第220回 豊かな時間は意外と身近にあった
1、寝る前の特別な時間
子どもの寝かしつけは基本私の仕事。
しばらく前から絵本の読み聞かせの代わりに日本史と世界史の通史を話ししていたのですが、
とりあえず一通り話し終わったので、三国志とか戦国武将の話を思いつくままに話していましたが、
今週からまた読み聞かせになりました。
昨日は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』
今日は『アーサー王物語』を読みました。
2、東洋と西洋の偏り
事の発端は先週末に隣町の図書館に行った事でした。
最近は多賀城市というところに話題のTUTAYA図書館ができまして、
本の探しやすさはさており、オシャレな雰囲気に誘われてそこばかり行っていました。
ただ、子どもにはやはり使いづらいらしく、
別な市の図書館に行ってみたら、昔ながらの分類で探しやすいのか子どもたちがイキイキ本を選び始めたんですよ。
私もふと棚を眺めてみてふと思ったのは
子どもの頃に読んだ作品で読み返したいもの、つい読みそびれた作品でいつかは読んでみたいと思っていたものを
子どもの読み聞かせがてら読んでみようと。
特に私自身の幼い頃に読んだ本は東洋に偏っているので、冒頭に挙げたアーサー王物語も、北欧神話もシャルルマーニュも三銃士もドンキホーテすらちゃんと読んだことないんです。
三国志の呂布と陳宮の組み合わせの妙とか、戦国時代の武田信玄と長男義信の葛藤とかそれだけでも何時間も語れますが、円卓の騎士のエピソードは五分も話せません。
そのせいか指輪物語もハリーポッターもあれだけベストセラーになっているのにどうしても手が伸びないんですよね。
むしろ20才過ぎてからfateシリーズに触れて原典に興味をもったくらい。
子どもたちには洋の東西を問わず、幅広く物語の魅力を知ってほしいと思います。
3、いつまで続くかわからないから愛おしい
もう一度読みたい名作の方は、小学生に読ませたい名作シリーズで芥川とか太宰とかが並んでいたのでその辺りの短編をしばらく読んでみたいと思います。
蜘蛛の糸はわかりやすい話でしたし、なにより
昔の人っぽい言葉遣いが面白かった!
という感想が聞けました。
古典落語とかも喜んでくれそうです。
もう少し大きくなったら星新一のショートショートも興味をもってくれるかな。
ふつうは何年生くらいまで読み聞かせに付き合ってくれるものなのでしょうか。
私自身が豊かな時間を持てているようで、楽しみな習慣になってくれそうです。
読者の皆さんはもう一度読みたい名作と言われて思い浮かぶのはどんな作品ですか?
おススメがあれば是非コメントで教えてください。
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