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時間管理のマトリックス。

|| 「7つの習慣」から

世界的に有名な大ベストセラーである、スティーブン・R・コヴィー博士の名著「7つの習慣」で取り上げられているのが「時間管理のマトリックス」です。
Youtubeでも多くの配信者がこの本の要約動画を配信しています。
有名な方で言うと中田敦彦さんフェルミ漫画大学さんなど、分かりやすく解説されているし、漫画も発売されているので子供にもおすすめできます。
 

|| 時間の概念を考える

「あなたにとって ”時間” とは何ですか?」
こう問われた時に、どうあなたは答えますか。
ある人はただ流れるものと答えるでしょう。
またある人は思い出と答えるかもしれません。
学者は人間が作ったものと言うかもしれない。
わたしの恩師は命と答えました。
ちなみにわたしは人生だと思っています。
どれも正解で、答えは人の数だけあると思います。

ここで問うているのは、時間というものに対する価値観・概念です。
あなたが考えているその通りに、時間を使っている。
または、使いたいと努力していたり、思っているでしょう。
 

|| 時間管理という学問

時間というものの使い方は、ある一つの学問とも言えると思います。
しかしそういった生き方や人生に影響を及ぼすような勉強は、日本の学校では学べません。
だからこそよく受ける相談の中に「時間がない」「何からやれば良いかわからない」というものが非常に多いのだと思います。
今回はこの時間の考え方・使い方について的を絞ってお話して行こうと思います。
 

|| 時間管理のマトリックス

緊急度と重要度をかけ合わせて優先順位を見極め、生産性を向上させる手法が「時間管理のマトリックス」です。
物事やタスクの優先順位を判断する基準になるフレームワークがこちらの4つの枠(象限)に表されます。
 

 
横の軸は緊急性を表し、縦の軸は重要性を表します。
第1象限:緊急かつ重要(最優先)
第2象限:緊急ではないが重要(優先)
第3象限:緊急だが重要ではない
第4象限:緊急でも重要でもない

 

|| マトリックスを紐解く

人間というのは感情がある分、物事を「やりたい・やりたくない」「好き・嫌い」で優先順位を決めてしまう傾向があります。
分かりやすい例を挙げると、小さな虫歯ができてしまったものの歯医者が怖いから行かずにいたら、耐え難い痛みになって結局歯医者に飛び込むというパターン。
小さな虫歯の段階では痛みもないからと、行きたくないという感情を優先して後回しを選びました。
しかし、最終的に第1象限の緊急かつ重要事項になってしまったというもの。
未来を考えれば、まだ第2象限に近い間に備えをしておけば良かった事例…つまり、緊急ではないが重要なことと言えます。

ビジネスに当てはめてみましょう。
あるプロジェクトの企画を任され、プレゼンを1ヶ月後に控えている状況だとします。
計画性を持って進めて、このまま行けば満足のいくプレゼンができると思っていたところに、突然の社内トラブルで急遽対応に追われることになりました。
当然プロジェクトの企画に割ける時間が減り、残業が発生したり進捗が大幅に遅れることになります。
これは、緊急かつ重要なことを最優先しなければならないために起こる、よくある出来事でもあると思います。
 

|| フレームワークを活用する

時間管理のマトリックスを実際に自分の日常生活で活用する方法を簡単にまとめてみます。
これはわたし自身も5年間取り組んできたことで、このフレームワークのおかげで、気がついたら緊急ばかりということがなくなりました。
もちろん第1象限がゼロということはないですが、ほとんどの時間を第2象限で生きていて、心にゆとりのある状態を作れていると感じます。
 
①タスクを全て書き出す
(家事や日報などの日常のもの、突発的な予定、定期検診…)
②タスクに期限をつける
(習慣で行うもの、直近が期限のもの、まだ先のもの…)
③それぞれを4分類に分ける
(直近が期限のもの→第1/第3象限、習慣→第2象限…)
④手帳やスケジュールに書き込む
(色分けするとより良い)
 

|| 注意するポイント

ここで重要なのは、緊急だけど重要ではない第3象限は委任できる場合が多いということ。
そして日常的に無意識で習慣として行っていることというのは、案外重要ではないことも多かったりします。
さらに日本人に最も多いのは、第1象限に追われすぎた挙句、電池が切れたように無気力になったりストレス食いをする第4象限に走るケース
第1象限と第4象限はむしろセットという習慣を持っている人もよく見かけます。
これらに心当たりのある人は要注意です。
(脱出に悩んでいる方はコンサルティングの活用も視野に入れてみてくださいね。)
 

|| わたしの実践方法

わたしの時間管理マトリックスの実践方法についても参考に少し触れておきます。
わたしのスケジュール管理はアナログ式の手帳を使用しています。
マンスリーとウィークリーの両方あるタイプ。
わたしは愛用しているこだわりの手帳があることと、書くことが好きなのでこの方法を選んでいます。
今は沢山のアプリがありますし、自分に合ったツールを選ぶと良いと思います。

まずそもそもの話、わたしのスケジュールには仕事以外には第2象限のものしか入っていません
第1象限は突発的なものなので、発生した時にあらかじめ予定のあったものの変更をかけるという形になります。
わたしの中の基準を参考に書き出してみましょう。

第1象限:仕事、不動産・会計関連の突発的な連絡、緊急依頼の講義、病気
第2象限:朝活(勉強・筋トレ・ブログなど)、美容院、歯医者、読書、月1回のカフェ、習い事、研修への参加
 
月初のカフェ習慣は、その月の計画を練るために行っている第2象限。
毎月1回は東京か大阪へ出向いて参加する研修も、こういった時間管理もあれば経営や不動産投資に関するビジネス研修もあり、とても重要な学びの時間。
リフフレッシュメンテナンスの予定も、重要なこととして早めに予約をして計画に入れています。
ふと思い立って行動するということはあまりなく(ひょっこりできたフリーの時間には時々お出かけしたりもありますが)、半年先の研修の予定も決まっていることって多いのです。
 

|| 最後に

今回は時間管理術について書いてみましたが、いかがでしたか?
時間管理のマトリックス、人生をより豊かにするためにとても効果的な考え方だと思います。
ただ、「やりたいこと(夢)がありすぎる」場合に、そのやりたいこと自体にさえ優先順位を持たなければならない時が往々にしてあります。

わたしで言えばそれはコンサルティングの仕事であり、コーチの仕事であり、不動産事業であり、ここで配信して行くことであり…
でも一度に全てを同時進行でするのか、順位づけをして一つずつ取り組むのかで悩んでいる方も非常に多いですよね。
この部分においては、人それぞれ、どんな生き方をしたいかで取り組み方も考え方も変わってきます。
それを見つけることも、わたしのコンサルタントとしての仕事なので、困って抜け出せない時にはお気軽にDMでも送ってくださいね。
簡単なDM相談はいつでも無料で行っています。

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