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長編小説roots*season2

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長編小説rootsのseason2です。 また長い旅が始まります。season1が少年の成長物語だとするとseason2は見えない大切なものを確かに感じる物語です。
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#人生

【roots2】 《7章》安全な家・2

食卓を囲みながらディランの海からきつねの森で穴に落とされた話で盛り上がった。 みんなで笑…

月ノ羽音
3年前
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【roots2】 《7章》安全な家

オスカーはアリソンの所へと旅立って行った。 オーウェンはディランの荷物を自分の家に運び入…

月ノ羽音
3年前
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【roots2】 《6章》泣き虫オスカー*3

オスカーの様子を見てデイブは「オースティン頼んだよ。君しかいない」と言った。 「わかって…

月ノ羽音
3年前

【roots2】 《6章》泣き虫オスカー・2

次の日、出張していたオースティンも飛んで帰って来たので。今後どうするのが良いのか6人で話…

月ノ羽音
3年前
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【roots2】 《6章》泣き虫オスカー

明け方、聞いたこともない爆音で目が覚めた。 鳥たちが恐れおののいて鳴き騒ぐ声がする。 「何…

月ノ羽音
3年前
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【roots2】 《5章》前を向いて

「ただいま」ルビーが玄関を開けると靴が何足も並んでいた。デイブかトトトとやってきて嬉しそ…

月ノ羽音
3年前
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【roots2】 《4章》燃えた日

デイブは夜うなされる事があった。 あの日を夢に見ているのかもしれないとルビーは心配だった。 それにしても、今日は本当に苦しそう。 「デイブ、お茶でも飲む?」と起こした。 「あ…あぁ。ありがとう。頂こうかな」 ゆっくりと体を起こして温かいお茶を口にした。 「ごめんよ。起こしたんだね」 「夢が苦しそうだったわ」 「たまに見るんだ」 ルビーはデイブの両手を握ってため息をついた。 「まだ見えない…」 「ルビー。多分ね。僕は旅の途中で死の淵に来て…それに前を忘れていないんだ。色々が今ま

【roots2】 《2章》チェイス

デイブがテラスで外を眺めているとオスカーがやってきて隣に並んだ。 「またチェイスに会った…

月ノ羽音
3年前

【roots2】 《1章》旅の始まり

戻って来てから1か月が経ち、ルビーはオスカーの店で働き出した。同じ年頃のバイトさんと仲良…

月ノ羽音
3年前
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