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嵐の5人が選曲。五者五様の音楽愛が光る「Listening Together」を聴いた。

Spotifyによるプレイリスト企画「Listening Together」。

昨日、嵐の5人がキュレーターとして選曲したプレイリストが公開された。

J-POPの抜本的なアップデートを目指した"Turning Up"、新しい時代における新しい表現を追求する「Rebornシリーズ」の楽曲に加え、それぞれのメンバーが5曲ずつセレクトしたワールド・ミュージックを追加した計31曲のプレイリストである。



まず、5人の選曲について共通して言えるのは、世界の音楽シーンを彩る最高峰のポップ・アンセムを選んでいることだ。

マイケル・ジャクソン、ザ・ビートルズ(共に、松本潤による選曲)といった、時代を超えて愛されるアーティストの楽曲もあれば、エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー、シーア(共に、相葉雅紀による選曲)、SZA&ジャスティン・ティンバーレイク(二宮和也による選曲)、ブルーノ・マーズ(大野智による選曲)など、現行の音楽シーンを代表するポップ・スターの楽曲もある。

J-POPシーンを主戦場として活動している嵐の5人だが、彼らの視線の先には、いつだって広大な世界のポップ・ミュージック・シーンが広がっている、という紛れもない事実がこのリストから読み取れる。


そして、個別のプレイリストを見ていくと、大野智と櫻井翔が、共に(おそらく青春期に聴いていたであろう)リンキン・パークの楽曲を選んでいるのが面白い。

ただ、2人が選曲している楽曲のテイストは大きく異なっていて、大野智は「絵を描く時(or 掃除をする時)などに、テンションを上げるために聴く曲」として、ハードなミクスチャー・ロック"Numb"、"BURN IT OUT"を、櫻井翔は「夕暮れ時に聴きたい曲」として、雄大なサウンドスケープが美しい"One More Light"を選んでいる。

また、松本潤は、「夜、ゆっくりと過ごしたい時にリラックスするための音楽」として、ブライアン・イーノによるアンビエント・ミュージック(17分超え!)を選んでいるし、

二宮和也は、「そんなに洋楽は詳しくない」と謙遜しつつも、しれっと、インディー・ロック界の雄・TWO DOOR CINEMA CLUBの楽曲をセレクトしている。

「踊り出したくなったり、歌い出したくなったりする5曲」として、名作映画『ゴーストバスターズ』の主題歌を選出している相葉雅紀のリストも最高だ。


総じて、5人それぞれの音楽観に触れることのできる、とても素晴らしい企画だと感じた。

このプレイリスト企画を入り口として、世界の音楽に興味を持つ人が増えたら、それは、とても素敵なことだと思う。



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