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千字日記

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2019年10月の記事一覧

おれの中にある差別心について

おれの中にある差別心について

※スキ(ハートボタン)を押すと「インターネットあるある占い」が表示されるように設定してみました。是非試してみてください。  

◇ここから本文◇

小学校のときの特別学級にいた野暮ったい女がそのままおばさんになったような、化粧っ気がなくておっさんみたいな顔の、おそらくは軽度知的障害者の中年女性を最近外回り中によく見かける。

なんというか知的障害者の見た目は健常者のそれとかなり違うから、ぱっと見で

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女はリスクを選べるか

女はリスクを選べるか

本稿は(特に女性の)皆さんに、自分とその周囲のみならず女性全体(ここが大事)についての結婚や賃金に対する考えをお尋ねしたい、という趣旨であります。

それだけだと漠然としすぎるので、管見の範囲で既に主張されているいくつかのモデルについて列挙いたします。

1.男が頼り甲斐を見せて女をリードしたり扶養したりすべきである。/(ここから女性のデメリット)そのかわり、男女の賃金格差は受け入れるべきだ。多く

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合コン会費は男女6:4程度が望ましいのです(机ドォン

合コン会費は男女6:4程度が望ましいのです(机ドォン

タイトルの通りなんやが、それを語る前提として「男女の奢る/奢らない」論争にせよ「合コン会費」論争にせよ「お互いがそこそこ納得してるなら外野がアレコレ言わなくてええんちゃうの」と考えておるンだわ。

ところがどっこい「どちらかが(あるいは両方が)納得できない」ケースが頻出してるため、この手の話題は尽きないわけやね。

そこで、おれが独断により「(主に社会人)合コン会費比率は男女=6:4程度が望まし

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研ぐために研いでいる

研ぐために研いでいる

これはきっと本当に需要のない話なのですが、実は過去記事については投稿前はもちろん、投稿後も幾度となく細かいところを修正しているんですね。

「このへんが読みにくい、言い回しがくどい」などとひとりごちながらチマチマ修正する私の作業、きっと他人からすれば、ひたすらめんどくさいだけで実りの薄いものに思えるのではないでしょうか。

実際、読み手はまず気がつかないし、主旨自体はまるで変わらない、殆どどうでも

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「文体とは思想そのものである」

「文体とは思想そのものである」

ぼくはそこそこ長文を書き連ねてきたけれども、未だに一人称も文体も安定しないままなんですよね。

同じ記事の中では、そのあたりの「ゆらぎ」を嫌っているつもりではあるけれども、記事が変われば一人称も文体もコロコロ変わることがあります。これはなんとなく変えている/変わってしまうこともあれば、意図的に変えているときもあります。

お堅いテーマに対してシリアスな文章を書きたいときは、一人称「私」+文体「

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「狂ったやつら」にいやされる

「狂ったやつら」にいやされる

「美味しんぼ」のアニメ版がAmazonプライム・ビデオに入ってるからつい観ちゃうんだけど、海原雄山の大人気なさと頭のおかしさがめっちゃ好きなンだわ。

自分からウザ絡みしてるくせに、主人公・山岡士郎にちょっと言い返されただけでブチ切れて席を立つシーンとか「きっ、きたあああああああ!!!!きちがいだああああああああああああ!!!!!」などと毎回テンション上がってしまう。

山岡も山岡で実父である海

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「おもしろさ」とは何か

「おもしろさ」とは何か

「おもしろさとは何か?」とさまざまな者に問うたとき、その答えはきっと十人十色に分かれるだろう。

だが、その中で強く印象に残っているものは、学生時代に国語教師から聞かされた解釈だけだ。

「"おもしろさ"とは心が大きく動くことである。それはポジティブな感動に留まらない。ネガティブな動揺じみたものも含まれる。たとえば書き手や主人公の憤怒/悲哀/苦悶などからも読み手は共感や興味を得ることができる。言い

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