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学びを調整する力/学ぶこととは

1年生授業では、単元ごとに認定レベルを設定し、各自が演習かテストを合格することで、レベルアップして、次の勉強をしていく。
みたいなことを行っています。

このくらいの時期にくると、レベルはバラバラです。
レベル1の子もいれば、レベル5に至るまで、正規分布を形成します。

これで思うことは
①一斉授業の限界
②生徒が学びを調整する力を求められる
③個別最適化の限界

①一斉授業の限界

同じように時間をかけても、かなりの差が出ます。
授業中は、レベルの低い子を重点的に見ていきます。

一人習熟度別ですよね笑
ただ、それとはまた違うんですが。

習熟度別別の授業(いわゆるアルファクラスやベータクラスに分ける方法)は、すでにメジャーなので語る必要はないですよね。

一人で授業をされる場合、ワークシートで協働学習をしたり、発表をしたり。
やり方は想像できますよね。

最近、このレベルアップ方式で思うのは、

どのような形でも(習熟度別でも)、個別の力には確実に差があり、理解能力も全員バラバラ。

ということ。

当たり前のことを言っているかもしれないけど、
それなのに、周りに合わせる指導に疑問を感じています。

現在のボクのやり方は、全員を個別指導している形です。
一人習熟度別?笑
と、言いましたが、だとしたら、40クラスを同時に見ることになってます。

採点もその場で行いますし、毎回レベルごとの新しいテストをつくり、それぞれの生徒に演習課題を指示します。
尚且つ、このレベルアップは、演習での点数稼ぎでも、テストでの1発合格でもどちらでも選択できます。

勉強量や仕方、かける時間は、自分で調整していくんです。

②生徒が学びを調整する力を求められる

ここで大事なのはが、学びを調整する力です。

与えられた課題、ワークシートをこなすことは大事です。
ただ、これから求められるちか、総じて生きる力を身につけるためには、この力が重要であることは明白だと思います。

何を選び、自分にとって何が必要か

これに気付けない生徒が多いことを実感しました。

課題の指示もしますが、それも5段回に分けられ、難易度と得られる点数が違います。
どれを選択するのかも自分の自由です。
苦手を克服してテストを受けても良いし、全てやってレベルアップしても良い。

ただ、周囲の状況に合わせちゃうんですよね…

最初は、点数稼ぎでアップした子が多いですが、テストでアップしようとする生徒が増えると、みんなそれに合わせていくんですよね。

調整した結果であれば何も問題無いんですが、

君は問題演習進めたら…?

と遠回しにアドバイスする子もいます…

周りと同じじゃ無いと不安だったりもするのかな🤔

認定レベルのプレートが、テストの合格によって貰えるっていうは、達成感もあるし、いいのかもしれないけど😅笑

どのような情報を得て、活用するか

それは今後の仕事や生きていく上では必須の力です。
もう少しこれを続けていき、1年生の成長を見ていきたいです。

③個別最適化の限界

準備と授業時間の忙しさがこれまでの比ではありません。

忙しすぎです。

以上。


実は、再来週に研究授業があり、この個別最適化と学びの調整をテーマにして行ってみたいと思います。
どんな反応をされるのかな?(他の先生たちに)

また報告します‼️

長々とありがとうございました😄


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何かと0から1を作るのは大変だと思います。学校はどこも似たような問題課題に対応していると思います。それなのに、先生って自分だけで頑張ろうとするんですよね。ボクの資料やnoteが1になって、学校ごとの現状に合わせてカスタムしていただければと思います‼️