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収益化時代の作家戦略とは

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書籍化等の商業ベースに依存せず、自身のコンテンツでも収益化(マネタイズ)によって生計を立てられる作家戦略に参考となる記事を集めたマガジン
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マガジン紹介『収益化時代の作家戦略とは』

特に宣伝もしていないせいか、このマガジンの存在に注目以前に知られていないのかとも、今更ながら思った。なので、趣旨の説明を兼ねて紹介をさせていただきたい。 今まで自分自身も昨今、大きく変化している作家スタイルに関して書いてきたが、そのベースとなった記事や参考とした記事、その他にも参考になりそうなnoteの記事をまとめたマガジンとなる。 実際、noteでは有名無名、実績に問わず多くのクリエイター達が活動している。そして、有名無名に関わらず等しく収益が得る機会が存在している。

せめて反骨精神を持ってくれよ

 こんなことを裏で考えながら小説を書く人間は大変だなぁと思った。  世の中には小説教室に通ったり文芸学科に通ったりしてどうにか書こうとする人間もいるわけだからふしぎだ。宮部みゆきさんとかもまさにそうして出てきているわけだし。  とはいえ、教壇で小説をうまく書くコツは~とか説かれたり、あるいは自分の書いたものを教師に採点されたりとかしたら、ぼくなら机を蹴り飛ばして出ていきたくなるけど、そういう性質って作家とは関係ない領分の話なのかもしれないな。  その教師が作家であったり、あ

SunoAIで曲作り!『歌詞だけ後から変更/思い通りのメロディ作成』

お久しぶりです。一般商材系アカウントです。前回の投稿から1年以上経過しましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?私は最近は音楽生成AIの「SunoAI」を使用したミュージックビデオ作りにハマっております。↓これ 先日、SNSの商材系アカウントが細部グニャグニャの生成物をお出しして「超簡単!最新のAI使い方を解説!これさえあれば何でもプロ並みに作れる!」みたいな記事を書いてるのを見てムカついたのですが、久しぶりに何かnote書きたくなった私はsuno曲制作について超簡単!にまとめ

奇書が読みたいアライさんが選んだ変な本 2024

今年もやりました!奇書が読みたいアライさん(https://x.com/SF70687131)の選書フェア。 今年はアライさんの新刊、『このライトノベルが奇書い!』が発売されたこともあり、ライトノベル中心に選書していただきました。 ※去年のフェアの様子はこちら 去年は25冊選んでいただき、あっという間に売れてしまったので、今年は多めに選んでいただきました。また、会期中の途中に選書を追加していただきました。 フェア中の店内の様子はこのような感じでした。 そして気になるブック

ひとりの書店主として、伝えたいこと とうとう危惧していたことが現実になってしまった。

8月10日土曜日、とうとう危惧していたことが、現実になってしまった。 一人のお客様が、レジのところに来られ、 「先月7月29日に、お願いしていた本、入ってますか?」と言って尋ねて来られたのだ。 注文帳をめくると、7月29日の欄に「正体」染井為人著・光文社発刊 1冊と、スタッフTの字で書かれていた。光文社さんから取次への搬入日は、「7/31」と書かれている。 7/31から、今日8/10となると、取次で10日も止まっていることになる。  8/6  か、7日の時点で、本屋とし

PCの前で泣いてた弱小レイヤーが、マルシルに救われるまで。

これはコミケの2週間前、7月30日の私のサブアカウントでのツイート。 この数日前に撮影してもらったマルシルの写真がたくさん届いたので、1枚1枚確認していた時のこと。どのお写真も素敵だったんだけど、この写真の時になんとなく手が止まって、気づいたら年甲斐もなくPCの前で号泣してた。 そのとき私のサブアカウントに、思うままに書いたのが「いい写真だ、マルシルだ、マルシルがいるよ、受け入れられたい」だった。 自分でも気づいていなかった本音がぽろっと出てくることってたまにあるけど、

プレスリリースを公開します。

まず最初に、 拙作『カルトに厳しいギャル』をウィッシュリストに追加してください。 5/3に発売予定です。 ウィッシュリストに入れなくてはならない、理由はこれからお話しします。 これは非常に驚くべき事実であり、皆さまに伝えるのは心苦しくもあるのですが、 『カルトに厳しいギャル』をウィッシュリストに追加している人のうち、 実に100%の人々が『カルトに厳しいギャル』をウィッシュリストに追加しています。 つまりあなたも『カルトに厳しいギャル』をウィッシュリストに追加すること

KDPでアカウント停止されたけど、復活の呪文で蘇った話

1.KDPって何?  KDPはキンドルダイレクトパプリッシングの略で、電子書籍の直接販売です。  私は版権切れの小説をKDPして、アマゾンで電子書籍として配信しています。  1997年にライターデビューしてから27年、文筆業者として働いてきました。なにしろキャリアが長いので、地方文学賞を受賞してそれっきりとか、雑誌掲載の短編とか、依頼されて書いたけど出版社が倒産して本にならなかった小説とか、山ほどあるのです。 2.出版契約は解除している。  絶版書籍で電子書籍にもならなかっ

苦境の小説家が、この先を生き抜くすべとは。

ストレートエッジの三木です。 小説家を取り巻く状況も、一昔前に比べて相当厳しい時代になってきました。いくつか理由はあるのですが、まず、社会全体として賃上げ気運があり実際に最低賃金がアップされ、インフレによる物価高になっているにもかかわらず、作家の原稿料は上がっていないためです。 自分の記憶では、10年以上あがっておらず、基準単価は昔のままです。 社会全体の消費者物価指数的にはこの10年で120-150%は上がっています。 総務省|報道資料|2020年基準 消費者物価指

ストレートエッジの2023年総括

株式会社ストレートエッジの三木です。 弊社は主に作家のマネジメント業務、ならびにIPのプロデュース業務を行っております。『携わるクリエイターが創るIPを媒体に依存せず最大限に拡張し、多くの人々に知ってもらうこと』ことを目指し、業務をスタートしました。 設立は2016年4月。なんともう7年と8ヶ月が経ちまして、時の流れは早いもので……。サムネイルの画像は、設立ちょっとしてオフィスを初めて借りて引越し中の写真です。懐かしい……! 毎年この時期に一年間を総括しておりまして、今年

右肩下がりの出版市場で、小説家(ラノベ作家)はこの先、どうやって生きていく?

ストレートエッジの三木です。 2022年も四半期過ぎましたね! ぽかぽか陽気の春まっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今年のストレートエッジは、去年から仕込んできた企画やコンテンツをいよいよみなさまにお披露目できそうでして、ずっと水面下で頑張ってきた甲斐があったな……! と今更ながら実感しております。 さて、少し仰々しい記事タイトルをつけてしまったのですが、今回は『この先、小説家はどうやって生きていくか』について書きたいと思います。 まず相変わらずの出版不況

『ティアムーン帝国物語』がアニメ化したので、少しだけ「悪役令嬢モノ」の話

前置き秋アニメが始まりました。 まだあまりチェックできていないのですが、とりあえず『ミギとダリ』の映像化とか面白かったです。 そして、今期の悪役令嬢系アニメとしては、『私の推しは悪役令嬢』や『ティアムーン帝国物語』が始まってます。   『ティアムーン帝国物語』の概要 『ティアムーン帝国物語』の原作は、「小説家になろう」のラノベ。 「パンがなければ肉を食べればいいじゃない」とか言っていた主人公が、革命でギロチン死。 8年前にタイムリープして、今度は処刑されないように

¥100

【告発】正籬副会長の息子は本当に適切な副業許可を得たのか?

今回は、世間様というよりはNHK内を揺るがせているこの記事の件について深掘りします。 結論からいきます。「許可を得た」のが真実だとすれば、それこそが不正以外の何物でもありません。協会時代に番組関連本を出した事のある私からしても信じられない事です。 既に、秋の組合闘争でも各局で「副業」の恣意的な運用や協会上層部への忖度について議題に上がっていると聞きます。NHK職員からすれば、誰がどう見たって許可された前例が無い異常な事案なのです。 実は私の在職中から噂にはなっていました

AIを利用したイラスト作成!意外と直感的に使いやすいSegmentation

 こんにちは、一般イラストレーターです。StableDiffusion関連の新しい動きがあまり無いようですが、如何お過ごしでしょか?openposeの精度向上したDW openposeが登場したくらいですかね。  さて前回の更新で一年間毎月更新を達成しましたのでもうそろそろ良いかと思ったんですが、なんか複雑で面倒そうで放置してたcontrol netのsegmentationを試してみたところ、意外と直感的に塗れて結構使い易かったのでご紹介します。segmentationは