梅雨すみれ
素敵な歌人さんが梅雨すみれの短歌に評を書いてくれています。
お気に入りの歌人、短歌ユニットの感想を書いています。🦋すみれの手帳です📓
保育園の頃、息子はスイミーの絵本を好み何度も読んでいた。と保育園の先生に聞いて家にも絵本を置いてある。 そしていま小学二年生になり、こくごの授業でスイミーがまた登場している。毎日の宿題にスイミーの音読をするのだが、それは親の贔屓目を外しても上手い。感情を込め、スイミーや仲間、語りになりきる姿は森本レオさんを超えるだろう。(と思う。) 私も絵本を取り出し一緒に読んだ。すると、教科書との若干の違いに気付く。大きな違いは絵本は全てひらがなである。そのことを息子に伝えると「そりゃそう
先日「怪獣8号」のTシャツを買った。子の好きなキャラである。すましていたが気に入ったようで喜んで学童保育に着て行った。 学校では毎日体操服を着ていて、そのうえに上下のジャージを着て登校している。これもお気に入りの二着を着まわしている。寒いときは問題ないが流石に、6月ともなるとジメジメと暑い。けれど脱ぐ気配はない。 親としては熱中症や、悪目立ちはしないか?など何かと心配が尽きない。 今朝はジャージプラス、怪獣8号のTシャツまで着込んでしまった。朝から「脱ぎなさい」で一悶着。子
勝ち負けではないはずなのに‥と思うことがよくある。例えば入試、結婚、就職、短歌etc人生において様々な場面で、どうしても他人と比べてしまう。比べてしまう感情を扱いきれず持て余す。やらかす。ハングリー精神で頑張れるメンタルがあるひとを羨ましく思う。自分は自分。そんなふうにカラッと切り替えることができるには少し時間がかかる。 NHK短歌4月号の付録短歌手帳より おくれても咲くべき花は咲きにけり身をかぎりとも思ひけるかな 藤原為時「後拾遺和歌集」 毎週楽しみにしているNHK大河
体調を崩してしまい、仕事、家事、育児の負担が全て夫にのしかかってしまった。 それでなくても、うちのご主人様は、いつも世間の「夫という生き物」より断然、協力的で羨ましがられるような夫である。けれど私は本人に面と向かって伝えていなかった。「ありがとう」とは言っても、こと細かく伝えていない。なんか気恥ずかしいというか、感謝していることを態度で表しきれていなかった。親しいからこそ気を使わないとあかん。 言葉やカタチで感謝を表すことが大切なんだよなぁ。って反省している。 シンクとか猫
子どもがギターを習っているのだけれど、そこの先生が指導の際、ポイントを楽譜に万年筆で書いていく。その様子が何ともカッコ良くてちょっと見惚れちゃう。 もちろんギターを爪弾く姿は言わずもがなにカッコいい。先生のレッスン時、息子もそれなりに弾けるのをみるとまたまたカッコいい。 話がそれたけれど、万年筆欲しいなって思った。自分の短歌を詠むとき万年筆で書き残すなんて超カッコよくないか? 両の手で万年筆の蓋を開けインクがリズムを奏ではじめる
先日子どもが夜中に嘔吐した。 毛布の上に何度も。心配なのでとりあえず夜間救急受診し胃腸炎ということで嘔気どめをもらって帰宅。幸い数日で回復しことなきを経た。 いつものように寝かしつけ「毛布をかけて‥」これが家族みんなの布団と毛布を全て被って3、4枚に埋もれて眠るのが恒例。 多分、布団の重みが落ち着くのだろう。寝入ったところで毛布や布団を剥いでという感じ。 ところが、先日の嘔吐で汚れた毛布はどうしようもなかったので処分していた。 その毛布がないことに激怒。号泣。 なだめても
大勢の客にぎわいし日々ありき食堂がらんと天井高し 「がらんと」した食堂に主体が訪れる。普段なら大勢の客で賑わっているであろう食堂の静けさの描写。天井高しとあり広々とした気持ちよさと少しの寂しさ。主体の気持ちも同じだろう。 青年は椅子を立ちたりひらひらと日本地図のみ一枚持ちて 青年という爽やかな響き、青年を通して気ままな一人旅への好意的な感情。ひらひらと一枚持ちてなど軽やかな描写。身軽な青年に対して羨望の思いも感じられる。 万緑の沼のほとりで東京に猛暑日つづく予報ながめる
えぐられた山の苦しみひたひたとトンネルのうちに水したたらせ えぐられた山という表現が主体の気持ちと重なる。トンネルを掘るため、えぐられた山の苦しみは主体の苦しみであり、ひたひたと、したたらせというリズムからなんとも言いようがない痛み、水ではあるが血が滴る気持ちにさせられる。 くさはらに寒立馬(かんだちめ)おり軍馬にも農耕馬にもならずあゆめり 寒立馬(かんだちめ)は、青森県下北郡東通村尻屋崎周辺に放牧されている馬。厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬とある。 ここで軍馬と
「あーちゃんは先生と仲良しやね。」 嬉しかった。 子どもに言われて。 毎日、れんらく帳に伝えたいことを書くと先生からお返事が返ってくる。このやりとりを子どもが見て言ってくれた言葉。 うちの息子は一年生だが、習っていない漢字でもなんとなく読めるので、先生とのやりとりは理解していると思う。隠すのもおかしいので相談したいこともれんらく帳に書いている。 オープンだ。子どもに聞かれたくないことなどない。私が何を心配して先生に相談しているか息子は知ることとなる。 先生も気さくな方で、
松本志李 海のもの、山のものより 前回の斉藤君さんの「ナイトフィッシュ」に続き、全首感想を残しておきたい作品です。 今回も長くなるので3回に分けて載せていきたいと思います。 松本志李さんの作品が読みたくて歌壇二月号を購入しました。(歌壇を買ったのも初めてです。) 北へ北へと行く夏真昼この坂にマゼンダ色の花は咲きおり 北へ北へと行く夏真昼まで一気に読むリズムに勢いがあり主体のワクワクした気持ちを追従できる。マゼンダ色とは明るく鮮やかな赤紫色。こちらの気持ちまで明るくさせる。