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フルリモート勤務のホワイト企業へ転職後、確定拠出年金の運用成績に驚愕!

これまでの記事

【第1話】超絶ブラック企業でのパワハラから逃げたい一心から、投資の世界へ

【第2話】株式トレードへの参入が、地獄への第一歩だった。米国株のデイトレードで廃人同然に


〝経済的独立(FIRE)を実現し、ブラック企業を辞めるという夢〟がはかなくも砕け散り、この地獄(的な状況)から脱却する道はもう無いのだと半ばあきらめかけていた矢先に、一つの光明が差し込んできました。

それが、2020年の冬から発生した、新型コロナウィルスの蔓延です。

ウィルスの蔓延により発出された緊急事態宣言(外出禁止)を契機として、これまで遅々として普及しなかった在宅勤務(リモートワーク)がIT系のホワイトカラー(SE職等)を中心に急速に普及し始めたのです。

その光景を横目で睨みながら、私の中に一つの選択肢が頭をもたげてきました。それは、完全在宅勤務(フルリモート勤務)を導入する企業への転職活動です。

私ほこれまでの上司達から受けた壮絶パワハラの内容を改めて振り返ってみました。

(1)深夜23時から開催される会議 (2)同調圧力による無意味な残業
(3)上司よりも先に帰れない職場 (4)圧迫面談 (5)上司によるキャバクラ代の踏み倒し (6)アル中上司による(酒を飲みながらの)叱責

よく見ると、上記(1)〜(6)の要素は、定時で対面での(=出社を義務付けられた)勤務を前提に成立していることがわかります。

例えば(1)は、定時(勤務時間が9:00〜17:30)で出社を強要されている職場においては過大なストレスになります。

仮に18:00で(自分の)仕事が終わっている場合には、何もやることが無いにもかかわらず、会議出席のために23:00まで5時間もオフィスの中で残っていなければなりません。

しかも、会議が終わった時刻にはすでに時計の針が翌日になっており、真夜中に電車に乗って自宅まで帰ること(もしくは終電を逃して会社の床でざこ寝をすること)になります。

ところがこれが、フレックスタイムで在宅勤務の会社だったらどうなるでしょうか?

フレックスタイムでは、自分の裁量により働く時間を自由に決めることが可能です。そして、一般的には、フレックスタイムは始終業時間のみならず、勤務の途中にプライベートな時間を作る「分断勤務」(いわゆる、仕事を途中で抜けるイメージです)という働き方が認められています。

上記のケースにこの分断勤務を当てはめてみると、例えば次のような働き方が可能となります。

まず、仕事が終わった18:00に分断勤務にて一旦業務を終了します。(在宅勤務なので業務用PCの電源を落とすだけです)

次に業務開始するのは23:00なので、その間は(業務時間外であることから)何をしようと自由です。

18:00なので、プロ野球のシーズンであれば、DAZNにて好きなチームの試合を観戦しながら夕食を食べて、試合観戦後は入浴する時間も十分にあります。

そうしてゆったりと過ごしたのち、23:00にPCの電源を立ち上げて会議を開始し、1時間後の24:00にPCの電源を落としたら、(夕食も入浴もすませているので)あとは寝るだけです。もちろん通勤もありません。

いかがでしょうか?

フレックスタイムの在宅勤務であれば、このような23:00からの会議も、全くストレスにならないのです。

他の項目も同様です。

そもそも(5)は在宅勤務では起こり得ないことです。外出しないのですから、キャバクラどころか、居酒屋にさえ行く必要がありません。

(6)などは、酔っ払ってPCのモニター越しに説教している上司など、〝ただの馬鹿〟にしか見えないでしょう。もちろん、それなりの精神的なダメージは負うでしょうが、対面で面と向かって罵倒されることに比べればはるかにマシです。

ここから、一つの真実が浮かび上がってきます。

あらゆるパワハラは、対面で同じ空間を共有するからこそ成立する。

という厳然とした事実です。

私はこのことに気づいたことで、迷うことなく転職エージェントの扉を叩きました。

そして、現在のフルリモート(完全在宅)勤務を前提としたホワイト企業(しかも東証プライム上場の会社)に転職することに成功したのです。

転職先である現在の会社がいかに恵まれた環境にあるかは、今回の記事の趣旨からは外れますので、ご興味のある方は以下の記事を参考に読んでみてください。

参考記事:実際に転職した僕だから言える、あなたにフルリモート勤務の会社をお勧めする理由


話を本題に戻しましょう。

幸い、転職先のホワイト企業にも確定拠出年金制度があったことから、以前まで勤めていた某ブラック企業で積み立てていた残高をそのまま移管することができました。

時は2020年の後半、コロナショックで大暴落した株価も急速な戻りを見せ、アメリカ株をはじめとする全世界株式は活況を取り戻しているように見えました。

ただ、以前の経験した米国株のデイトレードの悪夢の印象が余りにも強烈で、株そのものに対するアレルギーが残っていたことから、自身では株式トレード(投資信託の積立も含む)に手を出すことはありませんでした。

とはいえ、流石に確定拠出年金を何もせずにほったらかしにしておくわけにもいきません。

興味はすっかり失せていましたが、仕方なく会社で勧められた全世界株式のインデックスファンドを積立対象銘柄として指定し、そのまま放置し続けていました。

それから、これまでのブラック企業での悲惨な体験が夢か幻だったのかと思えるほどの穏やかな日々が続く中で、いつしか心のゆとりも取り戻しつつあったある日の午後、郵便受に会社の確定拠出年金から封筒が届いているのに気が付きます。

「なんだろう…?」

封筒を破って中から取り出したのは、確定拠出年金の残高報告書でした。

そこに書いてある数字を一目見て、目が点になったのです。

「え!!!」


年金資産評価額:2,729,783円

運用金額:    1,975,457円

評価損益:    754,326円


私が驚いたのは、評価損益の金額そのものではありません。
その損益率の高さ(38.1%)でした。

あれほど苦労して(セミナーにまで通って)勉強した米国株のデイトレードでは損失を垂れ流し続けていたのに、同じ株式(私が確定拠出年金で選んだ投資信託は全世界株式に投資するファンドです)なのにこれほどまでに成績が違うのは何故なのだろう?

私はにわかにその数字(損益率)を信じることは出来ませんでした。

しかも、この確定拠出年金は、毎月定額で積立てたら、チャートさえ確認することなくそのままほったらかしのままここまで来たのです。

私がインデックスファンドというものに初めて興味を持ったのは、まさにその瞬間でした。

【第4話】なぜインデックスファンドは最強なのか? につづく


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