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【シリーズ】Think clearlyの読書メモ Day.5

仕事をしていると、社内で使っているシステムとかってありますよね。
私はホテル運営会社に勤務しているので、ホテルシステムを使っています。

また、ホテル宿泊料をマネジメントする部署にいた際は、
また別のマーケティングシステムを使っていました。

こういった技術を覚えることに時間が使われてしまうのでたまに、
「これって本当に必要なのかな」と感じることが多いです。

今回はそういった「テクノロジー」について触れた内容でした。

初めて読む方にも軽く紹介します。
このマガジンは私が現在読んでいる著書「Think clearly」の
読書メモです。

思考した部分も「サクッと」読めるようにアウトプット
していく記事にしていきます。詳しくは下記を閲覧してみてください。

それでは思考スタートです。

①8の要約「車の本当の平均速度」

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今回の章では「テクノロジーは本当に必要なものだけを使うようにしよう」
といった内容でした。

それを「私たちの車の本当の平均速度」から述べています。
これは元カトリック教神父の社会評論家イヴァン・イリイチが
算出した数字です。

年間走行距離÷年間走行距離ではなく
購入費を稼ぐ労働時間、保険料、維持費を稼ぐ時間、渋滞の時間、
罰金分を稼ぐための時間...などの様々な要素が絡んできます。

それをすべて含めると実質「平均時速6km」にしか過ぎない。
ということが分かったんです。

この現象に「反生産性」と名付けられています。
つまり、イヴァン・イリイチは

テクノロジーの多くは一見それによって時間とお金を節約できているように見えても、実際にかかたコストを計算してみたとたんに、その節約分など消えてしまう。

ということ述べているんです。

確かに世の中にはこういったテクノロジーで溢れています。
冒頭で述べた「社内で使うホテルシステム」も当てはまるかもしれません。

2. 悩んだ箇所「テクノロジーで溢れすぎていてどれが本当に必要なのかわからなくなる」

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イヴァン・イリイチの述べた反生産性は私たちの周りに溢れています。
社内システム以外にも、スマホアプリなんかもその例の1つです。

特に私はスマホに依存しているので、どれが本当に必要なものなのか
判断力が鈍っています。

テクノロジーは反ってコストになるということには大きく頷けます。
しかし、依存からの脱却は非常に困難です。この環境に満足している
「現状維持バイアス」に陥っているとも言えます。

「果たしてデトックスできるかな」と不安感を覚えながら読んでいました。
(現状維持バイアスについてはnote内の別記事で触れています)

3. 納得した箇所

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反生産性に関して、著者のロルフ・ドベリは「パワーポイント」にも
当てはまると述べています。

私が大学在学中の時は、プレゼンテーションを行うことが多い学部でした。
自分なりの企画を立案する、自分の意見をパワポで作成する、
就職活動で使う...たくさん触れてきました。

社会でも使いますよね。学生の時以上にリハーサルを重ね、時間管理し、
目につくようなアニメーションを挿入し、より面白いデザインにこだわる。
この間の利益って実質ゼロですよね。

生産性を向上させるために90年代に登場したソフトですが、
アプデにかかる時間、ファイルの整理や改良といった反生産的なソフトに
なりつつあります。

また、テクノロジーの登場の華やかさに惹かれるという面もあると思います。

切っても切れないテクノロジーばかりですが、
少しでも「反生産性の視点を持って生活してみよう」と意識を持つことでもだいぶ変わるんだろうなと感じました。

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