ハガキ1枚用意せよ。

昨日今日と手紙を書いた。

会ったこともない経営者宛だ。

きっと返事をくれるだろう。わたしにはその自信がある。


わたしが手紙を書くことになったきっかけ


新卒入社の会社では営業だった。

新人研修でまず学んだのは

サンキューレター

その日会ったお客様に、『その日のうちに』ハガキを書く習慣だ。

飛び込みで初めて会った人の中から、脈がありそうだったり、今後深いお付き合いをしたい顧客に絞って手紙を書く。

毎日何十枚も書いていて、これだけで夜が更けた。手首も音を上げた。

でもきちんと書いているかの上司のチェックと、毎日ノルマがあったからやめられず。

最初は中身のない文章にしかならず、お客様に怒られたこともあった。


でもある日、

紙切れ一枚で奇跡が起きる

全く覚えていないお客様から電話がかかってきて、大口の受注となる。

何ヶ月も前に手紙を出した人だった。そんな事は度々あった。


手紙をもらうと忘れられない。

年始に年賀状はくる。でも普段ポストに届くのは、仕事関係か、DMか、役所からの封書かくらいしかない。手書きで想いのこもった手紙は最後にいつ見ただろう?

今仕事を依頼するタイミングでなくても、「その時が来たらこの人にお願いしよう」と心に留めてくれるようだ。

わたしの手紙を店頭に貼ってくださっている方もいた。手紙一通で深い繋がりができ、今でも交流しているお客様もいる。


クレームをいただいたお客様にだって

手紙ならお互い冷静な話ができる(もちろん反省した上で)。面と向かっていない分伝えやすいし、推敲して一番良いことばで伝えられるからだ。

手紙は唯一無二で最強の手段。

サンキューレターの甲斐もあり、わたしは社で一位になることができた。

これがタイトルの半分の、自分の人生を変えることだ。


そして育休中の今も、その習慣はしみついている。

以前の記事に書いた出会いや、


ふと訪れた場所で素晴らしい店員さんを見つけると、必ずその店員さんと、店の社長に手紙を書く。


なぜ2人に書くか


一通はご本人へ直接感謝と賛辞を伝えるためだ。もし自分だったら仕事を頑張る糧になるだろうし。

それに口頭で「素晴らしい接客でした」と伝えるのは簡単だけど、

今どきわざわざ手紙を書く人はいない。だって面倒でしょ!


だから相手はその「わざわざ手紙を書いた手間」を考え、自分にそこまで感動してくれたのかと受け止める。


もう一通は素晴らしい店員さんの株を上げるためだ。

たとえ話をしよう。素晴らしい店員さん=Sさんとする。

Sさんが社長に「わたしって優秀な店員なんですよ!」とアピールするのと、第三者が「Sさんは優秀で素晴らしい仕事をしています」と伝えるの、どっちが効果的か分かりますよね?

だからわたしは「この人だ!」という方を見つけたら、必ず手紙を出す。この行為をわたしは勝手に『爆弾を仕込む』と呼んでいる。

手紙という爆弾をしかけ、送り込む。

それが何ヶ月か忘れた頃に、必ず形となってどこかで現れる(爆発する)からだ。

最初は時間も手間もかかるし、かけた時間以上の見返りはないかもしれない。

でも推敲して書き上げた手紙がどんな未来をもたらすか、投函するときはワクワクが止まらない。ドキドキして毎日を過ごすことができる。

そこにラッキーな出会いが起きたらなお嬉しい。


どうかな。書いてみたくなった?

まずはハガキ1枚あればいい。

もう少しやれそうなら、切手は絶対に記念切手を貼ってほしい。

記念切手ってなに?という声が聞こえた。

よくある普通の切手ではなくて、キャラクターだったり絵画がプリントされている特殊な切手が郵便局には売っている。

そして驚きなのが、値段が普通の切手と変わらないこと。

63円の普通切手でも、記念切手でも、どっちも同じ63円。

ね?記念切手を選ばない手はないでしょう。


目を引くものや、相手の好みの切手にすれば、それだけでセンスが光る。中身がつたなくてもまずはポイント1up。


さ。だから難しく考えないで。

明日ロフトか書店にでも行って、きれいな絵葉書を1枚買ってみて。郵便局にあるご当地限定のポストカードもいい。


憧れのあの人にも、直接話しかけることができるよ。それも時間無制限で。

やるかやらないかはあなた次第。



令和3年2月14日 いつも小指がボールペンで黒くなる


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