911同時多発テロという名の不思議な話12

死の商人ディック・チェイニー

9月11日に行われた軍事演習の最高責任者は当時の副大統領ディック。チェイニーでした。

チェイニーは、1995年から2000年まで石油関連会社ハリバートンの社長を務めていた人物です。

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ハリバートンはイラク復興事業において入札を経ないで多くの直接契約を獲得しています。

獲得したビジネスには本業の石油関連だけでなく、軍隊の食事供給、兵士の洗濯代行などの軍関係のビジネスも含まれています。

2003年のイラク侵攻以来、ペンタゴンからハリバートンへの発注が急増し、2005年第2期の営業利益は最高記録を更新し、前年比284%の増加を記録しました。

チェイニーはハリバートンの社長退任後も、ハリバートンから年間100万ドルを上限とする報酬を受け、彼の持つストック・オプションは2004年には前年に比べて3281%増加しています。

アフガン侵攻の目的は石油・天然ガスの権益です

カスピ海海域に眠る石油・天然ガスは推定約500年分(4兆ドル相当)と言われています。

この豊富な石油・天然ガスをトルクメニスタンからアフガニスタンを通り、パキスタン経由でインドまで運ぶパイプラインの建設計画がありました。

1998年、米国の石油会社ユノカルの主導によりパイプライン計画が進められていましたが、タリバン政権との交渉がうまくいかずに計画が頓挫しました。

しかし、911事件が起きて、速攻でタリバン政権を潰し、2001年12月22日にはユノカルの元最高顧問ハーミド・カルザイがアフガニスタンの暫定行政機構議長に就任します(カルザイは2004年に大統領に選出)。

カルザイが議長に就任してすぐにアフガニスタンのパイプラインは敷設計画は再開します。

このカルザイについて英国BCCは2001年12月15日に

「カルザイは1980年代から米国CIAの秘密工作員であった。CIAはパキスタンの諜報機関であるISIと協力してタリバンを勝たせるベク、1994年以降、秘密裏にタリバンを応援し、タリバンに資金を提供した。資金はカルザイを通じてタリバンに渡されていた。」

と報じています。

アフガニスタン侵攻の本当の目的は麻薬権益

アフガニスタンは世界を代表する麻薬の生産地です。

しかし、タリバンというのは厳格なイスラム原理主義ですから、麻薬はもちろんお酒も厳禁です。

ですから麻薬生産はタリバン政権によって厳しく取り締まられ、大幅に生産量が落ち込んでいました。

事実、タリバンは2000年から国連と協力してアヘン禁止政策を行っており、2001年には90%以上もの削減に成功していました。

この事実は2001年10月の国連総会でも報告されています。

しかし米軍の侵攻後、親米政権の元でアヘンの生産が増えて、185トンから約18倍の3400トンの激増しています。

CIAがアフガニスタンに本格的に介入するようになったのは1979年からですが、そのわずか2年後にパキスタンとアフガニスタンの国境地帯におけるヘロイン生産高は世界一に激増し、米国内のヘロイン消費の60%を供給するようになりました。

CIAは反米政権に対抗させるため、反政府勢力を育成してきました。

その反政府勢力を支持する資金源の多くは麻薬なのです。

反政府勢力の支援は秘密裏に行われる作戦であるため、CIAは公的な資金を使用できないので、麻薬取引から生まれる闇資金を活用してきました。

オタワ大学の経済学部教授でありグローバリゼーション研究センター所長のミシェル・チョスドフスキーは、アフガニスタンのアヘン収益がCIAの中央アジアにおける工作資金になったし、アル・カイーダ支援にも使われたことを指摘しています。

また、東南アジアで「黄金の三角地帯」と言われるラオス・ミャンマー・タイの国境地帯で「クン・サー」と呼ばれた麻薬王は、生産したアヘンのほとんどは米国政府が買い取ってくれたと米国の人気テレビ番組「ザ・モートン・ダウニー・ジュニア・ショー」の中で答えています。

現在、世界で流通するアヘンの93%がアフガニスタン産で、それがタリバンの資金源になっているとされていますが、タリバンの構成員はもともと、ほとんどが田舎の農業従事者ですから、世界に麻薬をばら撒けるようなコネもルートも持っているとは思えません。

世界で最も多額な取引が行われているのは石油ですが、第2位は武器、第3位が麻薬なのです。

インターポールは、

「麻薬取引は高度に組織化されたビジネスで、巨額の資本、多額の従事者、輸送技術、専門的知識、協力な人脈などによって営まれています。麻薬組織はまさに多国籍企業と同一の機能を持つ」

としています。

2009年10月28日付ニューヨーク・タイムズは、カルザイ大統領の実弟アフメド・ワリ・カルザイがアフガニスタンの麻薬取引に関与し、過去8年間にわたってCIAから資金提供を受けていたことを報じています。

つづく

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【参考文献】『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』 阿部芳裕 (徳間書店)

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