独居大学生の自語り置き場 タケル

スピッツ、千葉ロッテ、TEAM雷電、ラジオを愛する独身です。暇なので自身の経験談を文字…

独居大学生の自語り置き場 タケル

スピッツ、千葉ロッテ、TEAM雷電、ラジオを愛する独身です。暇なので自身の経験談を文字に起こすことにしました。スキ、フォローしてくれたら喜びます。あまり光を浴びてこないながらも奮闘する人生も悪くない論者です。

マガジン

  • 個人的卒業文集<第2版>

    中学卒業時に書いた、卒業文集の自分の文章があまりにも歪な尖り方をしていたので、初心に帰ってあの頃の感情をそのまま文集風にカテゴリー別に書いてみようかなと。思い出ばかりに縋ってないで前を見ろって?自分の人生の中で、中学3年間は、一番楽しかったんですよ。これからも飽きられようが、擦っていきますよ。

  • ご報告があります。

    私からの報告です。ただ、それだけです。けれど、個人的にはかなりビッグな報告なんですよね。じゃあなぜ、2話構成なんてくどいことをしたのでしょう。スパッと言いたいこと言えばいいのに。いいじゃないですか。久しぶりのnote更新で書きたくなっちゃってね。てことで、しっかりと登録等々よろしくお願いしますね。

  • 無敵の微笑みを見るまでの10年

    スピッツファンになったきっかけから、初めてのライブ参戦までをまとめました。スピッツファンの人たちはいい人ばかりです。ライブで会ったフォロワーさんとは意気投合できました。スピッツファンとして人生を全うできるというだけで、僕は幸せな人生だと確信しています。辛いことがあって、途切れながらだとしてもね。

  • サッカー部は嫌いじゃなかった

    中学のサッカー部に対する嫌悪感を物語風にまとめました。嫌なやつばっかりだったんですよ。けれど、仲の良い奴も数人いてさ。この作品を読んだサッカー部出身のやつから連絡きてさ。今度飲むことになってさ。本当に嬉しかったよね。いまだに地元帰った時にサッカー部の奴らが屯ってると嫌気は指すんですけどね。

  • 開戦と同時に降伏宣言

    私は作品の中で異世界なんて回りくどい表現をしていますが、夜に可愛い女の子と楽しくお話するお店での経験談です。学生のうちにこの劣等感を経験してよかったと持っています。社会人で夜のお店デビューしてしまうと、調子に乗って大金を使ってしまいそうなタイプですので。学生に向けた啓発作品になれば幸いです。

最近の記事

  • 固定された記事

突然、蛙になった彼女は跳ねて行った #1

出会いも別れも突然だった。 きっかけは11月の文化祭。私の大学では、大学の在校生、併設されている短期大学の学生限定入場ではあったが対面開催が許可されたのだった。私は実行委員、それも会場統括として準備を慌ただしく進めていた。大変ながらも、他の実行委員と共に仕事をこなした。どうせやるなら楽しく仕事をしたいという思いから、笑顔を忘れないようにチームで動いていた。その姿勢が、他の部署のとある女の子の目に留まったことが全ての始まりであった。 文化祭が終了して2日がたった頃だろうか。

    • 個人的卒業文集<第2版> #1

      地元に帰省して、小中高の同級生数人と再会した。中にはまともに話すのが5年以上ぶりのやつもいたが、とても盛り上がった。いろんな人と思い出話を交わしていた時、誰かが言った。「卒アル今見たいなあ」というひと言。この言葉を聞いた時、中学卒業時からずっと後悔していることを1つ思い出した。 私の中学の同級生だという人がこれを読んでいて、手元に卒業文集があるのであれば是非、照らし合わせながら読んでほしい。青色のあの冊子ね。 <三年間の思い出> <三年間を振り返って> <三年間の足跡>

      • ご報告があります。 #2(最終話)

        池袋FMさんで「鳥蔵高校放送部」という番組をスタートさせる運びとなりました。2024年1月7日(日)24:00-24:30が初回放送です。なお、それ以降も毎週日曜24:00-24:30に放送されます。 中高の同級生と、2人でやります。わかる人はわかると思うんですけどね。まあ、公開しているのでそこも含めて楽しんでいただければ。 番組ではコーナーメールやふつおたを大募集中です。また、番組の聴取方法なども詳しくは、公式Xや番組サイトにまとめてあります。アーカイブ保存用のYo

        • ご報告があります。 #1

          2023年が終わる。今年は皆が「あっという間」と口を揃える。自分自身、今年1年が過ぎることが早く感じるほど楽しかったかと聞かれたら、 「死ぬほど楽しかった。」 楽しいと感じられないことだってあったけど、それはそれ。その時の様子は、大学の卒業式の日に投稿予定の、「4年間を振り返って」で詳しく記そうと思う。 「どんな夢も近づけるように 道照らしてくれたよラジオ」 この1文は、スピッツの「ラジオデイズ」という曲の歌詞である。ラジオに無限の可能性を感じさせてくれる曲で、私

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        突然、蛙になった彼女は跳ねて行った #1

        マガジン

        • 個人的卒業文集<第2版>
          1本
        • ご報告があります。
          2本
        • 無敵の微笑みを見るまでの10年
          5本
        • サッカー部は嫌いじゃなかった
          6本
        • 開戦と同時に降伏宣言
          2本
        • 学園祭文庫本掲載物語
          2本

        記事

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その5(最終話)

          当日は緑黄色社会、秦基博、ORANGE RANGE、そしてスピッツの4組による対バン形式だった。今回は前3組のパフォーマンスは圧巻だったが、今回はスピッツの感想に限定させてもらう。 初めて生で見たスピッツは圧倒だった。会場の一体感をステージ脇、田村さん側の2階席から感じていた。暗闇の中から、10年間憧れで、心の支えだった人たちは現れた。田村さんの暴れっぷりも生で見れたし、何よりも、崎山さんがセクシーすぎた。あのセクシーさは生で見て初めて気がついた。男の私が真っ先に感じた

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その5(最終話)

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その4

          中学、高校と俺の青春はスピッツだった。朝起きた時は何も噛みつかないのに青い車。部活動に行く前は8823で士気を高める。帰りの田んぼ道は稲穂を聴きながら疾走する。はやて君という友達とはハヤテを聞いた。そのはやて君の元カノは、ピアノを習っていて坂道の先にあるから、スパイダーが彼の持ち曲のように扱われた。彼女と別れた時は、春の歌や魔法のコトバで感傷に浸り、テンションの高い夜はスターゲイザーを。テンションの低い夜はさらさらを聴いた。テレビの前で、草野さんがみなとのAメロの入りをミス

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その4

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その3

          「小学5年生男子」なんて身内への拡散力最強の肩書きなのよ。この興奮を一人で楽しむには勿体なさすぎた。 次の日の学校。私は夜遅くまでスピッツを聴きあさっていたため、眠りは浅かったが、足取りは軽かった。そして、思いつく限りの友達たちに聞いてみた。 「スピッツ知ってる?」 「すごい曲見つけたの!」 「誰それ・・・?」 「知らねー誰だよ」 「聞いたことないそんな曲ー!そんなのよりEXILEのがかっこいいよ!」 あれはショックだったなあ。違う意味でガーンとなったのを今でも覚

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その3

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その2

          初めてロビンソンを聞いてから、頭の中からあのメロディと歌詞が離れない。国語が得意だった私は、文章の意味を考えることが好きだったのだが… 「誰も触れない二人だけの国 君の手を離さぬように 大きな力で空に浮かべたら ルララ宇宙の風に乗る」 全くをもって意味がわからなかった。これは、前の歌詞を聞けば何かわかるかもと、少年ながらに考えた私は、大量のCDの中からスピッツを探した。必死に探して出てきた1枚が、「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」というCDだ

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その2

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その1

          清澄だった。その声をこの耳で聞いたのは初めてだったのに、毎日聞いているせいか初めてに感じなかった。 丁寧だった。そのはっきりとした低音をこの耳で聞くのは初めてだったのに、毎日のようにその音色で感傷に浸っているせいか、初めてに感じなかった。 少年だった。その無邪気な姿をこの目で見るのは初めてだったのに、毎日のようにその姿を見ているせいか、初めてに感じなかった。 豪快だった。そのスティック捌きをこの目で見るのは初めてだったのに、毎日のようにその姿を見ているせいか、初めてに感

          無敵の微笑みを見るまでの10年 その1

          サッカー部は嫌いじゃなかった #6(最終話)

           センスだけで生きているように見えた。その運動神経にルックス、何を言っても何をやっても許されるそのキャラクター。だから、許せなかった。自分が卑屈なせいで、余計に君たちは輝いて見えた。  浮ついた噂話の中心には常に君たちがいた。そのカリスマ性に何度も嫉妬した記憶がある。だから、自分はこいつらにないものを伸ばそうって思えた。  ただ、こいつらのすごいところは、話題を持っていくカリスマ性を一人ひとりが持ち合わせていながらも、「こんな人になりたいな」という憧れは一切抱かせないとこ

          サッカー部は嫌いじゃなかった #6(最終話)

          サッカー部は嫌いじゃなかった #5

           2時間の戦争が始まった。女子の方も懸念事項が多かったが、そちらは頼り甲斐のある女子2人の学級委員コンビがいたし、そもそも女子を心配する余裕などなかった。  私は、埒が明かなそうであれば誰と班が同じになろうが、席が隣になろうが構わない。そう考えていた。  サッカー部のやつらが全行程で固まってさえくれれば良かったのだが、彼らにはいかんせん無駄に社交性がある。クラスの多くの男子との行動を共にすることを望んでいた。漏れず私も誘われていた。「どこかでは隣になろう」と。いや、素直に

          サッカー部は嫌いじゃなかった #5

          サッカー部は嫌いじゃなかった #4

          中学3年生。受験の年だ。部活動では最後の大会まで残り2ヶ月ちょっと。さらに、このクラス分けで割り振られたクラスで行くのが修学旅行。体育祭も文化祭も最後。私にとって、このクラス分けはとても重要なものだった。 クラスメイトには、サッカー部のおちゃらけもの、サッカー部の陽キャ3人くらい。極め付けに、サッカー部長も同じクラスだった。 今だから言える話、クラス一覧を見た時、「終わった」と思った。1.2年と同じクラスだった仲の良い奴らとも離れ、中学に入ってからあまり話してこなかった

          サッカー部は嫌いじゃなかった #4

          サッカー部は嫌いじゃなかった #3

          ショックだったなあ。仲が良かった彼らが結束して一種の宗教団体のようになってるんだから。しかし、3年間劣等感ばかりを抱いている場合ではない。私の人生は徐々に変わっていき、思春期を経て性格や考え方が変わっていくのだ。それに合わせるように、サッカー部に対する思いも変わっていった。 2年生になって、私は学級委員に任命されたり、所属している野球部でも、主将に任命されたりするなど、順調に中学生活を送れる兆しが見えてきていた。 学級委員の仕事。それは、決め事の際、クラスの全員の

          サッカー部は嫌いじゃなかった #3

          サッカー部は嫌いじゃなかった #2

          グラウンド整備の一件から、サッカー部に対して理不尽な嫌悪感を独自に抱いていた私。その嫌悪感は徐々に違った角度のものとなってくる。 私の作品で度々出てくる表現で申し訳ないのだが、中学1年生は「思春期」である。思春期はざっというと、「目立ちたい時期」である。 そもそも、サッカー部には私の学年だけで30人近くいた。ちなみに野球部は6人。その時点でちょっと思うところはあったけど。 しかし、奇跡が起きる。中1のクラス編成では、サッカー部が1人しかいなかった。しかも、割と話してい

          サッカー部は嫌いじゃなかった #2

          サッカー部は嫌いじゃなかった #1

          運動部の花形と言われたら、皆さんは何部を思い浮かべるだろうか。 バスケットボール、野球、サッカー、テニス、バレーボール・・・。私は迷わず野球部と答える。そりゃあもちろん、野球部だったからね。 サッカー部への偏見、サッカー部との対立、そして、サッカー部との和解・・・ これは、サッカー部という1つの大きな集団に向けた、ある男の物語である。 中学で野球部に所属した私だが、私が通っていた中学校ではサッカー部が強豪だった。私が小学生の頃から関東や県大会にバンバン進出するような強さ

          サッカー部は嫌いじゃなかった #1

          開戦と同時に降伏宣言 #4(最終話)

          「異世界なんてそんなわざわざお金かけていくようなところじゃねーよ笑」 「そんなとこ行ってもどうせ先がないんだから笑」 「その場だけでしょ笑」 「おじさんかよきっつー」 私は大学の友人からかなりこれらの言葉を聞かされてきた。確かに、決して安くはない遊び方かもしれない。完全に独居老人の遊び方だし。 けれど、こんな言葉をかけてきた奴らの半分は俺たちに異世界の詳細を聞いてくる。興味あるんだろうな。なんの意地があるのか。 あそこの空間は訪れた人にしかわからない独特なも

          開戦と同時に降伏宣言 #4(最終話)