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10_「成果がついてこない」と焦っているあなたへ

▼このテーマを読んでほしい方
・起業直後で、周りに相談できる方がいない経営者や個人事業主の方
・あれこれと行動しているが、思ったような成果が出ず、苦しんでいる方
・悪い想像ばかりをしてしまい、悶々としている方


「成果がついてこない」と焦っているあなたへ

日頃、ポジティブに考えることを心がけている人も
「上手くいかなかったらどうしよう」
という不安は、心のどこかに存在しているものです。

特に、起業直後、就職・転職の直後など、
取り巻く環境や人が、がらりと変わるタイミングでは、
周りに悩みを相談できる人がいないということは少なくありません。

そんな時に、何を頼りに、どのようなスタンスで
現実に向き合っていくのが宜しいのか。

今回はそんな「スタンス・考え方」について、4点シェアします。

▼成果がついてこないと焦っているときの考え方
① 「未来を創っている」と考える。
② 考えうるすべての「分岐」を想定する。
③ 周りに助けを求める。
④ 「結果」と「成果」を分ける。


①「未来を創っている」と考える。

今日1日の行動が、明日すぐに大きな成果となることは稀です。
しかし頭ではわかっていても、
多くの人は、今この瞬間が苦しいのです。

その状態が続くと、五里霧中をさまよう気持ちになってきて、
「自分のやっていることは、本当に正しいのだろうか?」
と自信を持てなくなります。
これが及ぼす本当の害は、「視野が狭まること」です。

視野が狭まること」≒「選択肢が少なくなること」です。
選択肢が狭まると、結果が出づらくなり、自信を無くす。
という負のループに陥ります。

なので、そのような気持ちが湧いたときには、

自分の今日の行動は、自分の未来を創っている

と言い聞かせます。
具体的な照準をどこに合わせるかがポイントですが
目安としては「3か月後」をおすすめします。

その理由は、「企画→行動→検証」とPDCAが回り
結果がでるのは、大体このくらいのタームだからです。
何年も先のことや、ビジョンのような遠い目標を置いてしまうと、
そのための行動の解像度を上げることが難しくなります。

また裏を返せば
3か月前の自分の行動が、今日の会社や自分を創っている」
ということでもあります。

不安な気持ちが湧いたときには、
今日の行動の結果だけを拙速で求めすぎずに、
未来の自分を助けるための行動であるという、
捉え方をしてみることをおすすめします。


②考えうるすべての「分岐」を想定する

これは選択肢を持つために、視野を広げてみるということです。

人は、これからどうなるかわからない、お先が見えないなど
わからないことに対して恐怖を覚えます。
しかし、これは実は、現実に起こってもいないこと。
つまり不要な恐怖です。
不要な恐怖は、人の行動意欲を削ぎます。
なので、分岐のパターンについて解像度を高く持っておくことは
とても大事なのです。

ポイントは、
脳内でそのシーンを映像化できるくらい明確にしておくこと」
そして、極端な話ですが、ワーストパターンの分岐の検討も必要です。

例えば、自分の事業を営んでいる人であれば、
・事業を畳まなくてはいけなくなったときはどうするか。
・自分が病気や事故で、休業せざるを得なくなったときはどうするか。

このようなパターンも全て想定しておきます。
なんとなく、イメージや対策はあるという方もいるかもしれないですが
これは、もっと具体的に、
「何をどのくらいの時間で、誰とどのように進めるのか」
という5W1Hレベルで解像度を上げるということです。

ただ現代は、想定力よりも発生したことや変化への対応力のほうが
大事な時代だ(なので考えるのは時間の無駄ではないか)という
意見の方もあるでしょう。

もちろん、その意見を否定する気はありません。
しかし逆に、選択肢とその想定をたくさん持っていることが、
先に挙げたような恐怖を軽減することに繋がります。

こと今回のテーマにおいては利点が大きいと感じています。

不安や悪い想像ばかりが頭に浮かんできてしまうという方は、
逆にそれを利用してしまうのです。
つまり、実際にそれが起きたら、自分はどう動くのか。
脳内に刻み付けておくのです。

もちろん良いほうの分岐も同様です。
これを是非試してみてください。


③周りに助けを求める

他力本願になれということではありません。
ここで言いたいのは、一人で勝とうとしないということです。
組織であれば、同じチーム、過去の同僚や同期。
プライベートであれば、友人、家族、SNSのフォロワーも含まれます。

中には、チームという感じではないという方もいるかもしれません。
その時には思い切って、過去の久しいつながりにも
ヘルプを出してみてほしいのです。
経験上ですが、意外と助けてくれる方は多いのです。

ただ、その時に必要なことが1つあります。
それは「仲間になってほしい」というスタンスです。
というのも
「困っているから助けてほしい、なにかを買ってほしい」
「仕事を紹介してほしい」
「来店してほしい」
といったお願いは、たしかに瞬間最大風速はあります。
(もちろん節度、倫理は守った上での話です)

ただし一過性になることも、また多いのです。

どのようなバックグラウンドで、どんな思いをもって
どんな未来を創りたくて、この取り組みをしているのか。
ここでビジョンやストーリーといった外向きの言葉が必要になります。
これらは、何も立派な経営者しか持っていてはいけない
というものではありません。

全員が全員ではないかもしれませんが、
そういうスタンスをもって、声掛けをしていくと
それならば是非、あなたの活動に協力しましょう
という人は必ず現れます。

持論ですが、
人は必要なタイミングで、必要な人と出会う。
と考えています。

そのタイミングをつかむためにも
あえて自分の弱い部分も含めて
声を上げてみるということを、大事にしていきましょう。


④「結果」と「成果」を分ける。

これが最後です。
結果」と「成果」の違いを聞かれて、
明確に回答ができるでしょうか。

端的に言うと、成果は相手が決めることです。
それに対して、結果は自分の行動の集積です

ビジネス的な文脈になりますが、
事業やサービスにおける「相手」とは、「顧客」そして「市場」です。
それをもとに事業における「結果」と「成果」を言語化してみると

「結果」は、顧客の課題解決に努める自分たちの行動の積み重ね。
成果」は、結果によって自分のもとに集まるヒト・モノ・カネです。

つまりコントロールができるのは「結果」だけということです。

悩んでいる人のお話を聞くと
意外に「成果」を求めている人が多いものですが、
実はその前に来るのは、「結果」です。

本質的には、私たちは、「結果」を高めることしかできません。
そして「結果」を高めるには、正しい行動が必要です。
つまり、自分の行動が結果を高めることに
なっているのかについてフォーカスをすべきなのです。

例えば
Amazonの経営理念は「地球上でもっともお客様を大切にする企業」です。
これは「結果」に集中した表現だと思っています。

これを「地球上で最も儲かるECプラットフォームを創る企業」だと
成果軸になります。とたんに違和感がでないでしょうか。

もちろん事実はそうなっているかもしれませんが、
それは初めから成果を求めたからではなく、
顧客を大切にするということを、ありえないくらい徹底し、
全員に浸透させたことによって、得られた「成果」なのだと思います。

なので、ご自身が今抱えている悩みや解決しようとしていることが、
相手が評価をするべきことに寄りすぎていないか?
は今一度チェックしてみると良いでしょう。


まとめ

今回は、ややスタンス・考え方に寄ったテーマとなりました。

自分の悩みを相談できる人が周りにいない
という悩みは誰もが抱えるものです。

そのような背景から、日本でもメンター・コーチングなどの
重要性が説かれるようになってきました。

もちろん、そのような存在もとても重要ですが
やはり、最終的に決めて、前に進めるのは自分です。

なので、その行動の源泉である、「考え方」はとても大事です。
物事は、見方一つで大きく変わりますし

ひいては使う言葉や表情も変わっていきます。
これは筆者の実体験でもあります。

もし現在進行形で、前に進めずに悶々と悩みを抱えているという方で、
何か一部でもヒントやご参考になる箇所があればと思っています。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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