渋滞と日常と
決まって混んでいる道がある
決まって混んでいる、のだ
決まって混んでいるのなら、通らなければよい
というわけだが、
いつも混んでいる
混んでいる道は混んでいる道で利点がある
なんとなく、車を走らせていると
あれやこれや考えが溢れてくる
なにかやりわすれたことだったり、
誰かに何か伝えなきゃいけないことだったり
家帰ってから何しなくてはいけないかだったり
あれやこれやが溢れてくる
どうにも注意力と記憶力が散漫な人間なので
あれやこれやを維持していられない
大体が零れ落ちる
赤信号でメモを取る
これで完璧だ
しかし、赤信号まで記憶が持たないのだ
その点、渋滞は良い
頭とメモ帳の距離が近い
思いつく→書く
思い出す→書く
渋滞は良い
運転もできるし
あれやこれや考えることもできるし
メモも取れる
いつも混んでいる道には
いつも車が多い
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