見出し画像

夢の舞台への第一歩         ~ジュニア世代のための特別なドレス選び VOL.1~

成長期のお子様のドレス選びで悩んだことはありませんか?

どの形や色がいいのか?
サイズはどのように選べばいいのか?
適正な着丈は?

キッズドレスを卒業した後、中高生のお嬢様に演奏会用のロングドレス購入を検討される際、何を基準に判断するべきかは なかなか難しいものです。

小学生低学年ほどまでは演奏曲に関わらず、 気に入ったデザインで、ひざ下丈のワンピースの様なドレスを着用される方が多いと思います。
身長が伸び、体型も少しずつ大人に成長する中学生や高校生になると、出場されるステージの規模や演奏曲に合わせてロングドレスを選ぶ方が増えます。

そこで今回は、中学生・高校生向けロングドレス選びの基本とポイントをPICK UPします。
中高校生向け演奏用ロングドレスの購入を考えている方は、是非参考になさってみてくだい。

若い演奏家がステージで輝くためのドレス選びについて、VOL.1・VOL.2の2回に渡り、紹介していきます!


♢♢VOL.1 目次♢♢
①成長期の変化を考慮したドレスの選択
 1.デザインのパターンを見てみましょう!
 2.体型別オススメデザインは?
 3.サイズ確認の重要性
 4.要チェックPOINT!
②舞台で輝くためのコンクール・発表会向けドレスガイド


①成長期の変化を考慮したドレスの選択

1.デザインのパターンを見てみましょう!
まず初めに、演奏会用ジュニアドレスといっても様々なタイプがあります。
お子様は大人の方より繊細なので、選ぶドレスの仕様は慎重に検討が必要です。

ジュニアドレスの仕様は大きく分けて、

❶ 背ファスナー(伸縮性無し)
❷ 背ファスナー(ゴムで伸縮性有り)
❸ ゴムシャーリングタイプ
❹ 編上げタイプ

といった選択肢があります。
それぞれの特徴とメリット、デメリットを詳しく見ていきましょう。

     ❶背ファスナータイプ(伸縮性無し)/ノースリーブ

【特徴】背中のファスナーで着脱するタイプ。
【メリット】ファスナーで着脱が簡単。露出も控えめで、肌を見せたくないお子様にも◎
【デメリット】腕周りが窮屈に感じて、演奏しにくい場合がある。成長に合わせて融通がきかない。お子様の実寸より+4㎝は大きめのものを選んだ方がストレスなく着用できる。

着心地・フィット感:★★☆
着やすさ:★★★
露出度:★★★
成長によるサイズ融通度:★☆☆

    ② 背ファスナータイプ(ゴム伸縮性有り)/ノースリーブ

【特徴】背中にファスナーで着脱するタイプで、ウエストはゴムで伸縮性がある。
【メリット】ファスナーで着脱が簡単。露出も控えめで、肌を見せたくないお子様にも◎ウエストゴムで着心地が楽。身体の動きに合わせてフィットしやすい。
【デメリット】ゴムのキュッとした締め付けが苦しく感じる場合がある。

着心地・フィット感:★★★
着やすさ:★★★
露出度:★★★
成長によるサイズ融通度:★★☆


      ③ゴムシャーリングタイプ/タックストラップ付き

【特徴:】背中にゴムシャーリングが使われているタイプ。
【メリット】ボディにフィットしやすく、快適な着心地。
サイズに余裕があるため、成長に対応しやすい。腕周りがあいているので演奏しやすい。
【デメリット】太って見えてしまうことがある。背中などの露出は多め。

着心地・フィット感:★★★
着やすさ:★★★
露出度:★☆☆
成長によるサイズ融通度:★★★


       ④ 編上げタイプ/タックストラップ付き

【特徴】左脇にファスナーがあり、背中の編み上げできゅっと締めるタイプ。
【メリット】編み上げ紐で調整可能なので成長に対応しやすい。スタイルがよく見える。腕周りがあいているので演奏しやすい。
【デメリット】編み上げ紐の調整が難しい。背中などの露出は多め。

着心地・フィット感:★★★
着やすさ:★☆☆
露出度:★☆☆
成長によるサイズ融通度:★★★


次に、体型別でおススメのドレスをご紹介します。

2.体型別オススメデザインは?
■細身さんにおススメのジュニアドレス
細身さんは比較的どのタイプのドレスも着こなせます。
チュールやオーガンジーを使用したボリュームのあるタイプのドレスも軽やかに着こなせるので、おススメですよ。

(左)TWJ9136-DRD           (右)TWJ9146-1-PKBE


■ぽっちゃりさんにおススメのジュニアドレス
ぽっちゃりさんにはシフォンやタフタ生地のドレスがおススメです。
サテンなどのしっかりした生地やチュールの様なふんわりした生地は着心地が悪かったり膨張して見えてしまうので、あまりおススメはではありません。
ただ、同じドレスでも色によって見え方が違う場合もあります。
チュールを使用した生地でドレスを選ぶ場合は、ネイビーやワインレッドなど、濃い目の落ち着いた色を選ぶと、それ程ボリュームは出ません。
淡い色なら、くすみ系ブルーの色がおススメです。
また、ドレスの種類としては② 背ファスナータイプ(ゴム伸縮性有り)/ノースリーブや③ゴムシャーリングタイプ/タックストラップ付きのタイプが着やすく、おススメです。

(左)TWJ9202-NY             (右)TWJ9212-DNY


■小柄さんにおススメのジュニアドレス
小柄さんにはハイウエストタイプのドレスがおススメです。
ハイウエストドレスで目線を上げることによって、すらっとバランスよく見えます。
上に視線がいくような上身頃にインパクトのあるタイプのドレスも◎です。

(左)TWJ9215-PK             (右)TWJ9143-BLGY


■露出が少な目なジュニアドレス
露出が苦手なお子様には袖付きのドレスがおススメです。
肩の部分が隠れる事によって、ぐっと安心感が生まれます。

(左)TWJ2003-IVY             (右)TWJ9207-SAPK

体型に合わせたドレス選びも、綺麗にドレスを着こなして頂けるポイントの一つですね。

では、サイズはどの様に測って選んだらいいでしょうか?

3.サイズ確認の重要性
~寸法は必ず現在のサイズを確認!~
お気に入りのデザインが見つかって、いざ購入!という時は、必ずお子様のヌード寸を確認することが大切です!
「いつも〇〇サイズだからドレスも一緒のサイズで。。。」
と購入すると、サイズが全然合わない場合があります。
手芸用の柔らかいメジャーで、正確に採寸をして下さい。

正しい採寸の動画がありますので、以下をご参照下さい。
※TWEEDのドレスの場合の採寸動画です。
他社様ですと採寸方法が若干異なる場合があることをご了承下さい。

【サイズの測り方について】

~成長分の加味~
成長期のお子様にとって、今ピッタリのサイズを選ぶと直ぐにサイズアウトしてしまう可能性もあります。
ですので、大きめサイズを選ばれる方も多いのではないでしょうか?
ただ、大きすぎるのもよくありません。
ドレスに着られている様に見えたり、身体とドレスの間の余分な隙間ができ過ぎてしまいます。

また、中学生・高校生のお嬢様の中には160サイズだと思っていても、身体の成長度合いによっては大人用ドレスの方が適している方もいます。
※こちらについては次回詳しくご紹介します!

購入の際は、販売スタッフにお子様の成長速度、着用感など含め、ご相談くださいませ。
オンラインでの購入の場合はカスタマーセンター等に問い合わせるのも良いですね。

着丈につきまして、大人の場合は演奏時にヒールを合わせることが多いですが、ジュニアの場合はフラットシューズをはく方が多いです。
「成長期で身長がすぐ伸びるので、丈がすぐに短くなります。なので、スカート丈は長めに残したい」
といった相談も数多くいただきます。
が!ドレスの着丈が長すぎると、ステージを歩く際にスカートの裾を踏んで転んでしまったり、ピアノのペダルを踏むときに邪魔になってしまいます。ジュニアドレスの場合、一番多い着丈感としては床上3~5cm程度、もしくは床ギリギリの着丈です。
長くても約3cmほど床に余る着丈をおススメします。ロングドレス初心者の方はできるだけ床上の着丈に調整しましょう。

 (左)長め丈:床に余って約3㎝     (中)床スレスレ     (右) 短め丈:床上約3㎝ 

また、お客様から一番多く寄せられるのが以下の様なお問い合わせです。「着丈のお直しですが、カットせずに学生服の様に折り返してお直しすることはできませんか?」
ドレスは普通の洋服と違い、スカートの蹴回しが長く、生地を複数枚重ねているため折り返して直すことができません。
着丈が長い場合は
          ①軽めのパニエを着用する
          ②ヒールの高さで調整する
          ③肩紐の長さで調整する

 ①~③のいずれかで丁度いい丈感に調整するのをおススメします。

上記内容を踏まえまして、追加で大切なポイントがあります。
それは、ジュニア奏者のドレス選びは大人と違い、ドレスの快適さ・動きやすさを優先して考える必要があるということです。
装飾部分が肌に当たったり、窮屈さを感じるようなドレスを選んでしまうと、演奏に集中できなくなってしまいます。
特に上半身はよく動かす箇所なので、気になる部分がないかどうかを確認することがポイントです!

前述を踏まえ、チェックするポイントを詳しく見ていきましょう!

4.要チェックPOINT!
Point1:首周りやアームホールに窮屈さが無いかどうか?
首周りが小さいと首がぎゅっと絞めつけられたような感じで、苦しくなってしまう場合があります。
アームホールが小さすぎると脇に生地が食い込み、腕が動かしにくくなったり、痛くなってしまいます。
逆に開き過ぎると、中が見えてしまう事がありますので、適度なサイズ感を確認しましょう! 

Point2:ドレスの装飾・生地の肌あたりは大丈夫かどうか?
ジュニア世代のお子様は、肌あたり等に関して繊細な方が多い傾向です。
ドレスの装飾が肌に当たると、気になったり違和感を感じられる場合もありますので、ドレス購入の際は気になる装飾がないかどうかチェックしましょう!
気になる箇所がある場合、TWEEDでは装飾を外すお直しも有料にてお受けしています。

Point3:ドレスの重量が重すぎないかどうか?
装飾が多いドレスや生地自体がしっかりしている場合、1着の重量は重くなってしまいます。普段軽めのドレスを着用の場合、重いドレスだと動きづらさが出たり、疲れてしまうこともあります。
見た目には軽そうでも実際は重いものもありますので、購入時はしっかりと確認をしましょう。

Point4:首周りの装飾は楽器演奏の際に邪魔にならないかどうか?
ヴァイオリン奏者の方等は、肩の位置に楽器をおきます。
その際に、首周りの装飾が邪魔になってしまう場合もあります。
購入時は装飾の確認を必ずしましょう。スパンコール等の平らなものはあまり邪魔にはなりませんが、ビジュー(ビーズ)等凹凸のある物は障害になる可能性があります。
楽器が当たる部分のみの装飾の取り外しや首周り全ての装飾の取り外しもTWEEDでは可能です。

Point5:裾はスムーズに歩ける・ピアノ等のペダル操作の際に邪魔にならないかどうか?
ドレスの裾が長すぎると、歩く際・段差の上り下りの際に裾を踏んでつまずいたり転んでしまう場合があります。
また、ピアノ奏者の方にとっては演奏の際のペダル操作の邪魔になることもあります。
裾が長すぎる場合は裾直しをしましょう。

Point1~5の様な点に注意を払い、選ぶ事が大切です。



②舞台で輝くためのコンクール・発表会向けドレスガイド

ドレスを選ぶとなるとどうしても自分の好みの色やデザインのドレスを選びたくなりますが、選ぶドレスにによって、観客に与えるイメージも変わります。
会場の雰囲気や演奏する曲を考慮して選ぶ事も重要です。
薄いカラーのドレスだと大きなホールで演奏する場合、後方の観客には印象が薄くなってしまう可能性があります。
ですので、大きいホールで演奏する場合は、濃いカラーで少し光沢のある生地を選ぶことをおススメします。
ドレス選びで不安な場合は、先生や先輩たちに自分の演奏する曲の世界観と選んだドレスがマッチするかを相談してみましょう。
また、イベントの種類によって適切なドレスを選びましょう。

■コンクール予選
コンクール予選は比較的シンプル、かつ洗練されたデザインがおススメです。
ドレス購入1着目ですと、黒・ネイビー・ワインレッド等の深く濃い目の落ち着いた色を購入する方が多い傾向です。
比較的どの様な曲とも相性がよく、華美になりすぎず、舞台に霞むこともありません。
1着持っておくと便利ですよ。
動きやすさと快適な着心地については必須です。

        【コンクール・予選オススメドレス】

コンクール予選はシンプル目なデザイン、カラーはネイビーやワインレッドが人気です。

(左)TWJ9147-DNY
(中)TWJ9212-WRD
(右)TWJ9160-DNY

■コンクール本選
コンクール本選となると、予選よりも華やかなドレスを選ばれる方が多くなります。
もちろん、予選と同じドレスの方もいらっしゃいますが、曲に合わせたイメージのドレス、より舞台映えするドレス、他の方と被らない色のドレスを選ばれる方も多くなります。
また、良く耳にするのが「ラメ禁止」の会場です。
ドレスには舞台に映えるようにラメを使用した生地を良く使用します。
動く際の摩擦等でラメが落ちてしまうことは必然になってしまいます。
ラメが床に落ちて舞台や椅子に付き、汚れてしまう等の理由から禁止になっている会場が多いようです。
ですので、購入検討のドレス、着用予定のドレスにラメ生地が使用されているかどうかは確認した方がいいですね。
予選と同じように、動きやすさ、快適な着心地は必須です。

演奏される楽器によりますが、ピアノ奏者の方は、ペダルを踏む際にドレスの裾が邪魔にならない丈のものが良いかと思います。
ただ、椅子に座った際に短くなりすぎない丈であることも重要です。
ピアノは座っての演奏になりますので、上半身が比較的華やかな方が舞台で映える・観客には演奏者の右側が見えるので、コサージュやアクセント等は右側にもってくることもおススメです。

ヴァイオリンですと、楽器を乗せる左側の首周りに立体的な装飾がないものがおススメです。
立ったままの演奏ですので、全身にデザインがあるもの・はっきりとしたカラーのものも舞台映えがするのでおススメです。

      
      【コンクール本選(ピアノ)オススメドレス】

カラーは華やかで、腕周りは動かしやすく、上半身にポイントがあるものがオススメです。

(左)TWJ9143-IVYGD
(中)TWJ9120-1-DRE
(右)TWJ9145-1-PKGN

         
     【コンクール本選(ヴァイオリン)オススメドレス】

肩まわりの装飾がないものがオススメです。

(左)TWJ9120-1-DRE
(中)TWJ9203-LV
(右)TWJ9157-PSBL

■発表会
発表会はコンクールと違い、自由性が高くなっています。
演奏する曲に合わせて・ご自身の好きなカラーやスタイルのドレスを着用する方が大半かと思います。
特に会の規定がなければ、演奏者が自信を持って演奏できるお気に入りのドレスを選んでください。

           【発表会オススメドレス】

華やかでステージ映えするドレスがオススメです。お気に入りドレスを着ましょう!

(左)TWJ9301-PPK
(中)TWJ9213-1-PGN
(右)TWJ9303-PKBE


いかがでしたか?
成長期のお子様のドレス選びの参考になりましたでしょうか?

次回VOL.2は
③大人用ドレスとの違いはドコ?
④ジュニアドレス選びのポイントまとめ


上記2項目について投稿します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?