読書を習慣にする方法。~ヨーロッパに住んで身についた習慣~
新年明けましておめでとうございます。
久々にデスクに向かい、投稿をするTwoodです。
日本では新年早々多くの試練があったとニュースを見て驚きました。
震災被害にあった方々がいち早く落ち着いた生活を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。
今回の記事では、ヨーロッパに移住し最も大きく変わり、また大きな影響、変化を与えた習慣についてお話していきたいと思います。
私はベルギーのフランドルエリアに住んでいるのですが、ここベルギーは夏の雰囲気とはうって変わり、冬は何とも薄暗く、植物はみな冬眠状態で、寂しい街並みに落ち込みます。
我が家は大きな窓がいくつもあるのですが、冬になるとそれすら物悲しく、思わずリビング、寝室の壁をカラフルにペイントしてしまった程。
そんな冬を経験するのも現在3度目。
冬になると薄暗さからの逃避行に習慣化していた読書がより有効になってくるのです。
そもそも私は本が好き。
しかし、日本で社会人(フリーランサー)として生きる中、時間もなく、やりたいこと、やらなければいけない事も多く、椅子に座って本を読む。ということに少しの抵抗や、生産性のなさすら感じ始め、もっぱら移動時間に読むことが多かった。
私は今の家に越す前、ベルギーの彼の実家に7か月ほど住んでいました。そこで当たり前のように見ていた夕方、夜の光景は父、母、兄ともに各々分厚い本を楽しむ。ということ。さらに食事時にはその本について得た考想や興味深いことを話します。
読んでいる本はみんな実にバラバラで、芸術史についてや哲学、教育、経済学、歴史、言語学、建築学、医療、小説など。
最も興味深いのはみんな ''中途半端に読む'' ということでした。
気が向いたらこの本を読み、今の気分はこの本の続きを読む。なんて不思議な読み方。私はこんな読み方したことがなかった。むしろ受け入れ難かった。
しかし、人が目の前で本を読んでいると、つられるかのように本を読みたくなるもの。自然と私も本をまた読み始めるように。
ヨーロッパではピクニックやキャンプ、カフェや公園、どこでも本を楽しんでる光景をよく目にします。そして各家庭には特大の本棚にぎっしりと本が並んでいます。そして本を読む場所を大切にしているのです。
私もいつしか自分の本棚を ''好き'' で詰め込みたいと思うようになったのです。
私たちカップルは大きな好みはあるものの気になった本は読むようにしてるのでここでも様々な本が乱雑に並んでいます。(パートナーは漫画で日本語の日常会話を学びます。)
そして、私が1日に最低1時間は本を読むようになった最大の理由は、先程家族がしていた”中途半端に読む”ために、好きな場所に、好きな本を置く。ということ。
ここからは私の自宅のお気に入り読書スペースをご紹介します。
その他、入浴中、ベランダなどでも本は読みますが、お気に入りなのはこれらの場所です。
複数の本を読んでも、ごちゃ混ぜにならないのは同じ系統の本を同じ場所で読まないことで防いでるからなのです。
この椅子に座ってるとき、私はソフィと友だちになり、あの椅子に座るとVincentと私は兄弟なのだと。そんな気分になるのです。
本を読み始めて変わったことは生産性は本を読むことで生まれ、本を生涯読むことで生涯学べる。というとこ。
何よりも私は3ヶ国語が公用語(オランダ、フランス、ドイツ語)の国にいることで、中古の本はもちろん日本語は無く、英語ばかり、選択肢もその時出会った運命次第。なので食わず嫌いせずに読んでみる。いわいるジャケ買いで新しい世界を開く。ということ。おかげで英語本を読み慣れてきました。
そして日本語書籍はいつも日本へ帰国した際に購入するので、本数も限られており、同じ本を何度も読み返す。そんな楽しみ方も増えました。あの年齢の価値観とは違う新たな自分に出会うことが出来てとても新鮮です。
また、子供が大きくなっても親が本を読む姿勢を子供が見ることは共感性教育としてとても有効だと身にしみて感じました。私の両親は本をあまり読まない多忙な人。しかしパートナーの両親は子供の前で本を何時間も読むので、子も孫も同じく本をよく読む。そんな姿をちゃんと見せる。ではなく自然にその環境を作りたい。と考えています。
現在情報はネットの普及で簡単に得られるようになった時代だからこそ、集中して自分の時間を楽しむのも、読書から得る情報、知識は非常に贅沢な時間なのかもしれないですね。
最後に、私の子供時代に祖父がよく言いっていた言葉をご紹介します。
最後の部分はちょっぴり哲学っぽくて偏屈で面白いけれど、的を射ているなぁと今でも思います。
以上が【読書を習慣にする方法。~ヨーロッパに住んで身についた習慣~】でした、最後までお読みいただき、感謝しております。
それではまた、Tot de volgende keer!
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