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短編小説

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普段noteでは日記ばかり書き散らかしていますが、時折人様の企画に乗っかって短編小説を書くようになりました。創作って、恥ずかしくて楽しい。
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#予備校生

【小説】もがいた足跡を照らして

【小説】もがいた足跡を照らして

無我夢中で雪玉を投げていた。
丸めては投げ、丸めては投げるモーションはまるで、重く粘ついた暗い沼からもがき出ようとしているみたいで。
どちらをしているのか、自分でもよくわからなくなってきた。

* * *

「なあ、雪積もってる」
しゅうちゃんが私のノートの端をつついて、言った。
「ふーん」
窓にかかるブラインドを少し上げて、私はまたノートに目を落とした。
「集中できてないんだろ」
彼はノート

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