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2021年5月の記事一覧
【roots】青年期 《12章》忘れた頃にやってくる
嬉しくて泣き出しそうな顔のまま花屋へ迎えに行った。ルビーが「どうしたの?」と心配そうに出てきた。
「ドレイク書房のドラゴンさんは、エイデンって言ってね。あのドラゴンだったんだ!!」
涙を目にいっぱい溜めて言った。
ルビーは物すごく驚いた様子を一瞬して「会えて良かったわね」と涙を手で拭いてくれた。
その様子を見て花屋のみんなが心配して出てきた。
「書いてる小説が上手くいくかもしれないんですって」とル
【roots】青年期 《九章》僕にとっても ルビーにとっても
「コーヒーの良い香りが部屋に漂ってホッとする」マグカップを鼻に近づけてボソッと呟いた。
3人でこの部屋にいる事を考えると不思議過ぎて笑い出してしまいそうだ。
「歳取ったな」とオーウェンが言った。
「君はライオンっぽいよ」と僕が言うとハハハと笑って「俺と君は親友なんだ。もうずっとずっとね」とオーウェンが優しい顔で僕を見て言った。
僕が頷くと。オーウェンは
「で、俺とルビーも友達だ」な!とルビーに言っ