渋滞と日常と

決まって混んでいる道がある

決まって混んでいる、のだ

決まって混んでいるのなら、通らなければよい
というわけだが、
いつも混んでいる

混んでいる道は混んでいる道で利点がある

なんとなく、車を走らせていると
あれやこれや考えが溢れてくる

なにかやりわすれたことだったり、
誰かに何か伝えなきゃいけないことだったり
家帰ってから何しなくてはいけないかだったり

あれやこれやが溢れてくる

どうにも注意力と記憶力が散漫な人間なので
あれやこれやを維持していられない
大体が零れ落ちる

赤信号でメモを取る
これで完璧だ

しかし、赤信号まで記憶が持たないのだ

その点、渋滞は良い
頭とメモ帳の距離が近い

思いつく→書く
思い出す→書く

渋滞は良い

運転もできるし
あれやこれや考えることもできるし
メモも取れる

いつも混んでいる道には
いつも車が多い


この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

サポート頂ければ幸いです。サポートはよりよい記事、よりよい教育研究、教育実践のために使わせていただきます。