月とサファイヤやオパールのような人生

星は瞬き、冬の寒さは、吐く息を白くする
宇宙空間に星は揺らぎ、フラクタルな時を刻んでいる
f/１ゆらぎ。すべては、心地よい、宇宙から吹く風に
よりそって、朝日が白々と、地平線に、朝日が昇ろうとしている
月は、無慈悲な夜の女王だとすれば、
太陽は、父なる慈愛をこめて、我々をじっと
包み込むのだろうか
群青色の空に、かぎりなく満月に近い月
太陽が大気の色を、美しいグラデーションで染め上げようとするとき
お湯が沸く音が空間に響いて
今日のコーヒーをミルで引き
香ばしい匂いが、あたりに静かに広がる。
今日という日が、はじまった。