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恋愛至上主義社会に疲れている私~ドラマ『恋せぬふたり』を見て~

皆さんこんにちは。鼓です。
本日、『トップガン』と『さかなのこ』の雰囲気真逆映画2本立て鑑賞をしてきて、脳内てんやわんやの鼓です。

基本的に0時までに布団に入り7時までには起きる生活を送っている女子大生なんですが、年に5回くらい夜更かしをする日があります。
昨日はそのうちの1回で、2時過ぎまでアロマンティック・アセクシュアルを題材としたドラマ『恋せぬふたり』を一気見しました。今日はその話です。

※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。(ドラマHPより抜粋)

ドラマ『恋せぬふたり』

夜更かしをするぞ!と決めた日に基本的に2時くらいまで起きてるんですが、昨日はそのモードに入ったし生理前でずっとお腹空いてるからコンビニでデザートとアイスを買って夜更かしモードに入りました。
バラエティーを見てげらげら笑うもよし、4時間ほどの映画を観るもよし、どうしようかと悩んだ結果ずっとHDDに残っていていつか見なければと思っていた『恋せぬふたり』を鑑賞しました。

このドラマは今年の1月からNHKで全8回に渡り放送されていたドラマなんですが、とにもかくにも高橋一生大好き人間なのでそれだけで録画。岸井ゆきのの演技は少し抵抗あるけど、力あることは分かってるしNHKでこの二人のドラマって絶対面白いと思って録画しました。(放置しすぎだけど)

簡潔に感想を言うと、自分の人生の道筋も幸せも自分で決めるものなのになぜだか他人が介入してくる社会。きっとそんな状況に多くの人はうんざりしているはずで、そのうちの一人である私にも凄く刺さりました。評価されるのも納得の作品。そしてなによりもこの題材の作品がNHKで創られたことが嬉しかったです。

恋愛しててなんぼ、結婚してなんぼ、子供出来てなんぼ、夢があってなんぼ、キャリアを築けていてなんぼ、、、なんなんですかねこの感じ。
自分の人生は自分のものでしかないのに他人にとやかく言われたり幸せの価値観を決められたり。

本でも映画でもこの手の作品が評価されることは凄く多いように思っていて、本だと「コンビニ人間」や「流浪の月」や最近公開された映画だと「セイントフランシス」とか。この手の作品が評価されるたびに、あーみんな色々生きづらさ抱えて生きているんだなと思うんですが、このドラマを見ても思いましたね。

NHKでこの手の題材のドラマが作られる時代

1話を撮り逃していて、2話から見てもさっぱりわからず(当たり前)少しググったらなんとアロマンティック・アセクシュアルが題材と知り、凄く驚きました。LGBTQや多様性という言葉が多く聞かれる時代になったけど、NHKでこの手の題材のドラマが作られるんだと。

NHKのシステムに度々議論が巻き起こりなんと政党まで出来ちゃってますが、個人的にはNHKのドラマやドキュメンタリーはやはり質が凄く高くて好きなんですよね。あと結局色んな人が触れる局なんじゃないかと思うので、そういうところでこの手の作品が放送されていて、なおかつ評価されたというのは凄く嬉しい。

恋愛体質ではない私は恋愛至上主義社会に疲れてます

1か月ほど前、大学の前期課程の授業のレポートを書く過程でこのアロマンティックやアセクシュアルという言葉を初めて知った私は、世の中にはどの性別を好きになるかということ以外にもそもそも好きという恋愛感情を持たない人もいるのかと凄く驚きました。
私は好きな人が出来たことは何度かあるし、がっつりこの性的志向ではないと思うけど、あまり恋愛体質では無く、欲も強いわけでは無いけど別におかしなことでは無いんだと。
(色々調べていたら多分アロマンティックやアセクシュアルではないけど、デミロマンティックやリスロマンティックなのかなあと。)

昔、バイト先のいわゆる”遊んでいる大学生”との会話に全然ついていけないことがありました。「可愛いのになんで彼氏いないの?」とか「ワンナイトとかしないの?」とか言われたことが何回かあって、えっ、そういうことしてない私はダメなのか・・・!?とモヤモヤ。

皆みたいに恋愛上手くいかないし、どうしたらいいのかよくわかんないし、初対面の人と上手くコミュニケーションを取るとか運動とかは別にだれに教えられたわけでもないけどなんとなく上手にやれるけど、恋愛は上手くいかない。
みんなやっていて、みんな恋人がいて(そう見えているだけなんだろうけど)、みんなインスタではキラキラしてるけど、私はよくやり方が分からない。
そんな私は凄くこのドラマに救われました。

精神年齢高すぎて周りと合わないのかな~とか色々思ったりするけど、今は自己肯定感が凄く高いし、良い意味で自分に凄く自身があるので、このままの生き方で自分の幸せを追求していればいいやと改めて思えました。
最終回の最後に「私の人生に口出ししていいのは私だけ 私の幸せを決めるのは私」というセリフがあり、自分に対しても他人に対してもこの気持ちを忘れずに大切にしていこうと思いました

みんなが幸せな社会になりますように。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
では、また。

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