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ライナスの毛布

先日子どもが夜中に嘔吐した。
毛布の上に何度も。心配なのでとりあえず夜間救急受診し胃腸炎ということで嘔気どめをもらって帰宅。幸い数日で回復しことなきを経た。

いつものように寝かしつけ「毛布をかけて‥」これが家族みんなの布団と毛布を全て被って3、4枚に埋もれて眠るのが恒例。
多分、布団の重みが落ち着くのだろう。寝入ったところで毛布や布団を剥いでという感じ。

ところが、先日の嘔吐で汚れた毛布はどうしようもなかったので処分していた。
その毛布がないことに激怒。号泣。
なだめてもすかしても大粒の涙。
しゃくり上げまた吐くんやないか?というくらい泣く。父親も母親も受け付けず「あっち行け。今すぐ新しいのを買いに行け。」と、ひとり泣きながら眠りにつく。

夫も「気持ち分かるわー」と言っている。
「相棒を取り上げられた気持ちなんやろな」
毛布?と聞くと何やったかモノは忘れた。と。

私にもあったかな?
そういえば‥猫のぬいぐるみを大事にしていたのを思い出した。洗濯されて、もふもふの毛が縮んでしまったのを櫛で梳かして大事にしていた。
それなのに、お姉ちゃんとお母さんにからかわれて取り返したことを思い出した。
私にとってはあの猫のぬいぐるみがライナスの毛布だったのかな?

だれにでも相棒だったものがある ぬいぐるみとかもふもふ毛布

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