匿名の仮面を被れば神に成れた。あらゆる事件や不祥事に首を突っ込み、罵詈雑言で当事者を汚した。痛め付けることに快感を覚え、また僕を崇める信者すらも現れた。止まらない共感、肯定の言葉が並ぶタイムラインは、高級なワインよりも心身を酔わせた。いつしか仮面を外せなくなり、本当の顔を失った。 4 朝比奈ケイスケ 2018年12月1日 21:01 【140字小説9】 #小説 #創作 #ショートショート #物語 #ショートストーリー #140字小説 #超ショートショート #ネット #140文字 #仮面 #140字 #素顔 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート