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21.起業アイデアやお金よりも大事なこと

▼誰に読んでほしいテーマか
・「起業準備中」の方

・「いつかは起業したい」と思われている方
・何ができるのか自信がない方。

何かをしたいという熱い気持ちはあれど、
まだ「準備」が整っていない。
そんな方を応援するためのエントリーです。


▼自分には、まだ何もない。と思っている方がいたら


起業しかり、何か事を起こそうとする時には
どうしても、先立つものを考えがちですよね。

・お金がないとサービスを広めることはできない。
・人脈がないと、顧客獲得ができない。
・もっとビジネスのことを勉強しないとうまくいかない。

僕も起業前はそう思っていましたが
実際に起業1年目を振り返ってみると、
あったほうが確かにいいが、あまり関係なかった
というのが正直な感想です。

例えば、お金がなくても、無料や低コストでできる方法は
今日日いくらでも探せますし、人脈がないのでビジネスを
広げられませんということもありません。

結局は、課題に対して自分がどこまで行動を起こせるかだったりします。
ただ唯一、これだけは絶対に持ち続けるべきと思ったことがあります。

それは「他者を思いやる気持ち
利他の心」とも呼ばれることです。

字面だけ見ると道徳的な印象を受けますが、
なぜ実感したかというと、
社会もビジネスも、会社という組織の仕組みも全て
人が、人のことを考えて、創りあげてきたものだからとわかったからです。

人が創るゆえに、完璧なビジネスというものは存在しない
いうのが前提です。

完璧ではないから、少しでも良いものにしていこうという
気持ち
がなければ、そもそもビジネスは継続できません。
そして、そのための原動力に、利他的な思考が必要なのです。

何が言いたいのか?というと、
どのタイミングで一歩を踏み出すべきなのか」という話です。

起業・開業のために、準備をがちがちに固めることも、
重要で価値のあることですが、それが長い期間に及ぶと
"準備"が目的化する可能性があります。(僕がそうでした)

なので、天才的なビジネスモデルやアイデアの発想することよりも
利他的な気持ちを持って、人に接することができるか

この自問に、偽りなくYESと言えるかどうかが、
まさに転換点になると思うのです。

▼人とどういう関係を築くかが、ビジネスの本懐


各論になりますが、ビジネス上のコミュニケーションで
よく使われる「人脈」「組織」「ご縁」という3つに、
「利他」をどうのように考えるかを書いてみます。

①人脈:人脈の主語は「私が知っている」ではない
②組織:自分たちがハッピーでないと、人のために動けない
③ご縁:「win-win→win」を前提にすること


①人脈:人脈の主語は、「私が知っている」ではない。

タイトルの通りです。
「私が」どんな人と知り合っているか。
「私が」何万人のフォロワーと繋がっているか。

と、人脈=自分が主語になりがちです。
しかし本当に必要なのは、「相手にとって」です。
いわば「相手にとって、自分を必要だと思ってもらえているかどうか」
のほうが重要だと思うのです。

相手に必要だと思ってもらうには、
自分が相手を大切にして必要としなくてはいけません。


巷には、人脈の広げ方とか、SNS活用といった
テクニック類はたくさんあります。

ただ本当の意味での人脈づくりには、
あまり通用しないと思っています。

・自分が何者でありたいのか、あるべきなのか
・具体的にどんな世界やビジョンを思い描いているのか
・そのために(目の前の)貴方に何ができるのか

これらをしっかりと丁寧に言語化し、無差別な配信ではなく、
一人一人に対して伝え、実践し続ける努力しかないと思うのです。

特に「自分が何者なのか」という問い
しっかり定義することは、自分の芯を決めることであり、とても重要です。
そして、これは別に特別ではなく、誰でもできることでもあります。

人脈づくりは、ビジネスにおいて確かに重要ですが、
フォロワーの数で競うではなく、自分と思いが近いしいとか
少しでも力になれたかという血の通ったやりとりができた人の数を
増やすということに重きを置いた方が、良いと思うのです。


②組織:自分たちがハッピーでないと、人のために動くことできない。


「社員と顧客、どちらが大事か」と聞くと、回答は分かれると思います。

僕は、組織としてまず社員(仲間)が満ち足りている状態でないと
まず顧客のためには動けないというのが前提にあります。

一見、利己的に聞こえますが
そうではなく、社員や仲間が幸せである状態が前提になければ、
その先の満足度を創ることは到底出来ないという考えだからです。

とはいえ社員を大事にする=なれ合いや甘やかしではありません。
「顧客の満足を叶えよう」は二の次になってしまうので、
結局、まわりまわって、仲間と一緒に幸せをになるという状態を
維持することはできないのです。

なので、昨今、「CS」とともに「規範」や「パーパス」が
目立つようになっているのは、こういう背景もあるのではと
(個人的には)思っています。

そして会社を始めて組織・店舗を持ち、率いる立場になったとすると、
時にはそれを強く相手に伝えねばならない場面もあります。
(経営者に限った話ではなく、マネジメントでも同様です)

が、人に何か指摘することに苦手意識がある方もいると思います。
その逆で、自分の感情をすぐ相手に対して爆発させてしまうという人も
いるかもしれません。

これは感情を経由させるのではなく、
目的を経由させて伝えるのが正しいのです。

「なぜこのような考え方をしないと、一緒に幸せになれないのか」
を熱意をもとに伝えられるくらいに、自分自身の中で言語化できてるのかも、自分が次に進む「基準」として大事だと思うのです。


③関係:「win-win → win」を前提にすること


この最後の「→win」は、別の第三者ということです。
基本的に「誰かに何かしてもらったら恩返しをしなければ」と考えます。

そういう「win-win」を考えるのも、もちろん素敵なのですが、
本当に重要なのか「自分がしてもらった恩は、他の人に返す
ということだと思うのです。

「恩はバトン」だと言われたりしますが
例えば、
誰かに資金を援助してもらった。
誰かに顧客を紹介してもらった。
誰かに素敵な人財を紹介してもらった。

などが発生したときには、その人だけに報いようとするのではなく、
そこで生まれた、お金や取り組みを、より多くの社会や人のために
届けようという発想や取り組みに変えていくことが大事だと思うのです。

「受けた恩は、何倍にもして、世のため人のために返すのだ」

と心の底から思えるかどうかも、またビジネスや自己実現を成長・成功させるために重要な基準となります。

▼大事なのは、相手が喜ぶシーンを想像できるか


繰り返しですが、今回テーマにしたいのは
どこで一歩を踏み出すべきなのか」ということです。

アイデアや計画をすることも、当然重要な要素ですが、
考えるほど、これは出来ない、あれは難しい
といった理由が生まれやすくなって、動きが鈍ります。

なので、上の3つにも共通することですが

関わってくれる人が、喜ぶ顔を明確にイメージできるか」

が重要な基準だと思うのです。なぜかというと、
その気持ちが、後々まで残る、いわゆる「初心」と呼ばれるもの
になるからです。

自分のやったことで、空いたが喜ぶシーンが
頭の中に明確に浮かんでくるか、そのイメージを持つには
何が足りていないのか?

これを軸足に置いて考えてみると、「ここだ」というタイミングが
決まりやすいと思いますので、是非参考にしてもらえれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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