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東芝テックCVCのこと 記事まとめ

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私たちの日々の活動や出資情報、メンバーの思いなどをまとめています。東芝テックCVCに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです!
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#新規事業

協力的な空気を醸成する。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、人が集う理由とは?

『広がるCVCの輪。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、最近の変化とは』に引き続いてのインタビュー企画。 ですがその前に… 改めまして、東芝テックCVCでは、社内外にもっと自分たちの活動を知っていただきたいという想いから、PR・ブランディング活動の一環としてnoteで継続的に情報発信を行なっています。 手探り状態でスタートし、今でもいろいろと試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいますが、CVCを設立する企業が増え、最近ではCVC同士が交流する場で同じような課題や取り組み

広がるCVCの輪。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、最近の変化とは

近年、新規事業の創出や既存事業とのシナジーを目指してスタートアップへの投資を行なうCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)が様々な企業で立ち上がっています。さらに、企業や業種の枠組みを超えてCVC同士が情報交換や交流する機会も生まれ、私たちも各社CVCの熱量の高まりやコミュニティの輪が広がりつつあることを実感しています。 そこで今回は、国内最大のCVCコミュニティ運営やCVCとスタートアップに向けたコンサルティング、人材支援などを行なっているFIRST CVC株式会社

ココがポイント!「売らない店×ポップアップストア」の歩き方&ブランドに支持される理由

ここ数年、「体験」を提供することを目的とした実店舗「体験型ストア」や「ポップアップストア」が小売業界で注目を集めており、私たちのnoteでも海外のトレンド情報や有識者へのインタビュー記事を通じて様々な情報を発信してきました。 この度、国内で売らない店のパイオニア的存在であるb8ta Japanが、期間限定のポップアップストア「b8ta Pop-up Nagoya」を開催するということで、私たち東芝テック CVC note編集チームは体験型ストアとポップアップストアを同時に味

店舗変革プラットフォームを提供するスタートアップ企業に出資しました

2022年3月に総務省が発表した「人口推計」によると、日本の総人口は1億2,526万人と、前年3月に比べて65万人(0.52%)減少しています。今や、人口減少に伴う人手不足や採用コスト高騰は企業にとって避けられない課題です。 特に小売業の人手不足は深刻化しており、厚生労働省の「令和3年上半期雇用動向調査結果の概要」では、「卸売業、小売業」の産業別未充足求人数が195万7千人で最も求人ニーズが満たせていない産業とされています。さらに、職業別の産業別未充足求人数が最も多いのは「

災害時におけるドローンおよびRFID活用の可能性

2022年1月に開催された「国際防災・人道支援フォーラム2022」では、地球温暖化の影響で「洪水・土砂崩れなどの住民の生命に関わる自然災害の発生リスクが一層高まる」という懸念点が挙げられており、「国土交通白書2021」でも津波以外の水害被害額が2019年に統計開始以降最大の被害額を更新し、また大規模地震の発生確率も高まっているなど日本が大きな災害リスクに直面していることを指摘しています。 こうした災害リスクを背景に、地球温暖化対策や老朽化インフラの再整備、防災力の強化など様

”サステナブルファッション”にも貢献。「バーチャル試着」の取り組みをレポート!

アパレル業界でニーズが高まる、店舗の体験価値向上と環境負荷対策今、アパレル業界ではテクノロジーやデータを活用した店舗の体験価値向上に取り組む企業が増えています。また、大量生産・大量廃棄による環境負荷問題がSDGsの潮流もあいまって世界的な注目を集めており、アパレル業界全体での対応が求められています。 国内でも環境省が「サステナブルファッションの推進に関するホームページ」を立ち上げて、アパレル業界が与える環境負荷の定量的な分析や、対策に向けた具体的なアクションを紹介しています

飲食店のDXと集客支援サービスを提供するスタートアップ企業に出資しました

2021年9月30日、ようやく4回目の緊急事態宣言が解除されましたが、飲食店では人手不足やコスト削減など厳しい状況が続いています。そのような中で当社の顧客である飲食店の現場(店舗)でも、DXによる業務効率化・集客改善が急務の課題となっており、店舗全体のオペレーション改革へのニーズが高まっています。 私たち東芝テックは、この度、株式会社Bespoに出資をいたしました。 今から「ごはんを食べに行こう」「飲みに行こう」と思ってお店を検索した時、ネット予約は当日「TEL」や「×」

廃棄ロス問題を解決するダイナミックプライシングの可能性

小売の利益向上に貢献する「ダイナミックプライシング」商品・サービスの価格を需要と供給に応じて変動する「ダイナミックプライシング」が注目されています。 古くから航空業界やホテル業界では大型連休などの繁忙期に価格を上げ、逆に閑散期は価格を下げるダイナミックプライシングを取り入れたり、昼と深夜帯で変わる高速料金もダイナミックプライシングの一種です。 このようにダイナミックプライシング自体は目新しい仕組みではないのですが、近年、データやテクノロジーを活用することで、より柔軟で高精

単発アルバイトのマッチングサイトを提供するスタートアップ企業に出資しました

少子高齢化・労働人口減少に伴う人材獲得コスト上昇から、採用コスト削減が企業課題の一つとなっています。また、働き方改革によるビジネスパーソンの副業ニーズの増加、ギグワーカーの拡大による短時間労働者の増加など、求職者のライフスタイルも変化してきており、従来の求人サイトや人材派遣サービスを活用した採用だけでは、ワーカーや企業のニーズを全てカバーすることは難しくなってきています。 そのような中、新しい雇用/採用手段として空いた時間に気軽に働けるというスポットワーク(日雇いの直接雇用

アルバイトに特化した労務管理サービスを提供するHRテック企業に出資しました

小売店や飲食店などの店舗では、アルバイトなどの非正規雇用者の入社手続きや労務管理業務が多く発生します。しかし、店舗のIT環境が十分に整備されていなかったり、現場のITリテラシー不足が原因で、各種業務をアナログで行なっているケースも少なくありません。 実際に東芝テックのクライアントである小売・飲食・サービス業様も店舗の“人”に関する課題を抱えているケースが非常に多く、主にHRテック領域で店舗のDX化をサポートしていく必要があると感じています。 そのような背景から、私たち東芝

ダイナミックプライシングを実現するスタートアップ企業に出資しました

顧客ニーズが多様化する中で、需要と供給のバランスは常に変化し、市場における商品の適正価格は随時変動しています。 そのような背景から、ITやAIを活用して需要予測をしながら適正価格を決める「ダイナミックプライシング」があらゆる業界で徐々に浸透しつつあります。その流れはCOVID-19禍でさらに加速し、密を回避する施策の一つとしても期待されるようになり、「固定価格制」ではなく「変動価格制」を取り入れる企業が少しずつ増えています。 私たち東芝テックの注力領域の一つであるリテール

【後編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜相談する時は協業案がないとダメ?それよりも必要なのは〇〇

前回の記事では、スタートアップ企業の方とコンタクトを取るタイミングやきっかけについて投資担当メンバーに話を聞いてみました。今回はコンタクト時に知りたい情報や、スタートアップ企業とコミュニケーションを継続させる方法についてもう少し聞いてみます。 知りたいのは協業案よりも事業のことスタートアップ企業がCVCからの調達を検討している時に、「話をきいてくれるのだろうか」となかなか声を掛けにくいケースがあるかと思いますが、皆さんはどう思いますか? 吉村:興味はあるけれど、東芝テック

【前編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜どんなタイミング・方法でコミュニケーションをとっているの?

私たちは日々、新規事業創出に向けてスタートアップ企業を探索しているわけですが、スタートアップ企業の方からすると事業会社のCVC担当者に声をかけることは少しハードルが高いと感じる場合もあるようです。 「CVCにはどういうタイミングでコンタクトを取ればいいの?」 「協業案がなくても相談できるの?」 といった声も実際にチラホラと耳にします。 そこで今回は投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に、「どういうタイミングや方法でスタートアップ企業とコンタクトを取っているのか」「コンタ

継続的なコミュニケーションを大切に。投資先スタートアップと一緒に、裾野市長へご挨拶に伺いました

ドローンを活用した裾野市の3D地図が完成今年3月に実施した投資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトでは、裾野市御宿新田区及び岩波区でドローンを活用した測量を行いましたが、先日そのデータを用いた3D地図がついに完成しました。 TRJX(※)へ取り込み後の3D Map 今回はドローンで測量したデータに、静岡県が所有する3次元点群データを掛け合わせることで、通常の点群データよりも正確な位置を表せる非常に精度の高い地図を作成することができました。 数