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【閑人閑話】『続ける・やめるの間に』を読んで

きっかけ

今日あるポストを目にした。

「続ける」「やめる」の間に、「手を抜く」「サボる」「間隔を延ばす」「休む」などのグラデーションがあるんだよなーとわかってからだいぶ楽になった。駅と街がいろいろある感じ。その時々で居心地の良い駅で降りて時間過ごすみたいな。

土門蘭 (@yorusube)さんのポスト

土門さんのグラデーションの用語の豊富さに、僕は驚いた。
自分は「休む」のが苦手意識があるのだが、それは「続ける」「やめる」の間のグラデーションの用語を「休む」しか意識していなかったからだと気付いたからだ。
「やめる」「休む」以外に、「手を抜く」「サボる」「間隔を伸ばす」などのグラデーション用語を増やすことで、気力を使い果たさずに、やることを楽しめるような気がした。


熱しやすく冷めにくい『真面目系』の僕らへ

あなたはどんな時に夢中になるだろうか?

僕は「わからないことがある」時だ。
人にも知識にも好奇心が強いので、人付き合いや学びの機会に喜んで飛び込む。相手が何を考えているかはわからないから面白いし。学びは次の疑問を運んできてくれる所が好きだ。

ではあなたが夢中になることの、温度や持続時間はどうだろうか?

  1. 高温×短い(熱しやすく冷めやすい:ミーハー系)

  2. 高温×長い(熱しやすく冷めにくい:真面目系)

  3. 低温×短い(熱しにくく冷めやすい:悟り系)

  4. 低温×長い(熱しにくく冷めにくい:ダウナー系)

自分は「2.の熱しやすく冷めにくい真面目系」だと思う。このタイプであることに誇りを持っているが、実は困ったことがある。前に進む情熱が強すぎて、休憩を取らず、よく身体や心が疲れ果ててしまうのだ。
日本人の仕事スタイルは割とこのタイプが多いんじゃないかな。(勝手な想像です)

体調不良は思考を変えるチャンス

仕事のスタンスも真面目なので、よく燃え尽きる。
今朝は体調が万全ではなく、眠くてやる気が出なかった。
納期が近いアウトプットがあったが、今の体調ではろくなアウトプットが作れないと思った。
何を諦めたのか、今日はアウトプットはいらない、インプットだけしようと決意してみた。(※本来はリカバリー相談をすべきである)
まずは、何の気なしにリラックマの画像をググり、ノートに落書きしてみた。周りが必死に画面にかじりついている中で、クマを書いている自分に心の中でニヤッとした。
次に、脳死でできるSchooのオンライン講座の視聴を始めた。目を閉じて耳を澄まし、面白いワードだけテキトーにメモって、小1時間過ごしてみた。最後に、オフィスでメガネの人の人数をぼんやりと数えていた。
気が付くと、眠気が吹き飛び気力が戻っていた。

なにが良かったのか、冒頭のポストを読んで悟った。
「やめる」「休む」以外の、グラデーションを実行したことで、飽きずに気力が回復したのだろう。
今日やったのは、「サボる」「関係ないことをする」「無意味なことをする」「脳死でなにかをやる」だ。

体調が悪いときは、いつもと違うやり方を模索する良い機会かもしれない。
仕事を楽しむのは、こういう寄り道の景色を楽しむことなのかもしれない。

まとめ

失敗の数は挑戦の数だと言われる。
だから、転びながら学んでいくことは、当然のことだと思っている。
ただ、健康のこととなると、常に傷跡が絶えないのは不都合なときもある。
健康において、傷を学びの証ととらえるか、枷ととらえるか。
嬉しいやら。苦しいやら。

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