楽天銀行口座を給与/賞与/年金の受取口座に指定しない方が良い理由とは？

ツナギトレードコンサルティング

2020年9月6日 11:23

今回の記事は、楽天銀行に口座を開設した方向けに、給与/賞与/年金の受取口座に楽天銀行を指定しない方が良い理由について解説していきます。

楽天銀行を給与/賞与/年金の受取口座に指定して、実際に給与等を受け取ると、受け取った月の翌月の他行振込手数料が３回無料となります。

そこで、多くの方がブログやYouTubeにて、楽天銀行で給与/賞与/年金の受け取りをするよう勧めていますが、これは全くの間違いです。

そのように言い切れる理由は、３つあります。

一つ目は、わざわざそのようなこと（＝楽天銀行を給与/賞与/年金の受取口座にすること）をしなくても、下記の方法で、簡単に他行振込手数料の無料化（月３回）を達成することが出来てしまうからです。

参考記事：【裏技】楽天の公営競技を使って無料で楽天銀行のハッピープログラムのランクをVIPにする方法を解説します

上記の裏技を使えば、無料で楽天銀行での他行振込手数料を月に３回無料にする（＝ハッピープログラムでのランクをVIPにする）ことは簡単に出来ます。それであれば、わざわざ給与/賞与/年金の受取口座にすることは不要です。

二つ目の理由は、上記の〝楽天の公営競技を使った裏技でVIPになることで得られる月３回の他行振込手数料の無料化〟と、〝楽天銀行を給与/賞与/年金の受取口座にすることで得られる月３回の他行振込手数料の無料化〟は、両立しないからです。

楽天銀行で他行振込手数料を無料化できる最大の回数は月３回までで、上記の方法のどちらかで月３回の無料化を達成してしまったら、もう一方の方法をいくら実行しても、それ以上、他行振込手数料の無料化の回数が増えることはありません。

具体的な数字で説明します。ある人が、楽天の公営競技を使った裏技で、ハッピープログラムのランクをVIPにまですることができれば、翌月の他行振込手数料は、月３回無料となります。この人が、仮に、楽天銀行を給与/賞与/年金の受取口座にしたとしても、他行振込手数料の無料回数は、３回＋３回＝６回になることはありません。あくまで、上限回数の３回のままなのです。

このことは、楽天銀行のホームページにも以下のように記載されています。

ハッピープログラムなら他行振込手数料もお得になります。VIP、スーパーVIPの方なら一ヶ月で3回無料に！それ以外のステージの方も楽天銀行口座を給与/賞与/年金の受取口座に指定し、実際に「給与」や「年金」の受取があると、他行振込手数料が翌月3回無料になります。
※ 会員ステージに応じた特典回数と「給与/賞与/年金受取で翌月3回無料」での特典回数を比較して、多い方の回数のみ進呈させていただきます。

ハッピープログラム（楽天ポイント・手数料優遇）_楽天銀行

三つ目の理由は、楽天銀行以外のネットバンクの口座を併せて保有する場合に、そちらの（＝楽天銀行とは別のネットバンクの）口座を給与口座等の受取口座にした場合に優遇等がある場合は、そちらの優遇を適用した方が得になるからです。

例えば、代表的なネットバンクである住信SBIネット銀行では、給与受取をすることで、スマプロポイントが毎月30ポイント付与されます。スマプロポイントは500ポイント以上から1ポイント1円相当で現金に交換できることから、実質的に無料で毎月30円の現金を獲得していることになります。

もしあなたが楽天銀行と住信SBIネット銀行の両方の口座を保有しているのであれば、せっかくスマプロポイントを30ポイント取得できるチャンスがあるにもかかわらず、それをわざわざ何の特典も得られない楽天銀行での給与受け取りにしてしまうのは正直もったいないです。（もちろん、これは、楽天公営競技を使った裏技によるVIPへのランクアップがなされていることが前提の話です）

このように、楽天銀行での他行振込手数料の無料化（月３回）は、楽天の公営競技を使った裏技を使って達成する方が得策です。

つまり、楽天の公営競技による裏技が使える楽天銀行を給与受取口座に指定することはやめ、あえて別のネットバンクの口座を開設し、そちらで給与受取の特典を受ける方がはるかに経済合理的な行動だと言えるでしょう。

【裏技】e-SHINBUN BETを使って無料で楽天銀行のハッピープログラムのランクをスーパーVIPにする方法を解説します