英文法解説(金子書房)の関係代名詞の解説を読んでいたら発見したこと
英文法解説(江川泰一郎、金子書房)を読んでいておもしろい記述があった。
P75の関係代名詞についての解説欄
Give the flute to the one who/whom you think plays it best.
(君が最も優秀だと思う奏者にそのフルートをあげなさい)
について
“文法的にはwhoが正しいが、関係代名詞がthinkの目的語のように感じられるからwhomも使われる。Evans(Usage,p.556)などは”…either who or whom is acceptable to all except purist.”(やかましい文法家以外にとってはどちらでもよい)と言って、お手上げの格好である。
英語学習者にとって、正しいことと使用の現実、理屈と雰囲気(慣習)について考えされる記述になっている。
理屈は必要だけど、全てが理屈で処理しようとするとどうしてもうまくいかない部分はあるんだから、(文法家ではなく)学習者の立場で考えると、理屈と暗記と丸暗記は丁度良い具合を取らないと破綻する。
理屈!理屈!も良いんだけど、理屈が項目間で成立しない理屈になってませんか、と言いたい参考書やら授業もあるし
感覚!感覚!も良いけど、0を1にする段階で、そんなこといわれてもしんどいよなって思うし
暗記!暗記!も際限ないし、
良い塩梅にしたいけど、そういうツルっとしたプレーンな話って、本当に引きがないんで、そりゃ引きが重要な方は避けますよね
会ってみたら、参考書とか詐欺じゃん!て思うくらいプレーンな先生方多いこと多いこと
とんがってないと売れない、のはわかるけど、不利益被るのは読者(学習者)なんですよね…
むずかしいなぁ
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