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散文

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エッセイです。いい文章を書くために、思ったことを書き散らしています。
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#エッセイ

僕の習慣独立宣言

「習慣」は、現代人にとってもっとも大切な武器であるという。 考えてみれば、そのとおりだ。…

びす男
5日前
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夜、街頭に照らされた樹が美しくて

それだけで、なんだか得した気分になる。木のシルエットを、暖かみのある 光がぼんやりと縁取…

びす男
6日前

ことばを集めて新聞記者になった話(7)

バスで寝過ごした乗客みたいなものだった。 大学時代の僕が選んだバスは、最初、目的地に向か…

びす男
13日前
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ことばを集めて新聞記者になった話(5)

記者の仕事は楽しかった。車を乗り回して、ありとあらゆるものを取材した。片側1車線しかない…

びす男
2週間前
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ことばを集めて新聞記者になった話(4)

多くの人がそうである以上に、僕は恋愛において不器用だった。ぶつかって、何度も絶望し、そし…

びす男
2週間前
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ことばを集めて新聞記者になった話(3)

新聞記者となった僕は、まず地方都市に配属された。 研修で伝えられた、「初任地は第二の故郷…

びす男
2週間前
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ことばを集めて新聞記者になった話(2)

僕は名言をかき集めた。 歴史の授業で出てくるような小説や、勉強していた政治や経済、哲学に関する本を中心に読んだ。大学時代の4年間で500冊以上読んで、数千文字の読書感想文を300記事書いた。ただそれくらい没頭していて、気がついたらこれくらいの数字になっていた。 読書は趣味であり、ちょっとした勉強であり、自分の人生の基礎を作るための作業でもあった。司馬遼太郎の「燃えよ剣」に熱をあげ、ドストエフスキーの「罪と罰」に思想の恐ろしさを覚えた。 本を読むとき、「次のページに、もし

ことばを集めて新聞記者になった話(1)

その本は、実家にある書棚のなかにあった。日の当たらない、薄暗い書庫にあった。ほかの本はよ…

びす男
2週間前
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20240406散漫な文章

趣味で小説が書けるようになりたいと思っている。思ってから、どれくらい経つだろう。 子供の…

びす男
2か月前

20240407春のにおい

「春の匂いがする」と、つい先日、会社の若手が言っていた。 きょう朝起きて居間の窓を開いた…

びす男
2か月前
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